誰もが憧れる、自信に満ちた雰囲気と力の抜けたかっこよさをまとう素敵な女性の着こなしには、実は、「肩掛け」のスタイルが溶け込んでいることにPrecious編集部は注目!
雑誌『Precious』8月号にて【今こそ、もっと自在に!「肩掛け」のエレガンス】と題し、こなれた大人の迫力と同時に、今の季節に好印象な涼やかさも叶えるこの着こなし、その秘められた美学を掘り下げました。
今回はその中から「シクラス」のジャケットの肩掛けスタイルと共にお届けします。
【For the Reception】立体感を描くジャケットが遠目にも映える華やぎを叶えて

極小のスパンコールが煌めく白のジャカードジャケットとタイトスカートのセットアップで、清々しく優雅に装って。ジャケットの肩掛けで、きちんとした印象から一歩進んだ余裕というオーラが生まれ、広い会場でも鮮やかな印象で着映える効果が。パールネックレスのレイヤードが華やぎを高めて。
スタイリスト大西真理子さんが解説!大人の余裕を醸し出す「肩掛け」スタイルの美学とは?
袖を通すことが一般的なジャケット類を、あえて「肩掛け」する着こなしは、一瞬で目を奪うインパクトや颯爽としたかっこよさが格別です。アイテムそのものにはなじみがあっても、着る人によって新たな命が吹き込まれたように鮮やかに際立つ、このスタイル。そのオーラを早くから先取りし、本誌で着こなしを提案してきたスタイリストの大西真理子さんは、その魅力について次のように語ります。
「自然な着崩しによって生まれる、こなれた表情が洗練をもたらすのだと思います。特に女性は、ジャケット下がノースリーブや短めスリーブのことが多いので、肩掛けをするとマニッシュなアウターとフェミニンなインナーのミックス感が際立ち、それが魅力的な意外性をもたらし、装う人を輝かせるのです。また、肩に掛けたアウターが立体的に揺れ動くことでセンシュアルなムードが生まれ、大人の余裕が醸し出されるところもこの着こなしの美学でしょう」
今の季節は、ジャケットをきちんと着ると暑いもののインナーのみでは肌寒く、体感温度の調整ができることもメリットに。また、袖を通さずともジャケットのフロントデザインできちんとした印象を保てることも、仕事をもつ女性にはうれしい利点です。
肩掛けによって、目立ってくる手首には、バングルや時計などを効かせることで、より大人の余裕が漂うように。今や肩掛けは、奥行きのある華やかさやゆとりあるリラックス感など、着る人の多面的な魅力を醸し出す着こなしテクニックになっているのです。とはいえ初めて挑戦するときには、ためらいも。
大西さんは「特別なものと考えずに、カーディガンをちょっと肩に掛けるような気持ちで楽しんでみては」とアドバイス。同時に、「本来はきちんと着るものを、着なくてもいい状況だから肩掛けにするのが、この着こなしのスタンス。場面を見極め、気負わず取り入れることが、大人のエレガンスです」。
〈雑誌『Precious』で人気を集めた、大西さんの「肩掛け」スタイルをプレイバック〉

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- ザ シークレットクロゼット 六本木店〈シクラス〉 TEL:03-6721-1155
- ポステレガント TEL:03-5738-8507
- TASAKI TEL:0120-111-446
- ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン TEL:0120-957-940
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- PHOTO :
- 曽根将樹(PEACE MONKEY)
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- 野田智子
- MODEL :
- 立野リカ(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 長瀬裕起子、遠藤智子(Precious)