軽く食事したいときは、ビタミンをたっぷり摂れるフルーツサンドがちょうどいいですよね。色とりどりの果物は見栄えもいいので、SNSでも話題沸騰中! また最近では、フルーツサンドを提供するカフェが増えています。昔ながらの喫茶店や老舗のフルーツパーラー以外でも食べられるのです!

フルーツサンドの具である果物は、産地や時期、さらにはカットの仕方によって、いろいろな味わいを楽しむことが可能。一体、どこのフルーツサンドが一番おいしいのでしょうか? 今回は、1日3回パンを口にし、パンの魅力を発信し続けているフードアナリスト・福地寧子さんに、いま食べるべきフルーツサンドの名店5店舗をご紹介いただきました。

甘くてふわっふわ、そしてジューシーでフォトジェニック。−−−−さまざまな表情を併せ持つ、フルーツサンドの世界へとご案内します。

■1:「銀座千疋屋」のフルーツサンド(銀座駅)

果物は、いちご、マスクメロン、りんご、黄桃、栗の甘露煮を使用。「フルーツサンド」¥1,080(税込)

創業120年を超える老舗果物店のフルーツサンドは、色味が映えるようにバランスよく配置されているので、まさにSNS映えする一品です。ふわふわっとした食パンにははさまれているのは、5種類のフルーツ。その時期に一番おいしい果物を使用しているので、ジューシーなおいしさを堪能することができます。

新鮮な果物にもあうように数種類をブレンドした独自の生クリームは、甘さ控えめでやわらかな口当たり。細かく刻まれた栗の甘露煮が、フルーツの風味をグッと引き立てています。銀座千疋屋オリジナルの、バラが散りばめられた青いデザインボックスに入ったフルーツサンドは、手土産にもぴったり。箱を開けた瞬間、思わず歓声が上がること間違いなしです!

■2:「資生堂パーラー」のフルーツサンド(銀座駅)

「岡山県産もんげーバナナ®︎のサンドウィッチ」¥1,890(税込)/ドリンクセット+570円

濃厚な甘さのあるバナナは、フルーツサンドによくあう果物のひとつですよね。そんなバナナにスポットを当てた極上のフルーツサンドが食べたくなったら、ぜひ銀座にある資生堂パーラーへ。

岡山県産の「もんげーバナナ®︎」を使用したフルーツサンドは、豊かな香りと独特のトロッとしたバナナの甘さが楽しめるのが魅力です。もっちりとした自家製パンと、やさしい甘さの生クリームとのマリアージュが楽しめます。

ちなみにもんげーとは、岡山地方で「ものすごい」を意味する方言のこと。古き伝統を守りながら、常に新たな食文化を発信する街・銀座で、思わず「もんげー!」と叫びたくなるおいしさです。

■3:「プチモンド」のフルーツサンド(赤羽駅)

この日は、いちご、パイナップル、メロン、バナナ、オレンジ、リンゴを使用。「フルーツサンド」¥750(税込)

朝から地元の人たちが行列を作る老舗店「プチモンド」のフルーツサンドは、口の中でほどよい食感が楽しめるように小さくカットされているので、大人から子供まで大人気。訪れる人の半数以上がオーダーする看板商品です。

戦前から創業する果物店の2代目店主の関元さんが、朝4時に自ら仕入れる果物を使用。注文を受けてからホイップされる生クリームは、ふんわりとした口どけとコクのある味わいが魅力。

フルーツサンドに入っている果物は、6〜7種類ほど。5月からは桃、夏は梨、秋はラフランスなど、季節ごとに変化するおいしさが楽しめます。一度食べるとノスタルジックなおいしさが忘れられず、何度も足を運びたくなりますよ。

■4:「ホットケーキパーラーFru-Full 赤坂店」のフルーツサンド(赤坂駅)

5月からはパイナップルが入ったサンドイッチに。「フルーツサンド」¥1,600(税込)

続いては、赤坂にある「ホットケーキパーラーFru-Full 赤坂店」のフルーツサンド。鮮やかで美しいカット面に目を奪われるこのお店のフルーツサンドは、断面の美しさにトコトンこだわったもの。

切った時の存在感を出すために、あえてゴロッとした大きさにカットされています。もちろんサンドした断面がきれいに見えるように果物と生クリームの配色バランスを考えるなど、すべてが計算された職人技の一品です。

いちごは、契約農家で栽培されたものを使用。旬の果物がこぼれそうなほどたっぷり入っているので、見た目も食べごたえも十分に満足するはず。口いっぱいに頬張りたくなる、ビジュアル系のフルーツサンドです。

■5:「256nicom」のフルーツサンド(新検見川駅) 

果物は、キウイ、いちご、ぶどう、デコポン、マンゴーを使用。「フルーツバスケット」¥1,300(税込)

最後は、都内からちょっと離れた千葉県のお店のフルーツサンド。スイーツのようなフルーツサンドをガッツリ食べたくなったら、「256nicom」一択! プレートの上に咲く花のように華やかにカットされたフルーツサンドは、5種類の果物をクリームではさんだフォトジェニックな一品です。

口の中にふわっと広がりながらも食べた時にムッチリと感じるクリームは、生クリームなどを独自にブレンドしたもの。果物はキウイを丸ごと1個使うなど、プレートにのせた時に「いちばんかわいいフルーツサンド」に見えるように、果物の断面やカラフルな色合いにもこだわっています。

ちなみにランチタイムは2部に分かれた予約制で、カレー・フルーツサンド・パフェの3皿をコース仕立てでいただくことができます。デフォルトのカレーからのフルーツサンドになるため、しっかりお腹をすかせてから挑みましょう!

サンドイッチ界のアイドル的な存在になりつつある「フルーツサンド」。果物がもつポテンシャルを最大限に引き出しつつ、店ごとの個性やこだわりが詰まったものばかりですね。慌ただしい日常からちょっと離れ、時にはスイーツとして、時にはおやつとして。ぜひ食べごろのフルーツがギッシリつまったフルーツサンドを、味わい深く召し上がってみてください!

福地寧子さん
フードアナリスト
(ふくち あやこ)1日3食、年間200軒以上のパンを食べ続けるフードアナリスト。パンをテーマに取材・執筆を行うほか、TBSテレビ「マツコの知らない世界」にも出演。パンに関する講演や情報本の監修、さらにはレシピの提案や商品開発なども行う。
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この記事の執筆者
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WRITING :
富田チヤコ