雑誌『Precious』12月号では、【横顔や後ろ姿にもセンシュアルなインパクトを「肌見せとジュエリー使い」】と題して、大人の社交スタイルを特集。

プレシャスキャリアは、華やぎシーンとビジネスの装いのバランスをどのようにとっているのでしょうか。

今回は、素敵なドレスアップスタイルが評判の経済キャスター・小谷真生子さんに、愛用アイテムとドレスアップ考をお伺いしました。

小谷真生子さん
経済キャスター
大学卒業後、日本航空を経て、報道キャスターに。テレビ朝日『ニュースステーション』などに出演、テレビ東京『WBS』で経済キャスターの地位を確立。BSテレビ東京『小谷真生子の地球大調査』に出演中。国際連合世界食糧計画WFP協会の理事を務める。

「キャリア」と「華やぎ」のバランス学

「ビジネスとリンクするのに黒基調の装いに小物で華やぎインパクトを添えて」(小谷さん)

コート_1,バッグ_1,靴_1,ネックレス_1,大人コーデ_1
黒のジャケットドレスは、1年ほど前に購入した「サンローラン」。マニッシュなジャケット風のデザインをそのまま一枚で着るデザインは、自分に緊張感を与えてくれるところを気に入っている。艶のあるバッグと靴で華やぎを高めて、「ブルガリ」『セルペンティ』のダイヤモンドウォッチとネックレスで、手元や顔周りを明るく照らす。「時計は、華やぎと重みを与えてくれるので、特に好きなファッションアイテム。シーンでの使い分けを楽しんでいます」と小谷さん。
小谷さんのコーディネート(すべて私物)

経済キャスターとして活躍する一方、会社を経営し、ビジネスを多角的に手掛けている小谷さん。

華やぎシーンの装いについて、「リゾートであればロングドレスも着ますが、東京での華やぎシーンはビジネスとつながりのある会食がほとんど。私に対して皆さんスーツのイメージを抱かれていますし、集まり自体もカチッとした会が多いので、仕事でのイメージと大きく変わらない、黒のスーツやワンピースで伺うことが多いです。そこにTPOに応じたバッグや靴、ジュエリーなどで輝きや遊びを加えています」と明快に自身のスタイルを語ります。

ミーティングの合間にお会いした取材時には、「ジル サンダー」のクールなシャツ&パンツを颯爽と着ていた小谷さん。会食用に今回披露してくださったジャケットドレスの装いもまた、知的でモダンなイメージが一貫していて素敵です。

シーンを問わず、日頃から「本物」をまとうようにしている、とも。若い頃は、報道の仕事ということもあり、ブランドのアイテムを自分から積極的には身につけることはなかったそうですが、ある時期から、本物の真価を実感するように。

「ただ、本当にいいものは服でもジュエリーでも、エネルギーともいえる“気”があるもの。身につけるときは、デザイナーや職人の方の“気”に見合うようなメイク、髪型、体型など、自分を高めつつ装うよう心掛けています」

ビジネスからかけ離れない落ち着きのある会食スタイルにも、洗練された華やぎが漂うのは、こうした心掛けにも大いに支えられているに違いありません。

【小谷さんのドレスアップを支えるキーアイテム】

●「トム フォード」の香りを愛用

香水_1
マニッシュさのなかに女性っぽさがあるバランスを気に入っている。香りのミックスもできるので、相手や場に合わせてアレンジも。「トム フォード」の香水(私物)

●バッグ1点、色を加えることも

バッグ_2
左の「ブルガリ」は、小ぶりサイズとゴールドハンドルがパーティ映えして重宝。右の『ケリーバッグ』はブラウンがかった赤が、黒などダークトーンの装いのときの差し色に。(どちらも私物)

●時計は大切な演出のツール

時計_1,高級時計_1
華やぎの席にはダイヤモンドの煌めきが際立つエレガントなものを身につけて。左は、文字盤にもクロコダイルが配された仕様に感嘆。右はブレスレット風に楽しめる。共に「エルメス」。(どちらも私物)

※紹介したアイテムはすべて私物です。各ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。

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PHOTO :
佐藤 彩
EDIT&WRITING :
長瀬裕起子、福本絵里香(Precious)