【目次】

【「糖質ゼロの日」とは?10月4日になった由来】

2008(平成20)年9月、日本酒で初めて糖質ゼロの商品を発売した月桂冠株式会社(京都府京都市伏見区)が制定したのが「糖質ゼロの日」です。

■なぜ10月4日?

日付は、10月4日を「10(とう)」「4(しつ)」と読む語呂合わせから。

■制定の目的

後味がスッキリとして旨味のある日本酒「糖質ゼロ」は、健康を気遣う人だけでなく、超淡麗辛口で料理との相性を高める軽快な飲み口であることを、多くの人に知ってもらうことを目的に制定されました。


【そもそも「糖質」とは?炭水化物との違い】

■「糖質」とは?炭水化物のこと?

糖質とは、栄養学や食品表示では、炭水化物から食物繊維を除いた部分を指します。 砂糖に含まれるショ糖や、ご飯・パン・芋類などに含まれるでんぷんも糖質の一種です。

炭水化物は、栄養学や食品表示では「糖質」と「食物繊維」に分けられます。つまり、「糖質=炭水化物」ではなく、「糖質は炭水化物の一部」という関係です。糖質は、私たちの体の主要なエネルギー源になります。

ちなみに…「食物繊維」は小腸では消化されませんが、大腸に届いたあと腸内細菌によって発酵・分解され、粘膜細胞や全身のエネルギー源として一部吸収されます。かつて不要物とされたこともありましたが、現在は「腸内環境を整える重要な食品成分」と位置付けられ、「第6の栄養素」と呼ばれることも。


【「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」は同じではない】

■「糖類」とは?

食品表示上の「糖類」とは、ブドウ糖や果糖などの単糖類と、砂糖の主成分であるショ糖や乳糖などの二糖類を指します。糖アルコールは含みません。糖類は糖質の一部で、でんぷんや糖アルコールなどは、糖質には含まれますが糖類には含まれません。

■「糖質ゼロ」と「糖類ゼロ」の表示基準

「ゼロ」と表示されていても、その成分が微量に含まれている場合があります。

「糖類ゼロ」「無糖」「ノンシュガー」は、糖類を含まない旨の栄養強調表示です。食品100gあたり、一般に飲用に供する液状食品では100mLあたりの糖類が0.5g未満であれば表示できます。

糖質についても、栄養成分表示では、食品100gあたり、一般に飲用に供する液状食品では100mlあたりの含有量が0.5g未満であれば「0」と表示できます。月桂冠も、100mlあたりの糖質が0.5g未満であることを「糖質ゼロ」の表示条件として説明しています。

■「糖質ゼロ」と「無糖」「ノンシュガー」との違い

対象にしている「成分の範囲」が異なりますが、いずれも100g/ml中に0.5g/ml以下でないと表示できません。

・糖質ゼロ:糖質全体で0.5g/ml以下

・無糖:糖類が0.5g/ml以下

・ノンシュガー:糖類が0.5g/ml以下


【糖質ゼロなら太らない?知っておきたい注意点】

「糖質ゼロ」の食品や飲料は、食後の血糖値上昇を抑えやすく、体脂肪が蓄積しにくいとされています。

血糖値が急上昇すると(「血糖値スパイク」と呼ばれます)、インスリンが大量に分泌されて体脂肪がつきやすくなったり、インスリンの大量分泌後の反応性低血糖で強い眠気やだるさ、イライラを感じたり。また、血管が傷ついて生活習慣病のリスクが高まるなど、血糖値スパイクは健康面に悪影響を与えることが認知されるようになり、「糖質ゼロ」が注目されているのです。

とはいえ、ゼロカロリーであるとか、食べても太らない、という意味ではありません。体重管理では、糖質の量だけでなく、食事全体の摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスにも目を向けることが大切です。

■総カロリーを気にする

「糖質ゼロ」であっても、脂質やアルコールなどに由来するエネルギーが含まれる場合があります。たとえば、月桂冠「糖質・プリン体Wゼロ」の公式栄養成分表示では、100mL当たり74kcalとされています。糖質量に加えて、熱量も確認しましょう。

■表示単位と、実際に摂る量を確認する

「糖質ゼロ」と表示されていても、微量な糖質が積み重なれば安心できません。「糖質ゼロ」でも大量に摂取すればゼロではないということです。また、栄養成分表示が「100gあたり」「100mlあたり」「1包装あたり」のどれなのかを確認しましょう。100mlあたりの表示と、1本を飲んだときの摂取量は異なります。

■「食物繊維」を意識して摂る

糖質を気にして穀類や芋類などを極端に減らすと、食物繊維の摂取量も減る可能性があります。食物繊維は、穀類のほか、豆類、野菜類、きのこ類、海藻類などにも含まれます。食事全体のバランスを考えながら取り入れましょう。

■「栄養成分表示」も確認

商品を選ぶときは、栄養成分表示の熱量、脂質、炭水化物に加え、記載があれば糖質・糖類も確認しましょう。原材料名や「ゼロ」表示の注記も、合わせて読むとよいでしょう。

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「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」だけでなく、「脂質ゼロ」「カロリーゼロ」「プリン体ゼロ」「カフェインゼロ」「アルコールゼロ」など、現代の食品・飲料は「ゼロ表示流行り」です。かつては「オフ」という表示が一般的でしたが、確かに「オフ」より「ゼロ」のほうがインパクト大! しかし「ゼロ=本当にゼロ」ではないことを心にとめておいてください。何事も「過ぎたるはなお及ばざるが如し」! パッケージの言葉だけでなく、栄養成分表示や注記もしっかり確認していきましょう。

この記事の執筆者
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