大人に必要なのは艶と透け感。「老けるファンデーションの選び方」をしていませんか?

肌欠点を隠す努力をするほどに、老けて見えるのはなぜでしょうか? 原因はおそらく3つ。ファンデーションを最新のものにアップデートしていないか、塗り方が間違っているか、カバーしたいがために、あれもこれも塗り重ねたのが仇になり、厚塗りマット肌になっている、か…。

進化形ファンデーションでマイナス7歳肌を実現するには?

ベースメイクは「何も塗ってないように見える、若々しい印象」になるのが理想。どのブランドもこれを目指してファンデーションを開発し、日進月歩しているのだから、最新のものを使わないのはもったいないこと。

選び方で何が間違っているのか、新作のなかでもどれを使うべきか、賢者に指導してもらいつつ、正しい塗り方、サポートアイテムの正しい合わせ方を学び直し、-7歳肌へと若返りましょう!

これだけファンデーションが進化しているにもかかわらず、〝素肌よりも老けて見えるベースメイク〞をしている人はまだまだ多い様子。まず見直すべきは、アイテムの選び方です。使ってはいけないもの、そして何を使うべきか、美容賢者の意見を聞いてみました。

老けない最新ファンデーションの「選び方」とは?美容賢者3人に質問!

【回答してくれた美容賢者は…】近藤須雅子さん(ビューティ エディター)、松澤章子さん(ビューティ ディレクター)、野毛まゆりさん(美容愛好家)

──ファンデーションの感触は好みが分かれるところですが、最も老ける選び方といえるのが、やや固めのファンデーションじゃないとシミや色ムラはカバーできない、という固定観念。これに囚われている人がいまだに多いと思うのですが…。
野毛さん(以下、野毛)塗りたてはシミも隠れてキレイですが、表情の動きについてこれずひび割れ状態に…。
素肌よりもシワが目立って怖い。
──でも厚塗りになるファンデーションは減っているのでは?
近藤さん(以下、近藤)実は今、若い子の間では、毛穴のないドール肌が流行っていて、あえて厚塗りになる
ファンデーションの人気が復活しているのよ。若い子は肌がピーンと張っているからキレイにつくし、もち
もいい。でも大人肌はかえってシワや乾燥が強調されがちです。
──ほかには粉っぽく白浮きしている人も目につきます。色白願望があるせいか、無意識のうちに明るめの色を選択しているのでしょうか…。
松澤さん(以下、松澤)それだけではなく、パウダリーを何度もつけ直している、もしくは仕上げのフェースパウダーを目一杯重ねているのかも。これもマットな白肌の原因ですね。
──せっかく時間をかけてベースメイクをしても若々しく見えない、というのは残念ですよね。
松澤 まずはファンデーション選びの見直しが必要ね。光反射効果やピグメントを駆使してトラブルをカバーする最新形を選ぶべき。
近藤 昨年までもてはやされていた〝すっぴん風美肌をつくる〞と謳われていたファンデーションは、私たち世代にはカバー力が物足りなかったけれど、今季のものはカバー力は申し分なし。特にクッションコンパクトのカバー効果は秀逸よね。
──今季は、本当に透けてしまう薄づきではなく、〝透け感を偽装し薄づきに見せる〞高度なワザを搭載したものがありますね。これならくすみ補正の下地はいらないですか?
野毛 くすみや色ムラを消すための色つき下地はもはや必要ないでしょう。粉体やピグメントが進化しているのだから、色補正もファンデーションにまかせていいのでは?個人的には密着を高めることを目的とした透明下地で十分だと思う。
近藤 くすんでようが、乾いていようが仕上がりが左右されないものを使えば、アレコレ重ねる必要がないし、時短メイクにもつながります!

ファンデーション&下地の選び方のNG例

  • 【NG】シミ隠しのために固いテクスチャーで厚塗りシミが消えてもキメが潰れてマットな肌に。さらに表情の動きについてこれず、メイクくずれが激しいのも難点。
  • 【NG】色白に見せたくて明るい色を選び白浮き顔に粉っぽい仕上がりに見えるばかりか、顔だけが妙に浮き上がって見えて、不自然に大きく見えてしまう。
  • 【NG】ピンクみが強い下地を使うと滑稽な赤ら顔に血行のよいイキイキとした肌に仕上がる、と思い込み、ピンクの強い下地を仕込むと不自然な赤黒い顔に見える。

【老けないファンデーション1】クッションコンパクト2選

では、実際に選ぶべきアイテムは? 忙しい朝でも時間や手間をかけずにマイナス7歳肌を実現する、賢者が選んだファンデーションを紹介していきます。まずは「クッションコンパクト」から。

カバー力、質感が向上し、クッションコンパクトが定番化。長所はみずみずしさ!生っぽさとカバー力を両立

──これまでは、手抜きのためのファンデーション、もしくはリタッチ用のサブアイテム扱いだったクッションコンパクト。便利だけれど、カバー力が物足りない…という声も多かったですが、今季はハイブランドからも登場して大躍進。ファンデーションの新たなジャンルとして定番化しましたね。
近藤 なんといってもカバー力が上がったのが認知度を高めた理由。特に〝クレ・ド・ポー ボーテ〞の自然なカバー効果は圧巻。レーザー後の赤みが消えたうえに、仕上がりはまるで素肌のよう。
──スキンケア成分を閉じ込めやすい形状であることも、クッションコンパクトの利点ですね。
松澤 艶と潤いと透明感にあふれたセカンドスキンというべき自然な膜感がつくれる、その代表格が〝シャネル〞の『ヴィタルミエール グロウ』。光の効果で小ジワや毛穴の影をカムフラージュする機能と、メイクもち
を高める機能があり、輝く若々しい化粧膜で、長時間ラッピングしてくれるんです。
上から/ヴィタルミエール グロウ 全6色 SPF15 ¥6,900(シャネル)、クレ・ド・ポー ボーテタンクッションエクラ 全6色 SPF25・PA+++ ¥9,000(資生堂インターナショナル)

■1:濃密な艶の膜で覆い、カサつきがみるみる消える「シャネル ヴィタルミエール グロウ」

疲れやストレスによる小ジワやくすみを、最新の光コントロール技術で払拭するのが得意。またパワフルな潤い効果とラッピング効果を備えているので、リッチな保湿力を夜まで実感できる。「さすが光のスペシャリスト。肌を輝きと潤いでラッピングし、美肌に一新してくれます」(松澤さん)

■2:ハリを生む成分入りで、夕方までほうれい線が目立たない「資生堂インターナショナル クレ・ド・ポー ボーテタンクッションエクラ」

みずみずしいエッセンスのような感触の薄膜なのにカバー効果が秀逸で、艶のある美しい素肌ように装えるのが魅力。最先端のスキンケア成分を投入し、使ううちにハリのある肌へと整える効果も。「レーザー後の赤みもきっちりカバー。艶とハリがアップし、晴れやかな肌に」(近藤さん)


【老けないファンデーション2】リキッド&クリームタイプ2選

続いてリキッド&クリームタイプの、マイナス7歳肌ファンデ―ションをご紹介します。

ハイカバーなのに厚塗りに見えない!シミを隠して艶も高まる、グロウタイプの理想形が誕生

──すっぴん風ベースメイクが流行ったことで、薄づきであることがなによりも重要で、カバー効果は二の
次でよし、とされていた風潮が何年か続いていましたね。
野毛 でも肌トラブルが目立つ世代には物足りなく、コンシーラーが手放せない人が多かった。けれども今季のリキッド&クリームタイプは粉体技術が飛躍的に向上。カバー効果はコンシーラー並みなのに、薄塗り風に見せる各社の工夫がスゴい。
──なかでも最も話題になったのが、粉体とベースのバランスを研究し尽くし、トラブルを隠しながら〝透き通る感〞をもたらす〝アンプリチュード〞『ロングラスティング リキッドファンデーション』ですね。
松澤 すっとのびてピタッと止まるフィット感。シミ、くすみを完璧にカバーするのに、重苦しくなく素肌っぽい、待ち望んでいたベストアンサーともいえる秀逸品だと思います。
── 一方、ベースメイクに定評のある〝SUQQU〞は〝時間とともに艶が変化する〞という艶にこだわったファンデーションがリニューアル。
野毛 大人肌に絶対欠かせない艶に注目したのもそうですが、とにかくテクスチャーが秀逸。だれが塗ってもどうやって塗っても、筋ムラ、指ムラが起こらない。だから重ねてもキレイなので、薄いシミ、色ムラが厚ぼったくならずに隠せますよ。
左から/エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション 全7色 30g ¥10,000(SUQQU)、ロングラスティング リキッドファンデーション 全10色 SPF22・PA++30㎖ ¥9,000(アンプリチュード)

■3:くすみ、色ムラを飛ばし、長時間美しい艶を維持する「SUQQU エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション」

美容成分を贅沢配合し、最上級に艶やか仕上げのタイプ。皮脂と混ざり合っても美しい艶を保ち、時間が経ってもキレイ。ムラにならず広範囲のくすみ、色ムラをカバーし、一気に肌が若返った印象に。「絶対に指ムラが起こらない、なめらかすぎる質感。重ねるごとに艶が増します」(野毛さん)

■4:肌にピタッと一体化して極薄膜でシミを隠してくれる「アンプリチュード ロングラスティング リキッドファンデーション」

肌への密着力が高く、薄づきなのにシミがきっちりカバーできる。とはいえ〝透き通る感〟にこだわったブレンドなので、重ねても厚くならず、まるで素肌が明るく美しく変わったかのような仕上がり。「透けて見えるのに肌悩みを完全カバー。軽やかなのに長もちです」(松澤さん)


【老けないファンデーション3】パウダリータイプ2選

最後に、パウダリータイプの、マイナス7歳肌ファンデ―ションをご紹介します。

光ワザの進化で粉っぽさなし。毛穴を消してサテンのような艶肌に!

──パウダリーファンデーションは手軽だけれど粉っぽい、全顔に塗ると厚ぼったく仕上がり顔が浮いて見える…そういう宿命のようなものを打破するために、各メーカーが試行錯誤し製品を開発しているせいか、年々、粉っぽさがなくなってきているのは事実。特に今季のパウダリーは粉体が軽やかになり、多少重ねても厚塗りに見えない。クッションやリキッドの生っぽい艶とは違い、正装感のある上品な艶になりますね。
野毛 普通、塗れば塗るほど毛穴やシワの凹凸が目立ってしまうものだったけれど、とにかく粉体が軽い”ゲラン”『ランジュリー ド ポー コンパクト マット アライブ』は、ふわっと凹みの影を隠し、美しくツルンとした陶器肌に。会食時などドレスアップしたときに使いたい。
──もうひとつ、まるでガラケーのようなスリムなフォルムの”コスメデコルテ”『ザ パウダーファンデーション』の❞透け感を装う光ワザ”にも注目ですね。
近藤 これほど手早く、厚塗り感がなく毛穴も色ムラもカムフラージュできるパウダリータイプは初めてかも。適当にのばしただけで、ハイレベルなベースメイクが完成するのは、忙しいときほどありがたい。
上から/ランジュリー ド ポー コンパクト マット アライブ 全3色 SPF15 ¥7,500(ゲラン)、ザ パウダーファンデーション 全7色 SPF20・PA++ ¥5,000(コスメデコルテ)

■5:小ジワと毛穴の凹凸を隠し続ける美肌粉体の入った「ゲラン ランジュリー ド ポー コンパクト マット アライブ」

軽やかなつけ心地でシルクサテンのような品のある艶を演出。スポーツウエアテクノロジーからヒントを得た処方で、表情の動きにもくずれにくく、小ジワ、毛穴の影をカバーし、なめらか肌を維持。「たるみ毛穴カバー効果はかなりのもの。凹凸のない澄んだ肌に整えてくれます」(野毛さん)

■6:光を取り込む量が別格。素肌感を損なわず影を消す「コスメデコルテ ザ パウダーファンデション」

素肌に近い光の反射特性をもつ特殊なパウダーが、光の透過量の高い化粧膜を形成するので、仕上がりは素肌のよう。保湿成分をたっぷりと含んだキメ細かいパウダーなので粉感がないのがいい。「毛穴を消すほどサラスベなのに艶が出る。ハイレベルの光ワザがすごい」(近藤さん)

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鈴木 宏(人物)、戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)
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荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)