この秋、端正なヒールパンプスが戻ってきました。ほっそりと華奢なヒールがエレガンスの原点回帰へと誘い、履くだけで胸が高鳴り、背筋が伸びるような心意気を取り戻すのです。流行を超えて靴ブランドが極め続ける「ヒール」の美学に酔いしれたい。

雑誌『Precious』9月号では【「ヒール」に宿る、美しきエレガンス】と題して、アイコニックなスティレットからローヒールまで、羨望の立ち姿を演出する一足をご紹介しました。

本記事では、その中から「マノロ ブラニク」の靴『ハンギシ』をお届けします。

【Manolo Blahnik】履くたびに目覚める羨望パンプスの美人力!

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靴『ハンギシ』¥232,100[ヒール:9cm](ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)、シャツ¥68,200(edit&co.)、スカート¥112,200/参考価格(ザ・ウォール ショールーム〈ジア スタジオ〉)、ネックレス¥5,324,000(メシカ ジャパン)

煌めくビジューバックルと華奢なヒールで、人気映画のワンシーンを通して世界中の女性たちの心を虜にした“マノロ ブラニク”のパンプス『ハンギシ』。女心に魔法をかけるような美しい一足があれば、いつだってハイヒールの女に戻ることができる。きらりとメタルリングをあしらった、ヒールよりわずかに幅のあるトップリフトにも注目。安定感をもたらして。

ハイヒールは真のエレガンスを生き抜く、力強く、美しき装置

パンデミック以降、フラットシューズやスニーカーに傾いていた足元のおしゃれが、この秋、ようやくハイヒールのもたらすエレガンス回帰へと向かいつつあります。

華奢なヒールのシンプルを極めたシルエット、彫刻のようなフォルム、艶やかなレザー、そして細部に宿る職人の技と美意識…。たとえ日常がフラット靴の安楽さを求めても、私たちはハイヒールに足を入れた瞬間、隠れていた色香や、抑えていた胸のときめき、女性であることの喜びが静かに湧き上がるのを止めることができないのです。

ヒールは、今またエレガンスの真髄へと導くコンパス。そして、私たちに揺るぎない美意識と、自信と、品格を授ける“装置”のようなもの。まずは最愛最適な一足を見つけ出してほしい。凛と背筋を伸ばして街を歩けば、ひと足ごとに響くヒールの音が、軽く、美しくリズムを刻んで、心を晴れやかにしてくれるはずです。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
浅井佳代子
STYLIST :
三好 彩
HAIR MAKE :
福沢京子
MODEL :
立野リカ(Precious専属)
EDIT&WRITING :
藤田由美、喜多容子(Precious)