ワイシャツを取り入れたコーディネートをまとめました。着こなしの幅が広い定番シャツをかっこ良く見せるためのテクニックをご紹介します。

レディース春のワイシャツコーデ


【1】グレーワイシャツ×ベージュスカート

【1】緑ワイシャツ×ベージュスカート
ディオール ファイン ジュエリーのリング・ディオール タイムピーシズの時計(クリスチャン ディオール)、シャツ(マディソンブルー ヘッドストア〈 マディソンブルー〉)、スカート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈 シクラス〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2017年

シャツ×スカートをアースカラーの濃淡でまとめて。ゴールドのリングを加えただけで、表情まで華やかになります。

【2】白ワイシャツ×黒パンツ×トレンチコート

【2】白ワイシャツ×黒パンツ×トレンチコート
ヴァレンティノのコート・シャツ・パンツ・ヴァレンティノガラヴァーニのバッグ・靴(ヴァレンティノ ジャパン)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious3月号』小学館、2017年

薄いシルクジョーゼットを重ねて、ステッチをかけた贅沢なトレンチコート。正統派トレンチのデザインを踏襲しつつ、しなやか素材でロング&リーンなシルエットが実現できるから、シャツをインしてマニッシュにまとめても、女らしさが香り立ちます。

【3】ピンク柄ワイシャツ

【3】ピンク柄ワイシャツ
ビーチシャツ(エルメスジャポン) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious4月号』小学館、2018年

鮮やかな色をまとう楽しさを満喫したい季節。美しいプリントが施されたシャツに身を包むだけで、思わず笑みがこぼれます。ピンク、イエロー、グリーンなど彩り豊かなコットンシャツは、1992年に登場したエルメスのシルクスカーフ『アマゾンの祭典』の絵柄を引用したもの。

【4】白ワイシャツ×レオパード柄パンツ×ジャケット

【4】白ワイシャツ×レオパード柄パンツ×ジャケット
ジャケット・シャツ・パンツ・ピアス・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

構築的なシェイプシルエットは、屈指の名品「バー」ジャケットがベース。白のコットンシルクオットマン素材で、春の日差しに映えるクリーンな一着が登場しました。上半身は白いシャツで品よく、ボトムはレオパード柄のひざ下丈ワイドパンツで遊ぶ。この意外性が、こなれ感の決め手です。

【5】水色ワイシャツ×ベージュパンツ

【5】水色ワイシャツ×ベージュパンツ
シャツ・スカート・ベルト(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ネックレス(シャンテクレール 東京店)、バングル・リング(ジョージ ジェンセン ジャパン)、バッグ(ブランドニュース〈メアリ オルターナ〉)、靴/オーダー価格(J.M. WESTON 青山店) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious4月号』小学館、2018年

白のピンストライプが施されたタイトスカートには、サイダーのように爽快なブルーシャツを取り入れて、おしゃれを更新。比翼シャツはゆったりとしたドルマンスリーブ、スカートにはフロントにラッフルが施され、きちんと感をキープしながらも、ほんのり旬が楽しめるデザインです。

【6】白ワイシャツ×ベージュタイトスカート

【6】白ワイシャツ×ベージュタイトスカート
靴(セルジオ ロッシ)、シャツ(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、スカート(エストネーション)、ピアス・ネックレス・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、時計(オメガ)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈ジュゼッペ ザノッティ〉) 撮影/宮本直孝 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

働く女性が信頼を寄せるセルジオ ロッシのスティレットヒールパンプス。人気の7.5㎝ヒールに昨年仲間入りしたポインテッドトウパンプスが、すでに新名品との呼び声高く、ファッションの目利きたちの熱い視線を集めています。絶対的な美しいフォルムと履き心地のよさに加えて、『sr1』コレクションの特徴である、フロントのシルバープレートが、足元にエッジの効いたセンスを光らせます。清潔感のある白シャツを主役にした、春の明るい装いにも自然になじみ、つま先までブライトアップして、全身の透明感がぐっと高まります。

【7】白ワイシャツ×デニムパンツ

【7】白ワイシャツ×デニムパンツ
靴『BB』¥92,000(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、バルバのシャツ¥29,000・セバスチャン ジョフリーモンフォールのバングル各¥33,000・スティーブン デュエックのリング¥74,000(ストラスブルゴ)、デニム¥26,500(アクネ ストゥディオズ)、ベルト/私物 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

うっとりと見惚れるほど美しいターコイズブルーのパンプスがあれば、白シャツとデニムのごくごくシンプルな着こなしも、ハッとするほど洗練されます。どこから見ても、女性の脚を完璧なほどに美しく形づくるパンプス『BB』には、「すべての女性はブリジット・バルドーのエレガントな歩き方を学ぶべき」というマノロ氏の想いが込められています。

【8】ストライプワイシャツ×ネイビーパンツ

【8】ストライプワイシャツ×ネイビーパンツ
コットンのシャツ・パンツ(コロネット〈アキラーノ・リモンディ〉)、バッグ(ドゥロワー 丸の内店〈イニス〉)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious5月号』小学館、2017年

ピッチの異なるストライプが今年らしいシャツ。一見シンプルでメンズライクなシルエットなのに、袖口に向かって広がるボリュームスリーブが、これまでにはない新鮮な表情に。白く大きなカフスがエレガンスをさらに強調してくれます。ネイビーのパンツに合わせて、爽やかな知的美人を演出しましょう。

【9】ストライプワイシャツ×スカート×ジャケット

【9】ストライプワイシャツ×スカート×ジャケット
ラルフ ローレン コレクションのジャケット・シャツ・スカート・ラルフ ローレンのバッグ(ラルフ ローレン)、ピアス・ネックレス(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

トラディショナルな紺ブレ風のテーラードジャケット。すっきりした細身ながら、ストレッチが程よくきいたウール素材で着心地がよく、フィット感が抜群。ストライプシャツとともに袖まくりをして、軽やかに着こなしましょう。キャメルのスエードスカートで、王道配色の上品なインパクトを演出したのもポイントです。

【10】白ワイシャツ×ミントグリーンパンツ

【10】白ワイシャツ×ミントグリーンパンツ
パンツ(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、シャツ(エーピー ストゥディオ・ニュウマン シンジュク〈エーピー ストゥディオ〉)、ネックレス(ボン マジック)、時計(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン・ゼニス)、バッグ(バーニーズ ニューヨーク〈フォンタナ ミラノ 1915 〉)、靴(J.M. WESTON 青山店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2017年

パンツは艶のあるシルクウール。ミントグリーンの爽やかな色が新鮮です。背中にボリュームをもたせた白シャツは、フロントのみボトムインして、もたつきを解消させましょう。靴とバッグは淡いベージュトーンでそろえて、上品にまとめるのが洗練のコツです。

【11】ストライプワイシャツ×ネイビーワイドパンツ

【11】ストライプワイシャツ×ネイビーワイドパンツ
シャツ・パンツ・ベルト・バッグ(マイケル・コース ジャパン〈マイケル・コース コレクション〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2017年

襟とカフスの白が目にまぶしい、クラシックなクレリックシャツ。トラッドはいつの時代も、清潔感や初々しさを表現してくれます。特にネイビーに注目が集まるこの夏は、大人のマリンスタイルのアップデートをおしゃれの優先課題にしてみては? ドレスシャツにワイドパンツをゆったりと合わせれば、はっきりとした配色のかわいさに、しなやかな女らしさが加わって、とびきり好感度がアップします。

【12】ブルーワイシャツ×白ワイドパンツ×ジャケット

【12】ブルーワイシャツ×白ワイドパンツ×ジャケット
ジャケット・シャツ・パンツ・リング・バッグ・靴(ランバン ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious3月号』小学館、2017年

落ち感があり、ブルゾン感覚ではおれるジャケット。深い黒、そしてゴールドボタンのダブルブレストでアメリカン・トラッドとは一線を画す、洗練された雰囲気はランバンならではです。白のワイドパンツを合わせて、しなやかさを取り入れるのも、ジャケットスタイルをアップデートさせる極意。

【13】白ワイシャツ×ベージュスカート×スカーフ

【13】白ワイシャツ×ベージュスカート×スカーフ
シャツ(アマン〈フィナモレ〉)、スカート(三喜商事〈マウリツィオ ペコラーロ〉)、シルクスカーフ『マハラニの庭』・バングル(エルメスジャポン)、サングラス(モスコット トウキョウ〈モスコット〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious3月号』小学館、2017年

ラフに巻いたスカーフや少しビッグサイズへとアップデートした白シャツ…上品なくずしが絶妙な装い。ベーシック派こそ、今っぽさには敏感でありましょう。

【14】イエローワイシャツ×スカート×コート

【14】イエローワイシャツ×スカート×コート
コート・バッグ・シャツ・スカート・ネックレス(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン) 撮影/下村一喜(UM) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

注目すべきは、肩の部分に手作業で染料をスプレーし、オフホワイトからピンクへとニュアンスをつけた美しいグラデーションのコート。さらに、裾と袖にメタルアイレットなどの装飾を配し、個性あふれる一着に。しなやかなカーフスエードならではの素材感を生かして、さっとはおる感覚で着こなしましょう。そして、シャツとバッグでイエローを取り入れて、全体を春らしいカラーパレットに!

【15】白ワイシャツ×ジャケット×スカーフ

【15】白ワイシャツ×ジャケット×スカーフ
ジャケット・シャツ(ラルフローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、スカーフ(アマン〈アルテア〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious3月号』小学館、2018年

まるでシャツのように、さらりとはおることができるラムスエードのサファリジャケット。ポケットやベルトなどオーセンティックなデザインに、冒険をこよなく愛するデザイナー、ラルフ・ローレンの美意識が宿ります。白シャツをレイヤードし、イエローのスカーフを巻けば、ジュエリーをせずとも、明るい光が放たれて。袖口を大胆にロールアップさせ、ベルトもサイドでキュッと結び、計算ずくの無造作を演出しましょう。