「此方人等」ってなんと読む?「こほうひとなど」ではないですよ!

明日、1月29日は『人口調査記念日』です。1872(明治7)年のこの日に、日本初の全国戸籍調査が行われたことに由来する記念日です。当時の日本の人口は3331万825人でしたが、その後増加し続けましたが、2008(平成20)~2010(平成22)年の1億2800万人超えをピークに、翌年からは年々減少傾向にあります。本日は「人」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「誰人」ってなんと読む?

「誰人」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「不定称の人代名詞。なんという人。どんな人。誰(だれ)」という意味です。

<使用例>

「どうも視線を感じるのですが、あそこに立っているのは誰人でしょうか?」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 誰人(たれびと) です。

「何人(なんぴと)」の類語ですね。
「何人(なんぴと)」の類語ですね。

文語的な言い回しですが、「誰(だれ)でしょう?」より「誰人(たれびと)でしょう?」と表現するほうが、冷静で知的なイメージになりますね。フォーマルな場などで使いこなしたい言葉です。

では、2問目にまいりましょう。

【問題2】「此方人等」ってなんと読む?

「此方人等」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「一人称の人代名詞に複数を表す接尾語「等」がついたもの。単数にも用いる。我々(われわれ)。我(われ)。自分」という意味で、現代では俗語的に用います。

<使用例>

「此方人等は、元気のいいのだけが取得なんで!」

かな4文字です。
かな4文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 此方人等(こちとら) です。

古くは「こっとら」「こっちとら」という言い回しも使いました。

「此方(こちら)」に「人」「等」が複合した言葉です。複数形を意味する「等(ら)」がついていますが、「此方人等(こちとら)」は、「自分は」という単数形としても使います。「自分たち」または「自分たちのような者=私」というようなイメージでしょうか。威勢のいい人が使う印象の言葉ですね。

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本日は、1月29日『人口調査記念日』にちなんで、「人」という字の入った日本語から、

・誰人(たれびと)

・此方人等(こちとら)

の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/東京新聞ホームページ/総務省統計局ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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ILLUSTRATION :
小出 真朱