一昨年末、新たに10種類のストーンが加わり、全29種類となった誕生石。それぞれが美しい輝きを携えた貴石ばかりです。
そもそも貴石は自然が生み出した神秘の存在。かつてのヨーロッパの王侯貴族たちは、そのパワーにあやかろうとさまざまな宝飾品に取り入れていました。そんな誕生石にスポットを当て、おすすめのジュエリーをお届けします。
本記事では、3月の誕生石であるアクアマリンのジュエリーを「ティファニー」、「ショーメ」、「TASAKI」、「マリーエレーヌ ドゥ タイヤック」からセレクトしました。
※参考:全国宝石卸商協同組合
マリー・アントワネットも虜にした“人魚の宝物”「アクアマリン」
ラテン語で“水”と“海”を意味する言葉が語源とされるアクアマリン。和名は「藍石」または「水宝石」です。まさに海の色を映したかのような澄み切った水色は、海に投じた途端に溶け込んでしまうと言われるほど。古くから“人魚の宝物”とも呼ばれ、古代ローマ時代には航海を安全に導き、旅の安全を約束する宝石として身につける人が多く、船乗り達の御守りとされてきました。
また、マリー・アントワネットがこよなく愛したという2つの宝石の1つであり、もう一方のダイヤモンドとの相性は抜群。ダイヤモンドの輝きがアクアマリンのクリアな色合いを最大限に高めてくれます。
■1:ティファニー|光の相乗効果が授ける圧倒的な存在感
スペイン語で“太陽”を意味する「ソル(sol)」にちなんで名付けられた「ティファニー ソレスト」。センターストーンを取り囲むようにセットされたダイヤモンドの輪が、まるで周囲を明るく照らす太陽の光を思わせるデザインです。
リングもペンダントも、ラウンドカットに仕立てられたアクアマリンの透明感が際立つよう工夫され、独特の涼やかな魅力を存分に楽しめます。
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■2:ショーメ|リズミカルに踊るペアシェイプのストーンが唯一無二!
「ジョゼフィーヌ」コレクション ロンド ディグレットは、ショーメのミューズである皇后ジョゼフィーヌのお気に入りであり、アイコニックなモチーフでもある“ペアシェイプ”を、ジョゼフィーヌらしい独創的で自由奔放さ溢れるスタイルでデザイン。
ペアシェイプのアクアマリンとダイヤモンドがアシメトリーに連ねられ、官能的な曲線を描くと共に繊細な優美さを発揮しています。
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■3:TASAKI|愛らしさとシャープな魅力が共存する誕生石ジュエリー
人気シリーズ「バランス クラス」のリングをデザインモチーフに、艶めくパールと各月の誕生石をあしらったペンダント。ストーンのセッティングをあえて正面ではなく横向きにすることでグラフィカルなフォルムを強調したデザインが個性的です。
甘さを宿したSAKURAゴールドとマリンブルーの組み合わせや、同じく“海”に縁のあるパールと並んだ姿が新鮮! オプションでチャーム部分に文字彫りを施すことができるほか、別売りのブレスレットチェーンも用意されています。
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■4:マリーエレーヌ ドゥ タイヤック|大粒ストーンのピュアなデザインに一目惚れ!
2005年に発表された「エリザベス T.」のピアスは、ブランドを代表する人気のジュエリー。3つの異なるシェイプにカットされた大粒のストーンが縦に連なり、動きに合わせて上品に揺れ動きます。
すべての石を爪留めせず、いちばん上のオーバルカットはシンプルな枠巻きに、それ以外はルースに直接穴を開けてパーツを付けた大胆とも言えるデザインは、清らかなアクアマリンの色合いと繊細なカッティングの魅力をダイレクトに味わえるのが魅力です。
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以上、3月の誕生石「アクアマリン」を使ったジュエリーをご紹介しました。
生命が息を吹き返す春。心洗われるようなブルーのアクアマリンは、心機一転したい方にぴったりです。また、コロナ禍を経て再び旅行のモチベーションが高まっている今、旅の御守りともされてきたアクアマリンのジュエリーをパートナーに選んでみてはいかがでしょうか?
※文中の表記はWG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、PT=プラチナを表しています。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
- EDIT&WRITING :
- 谷 花生