意外と誤用の多い「琴線」という言葉、正しく理解している?
明日、10月7日は、バーコードが特許登録された日です。1952(昭和27)年のこの日、アメリカで、ふたりの大学院生が発明した、縞模様上の黒い線とその間の余白によって情報を識別する技術「バーコード」が特許登録され、その後、広い分野でこの技術が使われるようになりました。みなさまの日常生活でも、バーコードを使用するシーンは多いかと思います。70年以上も世界各国で使用されている技術を学生が発明した、というのは、夢がありますね。
ということで、本日は「線」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「琴線」ってなんと読む?
「琴線」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「楽器の琴(こと)の糸」「心の奥深くにある感情を事の糸にたとえて言った語」です。
<使用例>
「あのときのあなたの言葉が、どうやら、彼の心の琴線に触れたらしいわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 琴線(きんせん) です。
「木琴(もっきん)」「鉄琴(てっきん)」などでも使う音読みですね。正解できたでしょうか?「心の奥の感情」という意味で使う場合は、「琴線に触れる」で慣用句となります。これを踏まえて2問目にまいりましょう。
【問題2】慣用句「琴線に触れる」ってどう使う?
慣用句「琴線に触れる」を使えるのは、どのような感情に対してでしょうか? 以下の選択肢の中から正しいものを選んでください。
1:感動・共鳴しやすい感情
2:怒り・不愉快の感情
3:悲嘆の感情
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:感動・共鳴しやすい感情 です。
昨今、「逆鱗(げきりん)に触れる」との混乱か、「琴線に触れる」を「怒りを買う・不愉快にさせる」という意味とカン違いする例が増えているようです。しかし「琴線」とたとえる感情は「心の奥の感動・共鳴しやすい感情」です。美しいものや立派なものなどに感動したとき、「琴線に触れるほどの絶景だった」「琴線に触れる行動を目撃し、触発された」というような使い方をします。1問目の例文にある「彼の心の琴線に触れた」は、「彼を感動させた」「彼の心を、いい意味で共鳴させた」という意味で、「彼を怒らせた」という意味ではありません。辞書でも、誤用についての注釈が掲載されていたりしますので、正しく覚えましょう。
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本日は、10月7日、バーコードが特許登録された日にちなんで、「線」という字の入った日本語から、
・琴線(きんせん)
を取り上げ、読み方や意味、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本経済新聞ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















