誰でも一度は他人からの何気ない一言に、腹が立ったり、傷ついたりした経験があるはず。時間が経っても思い出すだけでイライラしてしまうこともありますよね。

掲示板サイトやSNSでは今、「人に言われて『絶対許さない』と思ったこと」というトピックが話題になっています。自分は冗談のつもりで口にした言葉も、相手がそのように捉えてくれるとは限りません。仲の良い友人や家族であっても、踏み込んだ発言をしないよう、気をつけましょう。

うっかり口にすると相手を激怒させやすいNGな一言5選

■1:「気楽でいいね〜」

女性同士の無神経な発言に激怒している人多数
女性同士の無神経な発言に激怒している人多数

「派遣って気楽でいいよね」「専業主婦ってお気楽だよね」など、自分のライフスタイルを「楽そう」といわれるのは、見下されている感じがしますよね。後輩に「育児ってそんなに大変ですか?」と無邪気に聞かれてイラっとしたという声や、体調が悪くて働けない時期に「ニートだね」と言われて深く傷付いたという声も。

また、「◯◯さんって悩みなさそう」「そんな悩み、大したことないじゃん」など、抱えている問題を軽視するような発言も無神経です。働き方やライフスタイルは人それぞれ。自分の価値観で大小を判断するのはやめましょう。

■2:「そろそろ管理職?」

年齢で相手を判断するのはNG
年齢で相手を判断するのはNG

仕事内容や結婚、子どもの有無などを年齢で判断されるのも不快になりますよね。

仕事がうまくいっていないときに「年齢からして、そろそろ管理職でしょ?」と言われたり、ちょうど失恋したころに「30歳なのに結婚してないの?」などと言われたりして落ち込んだという経験のある人もいるようです。

年齢的な節目のタイミングなど、自分でも「このままでいいのか?」と焦りを感じたりするもの。そんなときに事情を何も知らない人から詮索されるのは不快です。相手から相談されない限りはこのような話題を振らないようにしましょう。

■3:「結婚していないと不安じゃない?」

上から目線の発言が「許せない」と感じられる原因に
上から目線の発言が「許せない」と感じられる原因に

結婚関連は地雷ワードが多いジャンル。自分の結婚が決まったと同時に、「結婚してないと不安じゃない?」と言ってきた友人に心底腹が立ったという経験を投稿している人も。

また、「あなたは親が離婚してるから気をつけた方がいいよ。そういうの遺伝するから」という失礼な発言や、「結婚したいなら動いた方がいいですよ〜」というアドバイスにイライラした経験を挙げている人もいます。

結婚を考えるタイミングは人それぞれ。上から目線になるような言い方は避けましょう。

■4:「子どもがパパに似てよかったね」

子どもを褒めたつもりが相手の容姿をけなしていることに
子どもを褒めたつもりが相手の容姿をけなしていることに

相手の容姿をけなす発言を面と向かってするのは言語道断ですが、うっかりしてしまった一言が相手を傷つけてしまうこともあるので気をつけましょう。

例えば、「赤ちゃん、パパに似てパッチリした二重でよかったね!」「なんでイケメンパパに似なかったんだろうね〜。残念」などという発言は、ママである自分の容姿を否定された気分になるもの。

言った本人は忘れていても、言われた方はなかなか忘れることはできません。誰に似ているかではなく、「赤ちゃん、ぱっちりした目でかわいいね」「イケメンになりそうだね」などと言えば問題ありません。

■5:「一体何を目指しているの?」

「今さらやっても遅いんじゃない?」というニュアンスが相手を傷つけます
「今さらやっても遅いんじゃない?」というニュアンスが相手を傷つけます

資格の勉強や習い事をしているときに「一体何を目指してるの?」と言われて傷付いたという投稿があります。同様に、「資格より経験じゃない?」「資格なんてとって意味ある?」という発言をされた人も。

せっかく自分磨きをしているのに、水を差すような発言をされるのはモチベーションダウンにもなり大迷惑です。身近な人であればあるほど、大人になってから勉強を続けている姿勢を応援してあげる言葉をかけてみてはいかがでしょうか。

掲示板サイトでは「あのときの一言は、10年以上経った今でも許せない」など、長い間怒りの気持ちを持っている人が多くいます。自分では深く考えていなかったり、冗談のつもりだったりする発言でも、その人との関係性までも変えてしまうことがあります。うっかり発言で相手の地雷を踏まないよう、気をつけましょう。

この記事の執筆者
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WRITING :
平野鞠