「ライカ」伝統の幕開けとなった初の量産型カメラ『ライカ I 』生誕100周年を記念した展覧会『ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀』開催
「ライカ」は今年、ブランド初となる量産35mm判カメラ『ライカ I』が誕生して100周年というアニバーサリーイヤーを迎えます。これを記念した展覧会『ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀』が、東京・青山のスパイラルガーデンで2025年10月18日(土)から開催されます。

展覧会では、エリザベス女王のために製作された『ライカM6』プロトタイプをはじめ、ピュリツァー賞を受賞した報道写真家・沢田教一氏が愛用していた『ライカM2』など、これまで製作された貴重な名機が一挙に大公開されます。さらに日本が世界に誇る写真界の巨匠・植田正治氏とシンガーソングライターで俳優の福山雅治氏による写真展など、「ライカ」の伝統とこれまでの写真文化を多角的に体感できる貴重な展覧会となります。
入場は無料ですが、事前の予約が必要となります。予約方法を含め、展覧会の見どころを詳しくご案内します。
エリザベス女王のために製作された『ライカM6』プロトタイプをはじめ、報道写真家・沢田教一氏が愛用していた『ライカM2』など貴重なマスターピースを大公開
「ライカ」の歴史の幕開けとなった量産35mm判カメラ『ライカ I 』がこの世に誕生して、今年で記念すべき100周年を迎えます。

「ここに決断を下す。リスクは覚悟の上だ」── この意欲的な言葉とともに起業家のエルンスト・ライツ2世(1871-1956)は35mm判カメラの量産に踏み切り、1925年、ドイツ・ライプツィヒで開催された春季見本市でブランド初となる量産型カメラ『ライカ I 』を発表。これを機に、写真文化の歴史に大きな変革がもたらされることとなります。
本展では、『ライカ I 』誕生の礎となった試作機『ウル・ライカ』をはじめ、プロトタイプ『ライカ0型』など、歴史上貴重なマスターピースを大公開。さらに、エリザベス女王のために製作された『ライカM6』プロトタイプに、「アップル」と「ライカ」が共同で製品開発した、世界に1台だけの『LEICA M for (RED)』など、名機のアーカイヴが一挙ラインナップされます。

さらに、日本が世界に誇る写真家として知られる、ピュリツァー賞を受賞した報道写真家・沢田教一氏が愛用していた『ライカM2』に加え、戦場でフォトグラファーの命を救ったカメラなど、歴史の1ページを捉えてきた唯一無二の名機も披露されます。
また、「ライカ」ファンにはたまらない、『ライカ I』誕生100周年を記念した特別限定モデル 『ライカM11 100 Years of Leica “TOKYO JAPAN”』(100台限定)も特別展示されます。
写真界の巨匠・植田正治氏とシンガーソングライターで俳優の福山雅治氏による写真展「Visual Conversation」開催

今回、世界を舞台に活躍された日本が誇る写真界の巨匠・植田正治氏と、生前、植田氏を師匠と仰ぎ、交流のあったシンガーソングライターで俳優の福山雅治氏による写真展も開催されます。
植田氏の独創的な世界に深い敬意を抱き、自らの写真表現を追い求め続ける福山氏と植田氏による、時代を超えて交差する二人のまなざしが出会う【初の二人展】となります。
「ライカ」に魅せられた二人による初の写真展に寄せられた熱いメッセージをお届けします。

「本展では ライカよりも大きい中判カメラによる作品が多い植田が『掌上、愛すべき珠玉のようなこのカメラで “美しきカメラにて優れた写真が得られる” という私だけのセオリーを信じながら』とその時々、ライカの愛機で軽やかにスナップ撮影を楽しみ制作した作品群の一部をご紹介します」植田正治事務所 増谷 寛

「止まっているものが動いているように見える
動いているものが止まっているように見える
今も昔も僕はライカに “撮らされて” いる
だが、この強制力こそが、自分の能力以上の写真体験へと導いてくれる
かつて植田正治先生が仰っていた『好きなものを好きなように撮る。精神のアマチュアでいたい』
僕は今日も、先生にもライカにもアマチュアでい続けています」 福山雅治
「ライカ」伝統の幕開けとなった名機『ライカ I 』誕生100周年を祝して開催される展覧会「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」は2025年10月18日(土)より、東京南青山のスパイラルガーデンにて開催されます。入場は無料ですが、事前予約が必要となります。入場予約、ならびにイベント詳細に関しては下記、公式サイトで事前にご確認ください。
『ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀』開催概要
会期:2025年10月18日(土)〜10月26日(日)
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)東京都港区南青山5-6-23
時間:11:00〜19:00
入場料:入場無料、事前予約制 ※予約開始は、2025年10月6日(月)15時より
※状況により会期・時間が変更になる場合があります。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 松野実江子(Precious.jp)