近年はこの地にオフィスを構える最先端企業も増え、「洗練されたビジネスマンの街」というイメージに変わりつつある五反田。実はこのエリア、接待などビジネス利用にも適した、質の高いフレンチ・レストランが充実している街でもあります。

そこでこの記事では、五反田のフレンチ・レストランを全7軒、ピックアップしました。

いずれも、プレステージなレストランの予約を得意とする『一休.comレストラン』内の口コミ評価で評判の高いお店と、料理人の顔が見えるグルメ・レストランサイト『ヒトサラ』でシェフがオススメするお店です。五反田近郊でのビジネスミーティングを考えている方、五反田近辺でゆったりと時間を過ごしたい方は、是非参考にされてみてください。

【目次】

ミシュランが認めた味を楽しめる|五反田フレンチ


【1】Quintessence(カンテサンス)

Quintessence
Quintessence 情報提供:ヒトサラ『シェフがオススメするお店』

史上最年少で三ツ星を獲得し、脚光を浴びて以後も、毎年連続して三ツ星を維持し続ける気鋭のシェフ・岸田周三氏。彼が率いるのが、フレンチレストラン「Quintessence(カンテサンス)」です。カンテサンスが意味するところは「真髄」。この店名には、シンプルを理想とする岸田氏の哲学が集約されているかのようです。

迎えてくれる重厚な扉は、どんな食通をも唸らせる美食の空間への入り口。名匠・植木莞爾氏がデザインを手がけた内装はシンプルで、どこか凛とした落ち着いた空気で店内を満たしています。そこには、「1つ1つの素材にはこだわるけれど、華美な装飾は必要ない」という、シェフの考えが反映されているのです。

一方、白金台からこの地へ移転後取り入れたという円卓には、「円卓を囲んで楽しむのに憧れがあった」という氏の思いが込められているのだとか。こうした客側の気持ちに寄り添う一面も、同店が評価され続ける理由のひとつなのでしょう。

Quintessence
Quintessence 情報提供:ヒトサラ『シェフがオススメするお店』

その日仕入れた食材を、最高の状態のまま使い切る…このことを信念に「おまかせコース」のみを展開。だからこの店のメニューはいつも「白紙」。

また、予約の段階でゲストが食べられないものを必ず確認するのも、全力を出し切るため。衰えぬ情熱でもって、三ツ星シェフが真髄を追求する一皿に、同業の料理人も称賛を送ります。

あくまで一例ですが、メニューをご紹介します。まずは「車海老と牡丹海老と桜海老」。これは、ローストした車海老に生の牡丹海老のタルタルをのせ、その上に揚げた桜海老をフレーク状にしてまぶしたもの。種類の異なる海老をそれぞれに適した調理法で仕立てた「理想の海老料理」です。

そのほか、際立つ香りのハーモニーと食感を楽しめる「フォアグラと日向夏のあたたかいタルト」や、外は香ばしく中はしっとりな焼き加減に火入れの技が光る「甘鯛のロースト グレープフルーツのゼストとソーテルヌのソース」など、シェフの技術と緻密な計算が結集した料理の数々を、一度は体験してみたいものです。

問い合わせ先

  • Quintessence
  • 営業時間/12:00~15:00、18:30~23:00
    定休日/不定休 ※日曜日を中心に月6日、年末年始、夏季休暇
    予算/ランチ 10,000円、ディナー 30,000円
    喫煙可否/完全禁煙
    TEL/03-6277-0090
    住所/東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川御殿山1F

Quintessence の詳細・予約はこちら >>

ランチが人気|五反田フレンチ


【1】レストラン パフューム

レストラン パフューム
レストラン パフューム 情報提供:一休.com

五反田駅より高輪台方面へ徒歩6分、「レストラン パフューム」は、本格フレンチの非日常感を手の届く価格で楽しめる、おすすめの1軒です。

店内は広々としており、まるで南仏の邸宅のように優雅。フランスのエスプリを感じるこの内装は、モダンアートの巨匠・望月文人氏が手がけたもので、南部リゾートのゆったりとした時の流れの中に身を置いているかのようなくつろぎに包まれます。

レストラン パフューム
レストラン パフューム 情報提供:一休.com

オーナーシェフを務めるのは成松真悟氏。南仏グラースの1ッ星レストラン「バスティード サンタントワーヌ」にてジャク・シボワ氏に師事、帰国後は「神楽坂ラ・トゥーエル」で料理長を歴任するなど、数々の名店で活躍した彼が指揮を執り、一枚の絵画のように美しい一皿で、何気ない日常の中に感動に満ちたひとときを演出してくれます。

人気のランチプランは「【選べる1ドリンク付】肉料理or魚料理から選べるWメイン!絶品ポタージュや特製デザート等全5品を堪能 3,974円」。たとえばある時季なら「イワシのライムマリネと焼きなす エシャロットのサラダ 秋トリュフの香り」「鴨モモ肉の赤ワイン煮込み グランメール風」など、特製デザート含む全5品に選べる1ドリンクが付いた、コストパフォーマンス抜群のプランです。

問い合わせ先

  • レストラン パフューム
  • 営業時間/11:30~15:00、17:30~23:00
    定休日/月曜日、第二、第四火曜日
    予算/ランチ 3,000円~3,999円 、 ディナー 6,000円~7,999円
    席数/24席
    喫煙可否/全面禁煙 ※喫煙スぺースあり
    住所/東京都品川区東五反田4-7-29 NK五反田ビル1F

レストラン パフューム の詳細・Web予約はこちら >>

【2】レストラン ラ・カンサトゥール

レストラン ラ・カンサトゥール
レストラン ラ・カンサトゥール 情報提供:一休.com

2015年に惜しまれつつ閉店した、北海道の老舗レストラン「ラムスター」。この名店が、東京の地に新たなフレンチをオープンさせました。それは、ガーデンシティ品川御殿山1階に店を構える「レストラン ラ・カンサトゥール」。五反田駅からは徒歩11分とやや離れていますが、平日は駅前からシャトルバスを利用することも可能です。

白を基調に、ボヘミアシャンデリアなど、品のよい調度品や装飾品を配した店内は、上質でありつつどこか暖かみを感じさせます。この落ち着ける雰囲気は、老舗のつくり手たちだからこそ、醸せるものなのかもしれません。くつろぎのソファ席やプライベート感のある個室など、シーンに合わせたシートで、受け継がれる名店の味を堪能しましょう。

レストラン ラ・カンサトゥール
レストラン ラ・カンサトゥール 情報提供:一休.com

創業以来、半世紀近くをフレンチに捧げてきた同店のシェフ。彼が守り続けてきた伝統のデミグラスソースは、今も多くのファンを持つ逸品です。それを活かす食材にも強くこだわり、北海道の厳選した食材のみを使用。美食の大地・北海道で愛された極上の味を、ここに伝えています。

人気のランチプランは「【平日限定】選べる食前酒付!ガーデンシティ品川・御殿山の非日常空間で北海道産食材のランチコース全5品 4,800円」。日替わりの前菜3品盛り合わせ、お肉前菜2品盛り合わせ、さらにスープ、メイン、デザートと続く、充実のプランです。料理の一例は、前菜「北海道産、カニと真イカのテリーヌ 」、肉前菜「北海道産、牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」、スープ「北海道、鵡川産 かぼちゃ”栗将軍”のポタージュ」、メイン「北海道産、ポークロースの牛挽き詰めファルシー、デミグラスソース 」、デザート「北海道・苫小牧特産 ハスカップとカスタードのミルフィーユ作り 」など、いずれも北海道の食材が使われています。

問い合わせ先

  • レストラン ラ・カンサトゥール
  • 営業時間/11:30~15:00、18:00~23:00
    定休日/不定休(月に4~5日程度)
    予算/ランチ 5,000円~5,999円 、 ディナー 12,000円~14,999円
    席数/30席
    喫煙可否/全面禁煙
    TEL/03-5422-7846
    住所/東京都品川区北品川6-7-29 ガーデンシティ品川御殿山1F

レストラン ラ・カンサトゥール の詳細・Web予約はこちら >>

五反田のおすすめフレンチ


【1】レストラン メイ

レストラン メイ
レストラン メイ 情報提供:ヒトサラ『シェフがオススメするお店』

五反田駅から徒歩5分、「レストラン メイ」。フランス料理にはクラシックとモダン、2つのスタイルがありますが、一度にその両方を楽しむことができるのが、同店です。

駅からアクセスしやすい至便な立地ながら、住宅街に位置しているため、周辺は落ち着いており、食事を楽しむ環境として申し分ありません。迎えてくれる緑あふれるエントランスに、おいしい時間への期待が高まります。

店内に足を踏み入れれば、シャンデリアが輝く洗練されたインテリアが、フレンチ特有のちょっと贅沢な気分を堪能させてくれます。一方で、子連れでも気兼ねなくフレンチを体験できる「Welcome Child Day」が不定期で開催されているのも、注目すべき点です。

レストラン メイ
レストラン メイ 情報提供:ヒトサラ『シェフがオススメするお店』

クラシックにするか、モダンにするか。フレンチレストランを選ぶときの基準のひとつとなるこの問いを、容易く解決してくれるのがこちらのお店。ひとつのコースの中で、クラシックとモダン、2種類の主菜をいただくことができるのです。同じ食材をふたつのスタイルで味わうことで、両者の違いがいっそう、際立ちます。フレンチ初心者でも、奥深いフランス料理の魅力に気づかされるはずです。

クラシックとモダンの違いを発見し、会話に花を咲かせたり、家族で気兼ねなく食事を楽しんだり。おいしいだけでなく、「食べることの喜び」そのものに気づかせてくれる…そんなレストランです。

問い合わせ先

  • レストラン メイ
  • 営業時間/12:00~15:00、18:00~23:00
    定休日/水曜日
    予算/ランチ 4,800円、ディナー 11,000円
    キャパシティ/26人(宴会・パーティー時立席:40人着席:26人)
    喫煙可否/完全禁煙
    TEL/03-6409-6039
    住所/東京都品川区東五反田2-7-7 エルシア五反田1F

レストラン メイ の詳細・予約はこちら >>

【2】ヌキテパ

ヌキテパ
ヌキテパ 情報提供:ヒトサラ『シェフがオススメするお店』

五反田の静かな住宅街に、南仏の別荘地を思わせる邸宅があります。これが「ヌキテパ」、賑わう街から離れた場所で究極の「土の料理」を発信し、フランス料理界でその名を知られる一軒です。

このモダンな建物は、ドイツ大使の邸宅として使われていたものだそう。瀟洒でありつつ、生活のあたたかさが宿り、どこか懐かしい気持ちを呼び起こします。この優しい雰囲気が、フレンチの敷居の高いイメージを取り払ってくれそうです。ガラス張りになったサンルームやテラス席も、心地のよい開放感を演出しています。

また、絵画や時計など、スイカをモチーフにしたインテリアにも思わず頬が緩みます。これはスイカ好きのシェフに常連客がプレゼントしたものなのだとか。その人となりを想像しながら、追求の末、彼がたどり着いた料理を楽しみましょう。

ヌキテパ
ヌキテパ 情報提供:ヒトサラ『シェフがオススメするお店』

田辺年男シェフが何より重視するのは、食材。食材のためなら労を惜しまず、自ら足を運び直接、吟味します。そうして厳選した農家や網元から毎日届く、その日一番おいしい食材を見て、触って、当日の献立を決めていきます。たとえば「磯魚のスープ ニース風」。5~6種の魚をまるごと使い、丁寧に裏ごししたスープは魚の旨みが迫りくるかのようです。シェフの料理には、素材の命がそのままに感じられます。

そんなシェフが、食材を追求する中で見出したのが、土の力。「健全でミネラル豊富な土壌が野菜を育むのだから、それを食べられないわけがない」。そうした発想から、安全性が認められた栃木県の鹿沼土を料理に取り入れるという、究極の「土の料理」を生み出すに至ったのです。

たとえば「白菜とズワイ蟹の土のドレッシング 土の泡添え」。ハクサイとズワイガニのシンプルな取り合わせに、土のドレッシングと泡を添えた絶妙な一品です。

また、大好物のスイカも、シェフお気に入りの食材のひとつ。「スイカのショートケーキ」などは、そのキュートなルックスにも心沸き立ちます。「現代の名工」と認められたシェフを知り尽くすなら、スイカを使ったメニューも見逃せません。

問い合わせ先

  • ヌキテパ
  • 営業時間/12:00~15:00、18:00~23:00 日祝/12:00~15:00、18:00~22:00
    定休日/月曜日
    予算/ランチ 10,000円、ディナー 15,000円
    席数/40人(宴会・パーティー時立席:60人着席:40人)
    喫煙可否/分煙(テラス席のみ喫煙可)
    TEL/03-3442-2382
    住所/東京都品川区東五反田3-15-19

ヌキテパ の詳細・予約はこちら >>

【3】フリコトー

フリコトー
フリコトー 情報提供:一休.com

五反田駅より徒歩6分。駅前の喧騒を抜け、目黒川の流れを近くに感じながら佇むのは、知る人ぞ知る五反田の人気フレンチ「フリコトー」。扉を開ければどこか心温まる穏やかな空気を感じられ、このレストランが、この街で愛されていることを感じさせます。

居心地のよいテーブル席をメインに、個室も完備。家族の記念日などアットホームな会食からビジネス利用まで、さまざまなシーンで、ゆったりとくつろげる場を提供してくれそうです。

フリコトー
フリコトー 情報提供:一休.com

本場の三ツ星レストランで研鑽を積んだシェフが腕を奮うフレンチは本格的で、契約農家の有機野菜やハーブなどをふんだんに取り入れているのも特徴です。心にも体にも優しいヘルシーフレンチを、フランス産ワインとともにゆっくり堪能しましょう。いずれもリーズナブルな価格で味わえる点も、人気の理由のひとつです。

人気のプランはディナーコース「【一休限定オリジナルカクテル付】選べるメイン料理!日本各地の旬の食材を使用!カジュアルコース 3,300円」。選べる前菜や選べるメインなど全4品に、乾杯のオリジナルカクテルがセットになった、特別プランです。選べるプリフィクスメニューの例は、前菜「エゾ鹿のテリーヌ ピクルス添え」「本日のスープ」「自家製ロースハムとルッコラ、フルーツトマト」、メイン「本日のお魚料理」「岩手産鶏もも肉のあぶり焼き」「豚モモ肉のあぶり焼き」など。

問い合わせ先

  • フリコトー
  • 営業時間/11:30~15:00、17:30~23:00
    定休日/年末年始(日曜営業、祝祭日営業)
    予算/ランチ 3,000円~3,999円 、 ディナー 4,000円~4,999円
    席数/30席(個室1室)
    喫煙可否/全面禁煙 ※店舗の外で喫煙可能
    TEL/03-5434-5422
    住所/東京都品川区西五反田2-24-7 1F

フリコトー の詳細・Web予約はこちら >>

【4】小林食堂

小林食堂
小林食堂 情報提供:一休.com

五反田駅より徒歩6分、駅前の喧騒から離れ、住宅が集まるエリアに店を構える「小林食堂」。店名に冠する「食堂」のイメージとは裏腹に、大きな窓を持つファサードが爽やかな印象を与える、清楚なレストランです。

白と茶を基調とした店内はシックな面持ちで、窓の外に昼、夜それぞれの街の色を楽しみながら、穏やかな心地で食事のひとときを楽しむことができます。

小林食堂
小林食堂 情報提供:一休.com

フレンチ・イタリアンをベースに、和のエッセンスなどさまざまな技巧を散りばめた料理は、その味も見た目も本格的。思わず感嘆すると同時に、丁寧な仕事から伝わる暖かさに、知らず知らず笑顔になります。この温もりこそが「食堂」らしさなのかもしれません。

ボトルワインは80種類以上、グラスワインも6~10種類以上のラインナップ。ソムリエが気まぐれで仕入れたという珍しいワインと出合えるのも、こちらのお店ならではの魅力です。

おすすめのプランはディナーコース 「【定番の人気メニュー】おすすめパスタやメインなど、季節の食材を使用したシェフのスペシャリテコース! 5,500円」。アンティパストミスト(前菜5~6品盛り合わせ)、パスタまたは魚料理、肉料理、デザートと続く全4品。店の定番と季節の食材で構成される、初来訪にもおすすめの人気プランです。

問い合わせ先

  • 小林食堂
  • 営業時間/11:30~14:30 、17:30~22:30
    定休日/日・祝・第1月曜日
    席数/31席
    喫煙可否/全面禁煙
    TEL/03-3443-4520
    住所/東京都品川区東五反田5-21-6 池田山コープ 1F

小林食堂 の詳細・Web予約はこちら >>

※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は2018年11月30日(金)時点での情報をもとに作成しています。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。