【目次】

「緑に合う色」は?


着回し幅を広げるために、まずは「緑に合う色」をご紹介します。緑は自然界に存在する親しみのある色なので、意外とどんなカラーともマッチするのが魅力。

迷ったら万能な「黒」を合わせて

 

緑の配色に悩んだとき、まず試したいのが万能な「黒」合わせ。見本のような鮮やかな緑や黄緑といったカラーとならぱきっとしたモダンな配色になり、くすみグリーンとなら上品さを上乗せすることができます。

「白」でクリーンさを演出

 

ぱっと明るい「白」を組み合わせることで、緑をクリーンに着こなして。鮮やかな緑とならカラーコントラストがしっかりついて程よくモードな印象に。深緑や薄い緑となら上品に、黄緑とならフレッシュさをアピールできます。

「グレー」でスタイリッシュさを獲得

 

白と黒の中間色である「グレー」を合わせれば、どんな色味の緑にもスタイリッシュさを添えることができます。見本のようにミントグリーンを合わせれば、ふんわりと柔らかな透明感を宿すことに成功。

「ベージュ」で上品さをトッピング

 

緑に柔らかな印象の「ベージュ」を合わせると、上品さをプラスすることができます。鮮やかなグリーンや深緑とならその品の良さが倍増して、黄緑やくすみグリーンとなら柔和でしなやかな印象がアップ。

「ブラウン」合わせでアースカラーコーデをつくる

 

緑と同じアースカラーである「ブラウン」を合わせることで、調和の取れた着こなしへ。ぱきっとしたブライトグリーンも、ブラウン合わせなら落ち着いた印象が醸せて大人らしく着地します。くすんだ緑となら、シックなムードが倍増。

「ネイビー/ブルー」で爽やかに

 

緑と青系カラーは類似色になるので、相性が良いです。「ネイビー/ブルー」を組み合わせ、爽やかにまとめましょう。見本のエイジレスなインフルエンサー、グレース・ガネムのように、ネイビーとなら大人らしく知的な印象になり、ブルーとなら軽快さを引き立てることができます。

「カーキ/グリーン」で洗練のワンカラーコーデへ

 

モスグリーンやカーキ、ブライトグリーンやミントグリーン… さまざまな色味がある「カーキ/グリーン」といった緑系カラーを合わせて、ワンカラーコーディネートにトライ。見本のように渋い色味でまとめれば、エレガンスを醸すことに成功。

「カラー」でキャッチーにきめて

 

配色によってはハードルの高いカラー×カラーコーディネート。自然界に存在する親近感のある緑と「カラー」の組み合わせならくどくなりません。思い思いのカラーを合わせ、緑の着回し幅を広げましょう。

「鮮やかな緑」を主役にして着映える


ここからは、緑の色味別にコーディネート実例をご紹介します。「鮮やかな緑」を主役にすれば、シンプルな着こなしも絵になること間違いなし。強い色味である鮮やかな緑を、バランスよくまとめる方法を伝授。

白Tシャツ×デニムパンツの王道ルックを新鮮に

 

白Tシャツとデニムパンツという慣れ親しんだ組み合わせは、デニムパンツの色を鮮やかな緑にすることで新鮮さを獲得。そこにカラフルなかごバッグを投入し、プレイフルに。ブラウンのレザーベルトとサンダルで穏やかに引き締めれば、品の良さを両立できます。

パイル生地のトップスで程よい抜け感を添えて

 

鮮やかな緑のトップスに、グレースラックスと幅広スクエアトゥの黒ローファーを合わせ、スタイリッシュに誘導。トップスが抜け感のあるパイル生地だからこそ、ちょうどよくカジュアルダウンされてこなれた印象に。

ブラウン小物合わせで上品にまとめる

 

さらっと一枚でコーディネートが完結する夏のワンピーススタイルは、鮮やかなグリーンを選んでぱっと華やいで。ブラウンのレザー小物を掛け合わせ、アースカラーの配色にすると落ち着いて上品な着こなしに。

アイボリーコートを重ねてまろやかに

 

発色の良いグリーンと微光沢感のある素材がキャッチーなセットアップを使って、着映え力を確保。フルレングスのアイボリーステンカラーコートを重ね、色のメリハリをプラス。手元にはマイクロミニサイズのくすみグリーンバッグを携え、奥行きを演出。

色と柄をミックスして遊び心を演出

 

ダイヤ柄の白黒トップスに鮮やかな緑コートを重ねてもトゥーマッチにならないのは、カジュアルで親しみやすいデニムパンツを合わせているから。ライトブルーなら、軽やかな印象をプラスすることに成功します。

「深緑」で大人らしさを演出


大人らしくまとめたいときには「深緑」をリコメンド。中でも黒や白、グレーといったモノトーンを合わせると深緑のノーブルなムードが高まり、シックに見せることができます。

ツヤのある深緑スカートで優雅に

 

凛とした深緑のサテンスカートを、黒で統一したジャケットとブーツで挟みシックな色合わせを意識。ジャケットをきゅっとベルトマークするとくびれが強調され、エレガンスが漂います。

フレッシュな白合わせでキレよく

 

落ち着いていて穏やかな印象の深緑パンツは、真っ白シャツを合わせることでキレよく着こなして。ライトベージュのショルダーバッグとブラウンシューズでニュアンスをプラスし、リズミカルに。

トップとボトムで明暗をつける

 

深緑のポロシャツと色味を揃えるべく、ジャケットはチャコールグレーを選んで引き締め効果を倍増。上半身を暗色でまとめたら、混じりけのない真っ白なパンツとパンプスを投入し、カラーコントラストを授けて。

鮮やかなイエロー合わせでモードな配色へ

 

黒トップスと深緑パンツの物静かな配色に、ブライトイエローのジャケットと小物を加えて色のメリハリをたっぷりとつけて。鮮度を感じる色合わせがモード感に直結。

「薄緑」ミントやくすみグリーンでこなれ感を獲得


ふんわりと柔らかな「薄緑」は、主張が強すぎず着回しやすいのが魅力のひとつ。ミントグリーンやくすみグリーンといったニュアンスカラーで、こなれ感を手に入れましょう。

ミント×ベージュ×ブラウンで柔和なオーラを醸す

 

優しげなミントグリーンのノースリーブワンピースで、レディを召し上がれ。深いVネックがシャープさを両立してくれます。淡いカラーのワンピースには、ベージュのバッグがお似合いです。サテン素材のブラウンパンプスで、優しく引き締め。

ワントーンで洒落感をアピール

 

ボタンのデザインがユニークなショートカーディガンで、カジュアルな着こなしに新鮮さをプラス。くすみグリーンのトップスに馴染むよう、デニムパンツはライトブルーをチョイス。小物はミントグリーンで統一しワントーンコーデを作ったら、仕上げにバッグのハンドルに鮮やかカラーのスカーフを巻いて色の強弱をオン。

黒合わせでシックにきめる

 

サテン素材とギャザーのディテールがフェミニンなベアトップは、くすみグリーンで清涼感を演出。そこに黒のパンツと小物を合わせ、シックな色合わせを意識。仕上げにシルバーのネックレスを投入すれば、涼感を上乗せすることに成功。

ふわっと淡く明るい色で透明感を獲得

 

アイシーなミントグリーンのブラウスに、ごく淡いトップグレーのスカートを合わせれば、透明感を獲得することができます。真っ白な小物で切れ味の良さをプラスすれば、間延びする心配もなし。

「黄緑」ならポジティブな雰囲気にまとまる


ライムグリーンなどの「黄緑」なら、ポジティブな印象を与えることができます。明るく華やかな印象はそのままに、大人らしさを両立するためのコーディネート術を解説します。

ベージュ合わせでしなやかに

 

ミニ丈がヘルシーなスカートは、黄緑を選んでチアフルな表情へ。そこにベージュのリブニットプルオーバーを合わせると、しなやかにまとまります。ニュアンスベージュのサンダルで色の統一感を作ったら、仕上げに黒バッグで引き締めぼんやりするのを防止。

明るいトーンの着こなしに辛口バッグを添えて

 

ライムグリーンのシャツとライトグレーパンツのワントーンコーディネートは、チェック柄のパンツを採用することでのっぺり見えるのを阻止。ほんのり辛口なレオパード柄バッグを加えれば、かりっと引き締まり良バランス。

黒とオレンジを合わせて力強い配色へ

 

黄緑をモードに着こなすなら、意志を感じるカラーを合わせてみて。トップスとパンツ、サンダルを黒で繋ぎつつ、アクセントとしてブライトオレンジのバッグをオン。

気張らないコットン素材がちょうどいい

 

オフショルダーのギャザートップスとフレアスカートのセットアップは、親近感のある黄緑を選びつつ、コットン素材なら気張らずにちょうどいいフェミニンに着地します。バッグは白をセレクトし、爽やかにまとめて。

PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香
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