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プロフィール

名前:ジーン・セバーグ(Jean Seberg)
出生地:アメリカ合衆国アイオワ州
生年月日:1938年11月13日
1957年、映画『ジャンヌ・ダーク』でスクリーンデビュー。翌年に出演した映画『悲しみよこんにちは』が高く評価され、ジーン・セバーグも瞬く間にスター女優の仲間入りを果たしています。劇中で披露したベリーショートのヘアスタイルは、役名にちなんで「セシルカット」と呼ばれ、世界的にも大流行しました。
その後、ジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』に主演したことで、トップ女優の地位を確固たるものに。
名女優として数多くの作品に出演する一方で、『勝手にしやがれ』以降は大きなヒット作には恵まれず、キャリアは徐々に下火に。さらに、人権問題や反戦運動といった政治的な活動に熱心で、一時はFBIの監視対象にもなるなど、波乱の日々を送ったことも知られています。
そして1979年、41歳という若さで死去。自ら命を絶ったとみられており、名女優が迎えた悲劇的な最期に多くのファンが衝撃を受けました。
2019年には、クリステン・スチュワート主演でジーン・セバーグの生涯を描いた作品『セバーグ』が公開されるなど、ヌーヴェルバーグの象徴として絶大な人気を誇った女優として、その注目度は今も衰えていません。
私生活では、3度の結婚を経験。1958年にフランスの弁護士で後に映画監督となったフランソワ・モレイユと結婚したものの、2年で離婚。1962年にフランスの作家で映画監督のロマン・ギャリーと結婚しましたが、1970年に離婚。1972年には、映画監督のデニス・ベリーと結婚しています。
「若いころ」「昔」の写真17選
まず、ジーン・セバーグの「若いころ」「昔」の写真をピックアップ。
1956年(18歳)

1957年(19歳)

1957年(19歳)映画『聖女ジャンヌ・ダーク』撮影時のポートレイト

1957年(19歳)空港にて

1957年(19歳)

1957年(19歳)故郷のマーシャルタウンにて

1957年(19歳)マーシャルタウンの自宅にて

1957年(19歳)故郷のマーシャルタウンにて

1957年(19歳)故郷のマーシャルタウンにて

1957年(19歳)フランスにて

1957年(19歳)フランスにて

1957年(19歳)映画『聖女ジャンヌ・ダルク』プレミア

1957年(19歳)映画『悲しみよこんにちは』撮影中

1957年(19歳)映画『聖女ジャンヌ・ダルク』プレミア

1958年(20歳)

1958年(20歳)

1958年(20歳)

「映画」代表作8選
ここからは、チェックしておきたいジーン・セバーグの代表出演「映画」をご紹介します。
『聖女ジャンヌ・ダーク』(1957年)

オットー・プレミンジャー監督。ジョージ・バーナード・ショーの戯曲『聖女ジョウン』が原作。出演は、リチャード・ウィドマークなど。ジーン・セバーグはジャンヌ・ダルク役を演じ、スクリーンデビューを飾った。
あらすじ:悪夢にうなされるフランス国王シャルル7世(リチャード・ウィドマーク)の枕元に、ジャンヌ・ダルク(ジーン・セバーグ)の亡霊が現れた。シャルルは、ジャンヌと初めて出会ったころに想いを馳せる。当時、神のお告げを聞いたという少女ジャンヌの言動は王太子だったシャルルをはじめ多くの人々に希望を与えたが…。
『悲しみよこんにちは』(1958年)

オットー・プレミンジャー監督。フランソワーズ・サガンの小説が原作。出演は、デヴィッド・ニーヴン、デボラ・カーなど。ジーン・セバーグはセシル役を演じた。
あらすじ:父レイモンド(デヴィッド・ニーヴン)とその恋人エルザ(ミレーヌ・ドモンジョ)と共に夏の避暑地を訪れたセシル(ジーン・セバーグ)のもとへ、亡くなった母の友人アンヌ(デボラ・カー)が訪ねてくる。美しいアンヌを慕っていたセシルだったが、母親のように口出しをするアンヌを疎ましく感じるようになっていった。さらに、アンヌが父との結婚を考えていることを知ったたセシルは…。
『勝手にしやがれ』(1960年)
ジャン=リュック・ゴダール監督。出演は、ジャン=ポール・ベルモンドなど。
あらすじ:自動車泥棒の常習犯ミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)は、追ってきた警官を殺害してしまい、逃亡の末パリに辿り着く。一文無しのミシェルは、アメリカ人留学生のパトリシア(ジーン・セバーグ)と行動を共にするように。しかし、ミシェルの罪を知ったパトリシアが警察に通報してしまい…。
『俺の墓標は立てるな』(1960年)

フィリップ・リーコック監督。ウィラード・モトレイの小説が原作。1949年に公開された映画『暗黒への転落』の続編にあたる作品。出演は、ジェイムズ・ダレン、シェリー・ウィンタースなど。
あらすじ:貧民街で育った青年ニック(ジェイムズ・ダレン)は、荒くれものだがピアノの才能を持っていた。ピアニストになるために紹介された人物の娘バーバラ(ジーン・セバーグ)と恋に落ちたニック。一方で、母ネリー(シェリー・ウィンタース)はニックの喧嘩の罰金を支払うためルイ(リカルド・モンタルバン)という男の言いなりなり、ヘロイン中毒にさせられていることがわかり…。
『リリス』(1964年)

ロバート・ロッセン監督。J・R・サラマンカの小説が原作。共演は、ウォーレン・ビーティ、ピーター・フォンダなど。この作品でジーン・セバーグはゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。
あらすじ:戦争帰還兵のヴィンセント(ウォーレン・ビーティ)は、精神病院で作業療法士見習いとして働くことになる。そこで総合失調症のリリス(ジーン・セバーグ)という患者に出会ったヴィンセント。美しく聡明で、妖艶な魅力のあるリリスに惹かれるヴィンセントだったが、青年患者のスティーヴン(ピーター・フォンダ)もまた、リリスに想いを寄せていた。
『ペンダラム』(1969年)

ジョージ・シェーファー監督。出演は、ジョージ・ペパード、リチャード・カイリーなど。
あらすじ:ワシントン署の優秀な警部フランク・マシューズ(ジョージ・ペパード)は、美しい妻アデーレ(ジーン・セバーグ)の浮気を疑っていたものの、確固たる証拠は掴めずにいた。ある夜、フランクが講演のため家を留守にしていた間に、アデーレとその浮気相手が自宅で殺害されてしまう。容疑者となってしまったフランクは、警察の追ってから逃げながら真犯人を突き止めようと奔走する。
『ペンチャー・ワゴン』(1969年)

ジョシュア・ローガン監督。ブロードウェイミュージカルを映画化した作品。出演は、クリント・イーストウッド、リー・マーヴィンなど。
あらすじ:ゴールド・ラッシュに湧くアメリカ西部。大酒飲みのベン(リー・マーヴィン)は、負傷しているところを助けたパードナー(クリント・イーストウッド)と共に金塊発掘のパートナーを組むことに。ところが、エリザベス(ジーン・セバーグ)という美しい女性が現れ、ふたりともが彼女を愛するようになってしまい…。
『殺し Kill!』(1971年)

ジーン・セバーグの2番目の夫であるロマン・ギャリー監督作。出演は、スティーブン・ボイド、ジェームズ・メイソンなど。
あらすじ:国際的な麻薬シンジケートを殲滅するため、任務を命じられた夫アレン(ジェームズ・メイソン)を追いかけ、エミリー(ジーン・セバーグ)はパキスタンを訪れる。到着早々に危険な目に遭遇したエミリーは、そこで夫についての衝撃的な秘密を知ることになる。
「元夫」の写真2選
生涯で3度の結婚をしているジーン・セバーグ。ここからは、「元夫」の写真をピックアップ。
1962年に結婚した2番目の夫ロマン・ギャリーと

1965年 映画『ロード・ジム』プレミア

「美貌遍歴」21選
次に、20代からの「美貌遍歴」をお届けします。可愛らしさと妖艶さ、世界中が恋した魅力が写真からも伝わってくるはず。
1960年(22歳)フランスにて

1960年(22歳)

1960年(22歳)

1963年(25歳)

1963年(25歳)映画『フレンチ・スタイルで』プレミア

1965年(27歳)

1965年(27歳)映画『その日その時』撮影中

1965年(27歳)映画『その日その時』撮影中

1965年(27歳)映画『その日その時』撮影中

1965年(27歳)映画『その日その時』撮影中

1966年(28歳)

1967年(29歳)映画『ペルーの鳥』撮影中

1967年(29歳)フランスにて

1967年(29歳)

1968年(30歳)

1969年(31歳)映画『ペンチャー・ワゴン』キャスト パーティー

1970年(32歳)

1970年(32歳)フランスにて

1970年(32歳)パリにて

1970年(32歳)パリにて

1970年(32歳)パリにて

「人生後半」の写真3選
『悲しみよこんにちは』『勝手にしやがれ』と、映画史に残る名作に出演。世界中を魅了した名女優の功績は、今もなお色褪せることなく輝き続けています。
1972年(34歳)映画『ラスト・タンゴ・イン・パリ』プレミア

1973年(35歳)

1975年(37歳)

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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images