シャネルの「2024/25年秋冬 オートクチュール コレクション」が、2024年6月25日(火)に発表され、全46のルックが披露されました。
今回のコレクションの舞台に選ばれたのは、パリを代表する国立オペラ座。バレエ作品の『青列車』(1924年)や『ミューズを率いるアポロ』(1928年)の衣装を、かつてガブリエル シャネルが手がけたこともあるなど、メゾンとも縁の深い場所が会場となりました。
ショー自体も、そんな国立オペラ座へのオマージュを感じる、オートクチュールとオペラを調和させた世界観に。舞台の主人公となる歌姫や王女、花嫁たちを彷彿とさせる、ロマンティシズムを感じる羨望のルックが会場を華やかに彩りました。
ここからは、発表されたルックを厳選して振り返ります!
■メゾンのアイコニックな“ツイード”セットアップが多数!
コレクションの前半では、メゾンのコードに欠かせない“ツイード”のセットアップスタイルが多数披露されていたのが印象的。タッセルや煌めくカボション、花の刺繍などをあしらい、どこかロマンティックなムードが漂います。
■優美なペプラムデザインのジャケットスタイル
ふんわりぺプラムを用いたジャケットスタイルも、プリンセスのような華やかなムードを演出。ペールピンクのジャケットのペプラム部分には、ビーズ刺繍の優美な装飾が煌めいて。
■舞台衣装を彷彿とさせるバレエシルエット
バレエ公演を想起させるような、レオタードやチュチュ風のルックも印象的。かつてバレエ舞台の衣装を手がけたガブリエル シャネルへの敬意を感じさせるクリエイションのひとつです。
■王女のようなロングガウンやプリンセスドレスも…
ファーストルックを飾ったロングガウンをはじめ、王女のようなガウンスタイルが中盤にも登場し、まるで舞台を鑑賞しているような華麗な世界観を牽引。ラストには、ふんわりパフスリーブが印象的な圧巻のプリンセススタイルが、会場の視線を釘付けにしていました。
以上、シャネルの「2024/25年秋冬 オートクチュール コレクション」より、注目したいルックについて厳選してご紹介しました。類い稀なるメティエダール(芸術的な手仕事)を結集させた至高のクリエイションは、見ているだけで格別の高揚感をもたらしてくれます。
シャネルのオフィシャルサイトからは、ショーのムービーや披露された全ルックを楽しむことができますので、ぜひチェックしてみてください!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 池尾園子