ウェディングプロデュースを行うテイクアンドギヴ・ニーズ(以下、T&G)が全国約500名のウェディングプランナーを対象に行った調査によると、30代以降になると、結婚式にこだわるポイントが大きく変化することが分かりました。それは、ゲストへの「おもてなし」をする精神が芽生えることが背景にあるようです。

今回は、30代以降のウェディングトレンド「大人婚」の演出やゲストへのおもてなしに迫ります。

30代以降の「大人婚」では、圧倒的に「料理」にこだわる!

T&Gが実施したウェディングプランナーへのアンケート調査では、「結婚式で最重視するポイント」について、20代以下のカップルは「衣装」37%、「装飾」33%がトップ2。

一方、30代以上は「衣装」も「装飾」も10%を下回る結果となり、なんと「料理」が80~90%にも上っていました。20代以下では、「料理」はわずか8%という状態と比べると、大きな差と言えます。

T&G担当者さんは、この30代以降の大人カップルが「料理」にこだわる背景について次のように話します。

「30代以降は、ゲストとしての参列経験が多くなることもあり、ご自身のゲストの経験を踏まえた『おもてなし』を最重視されているように思えます。そのため、ゲストの期待が高まる『料理』にこだわりが強いのが想像されます」

「大人婚」の3つのトレンド

30代以降の大人カップルがこだわりを見せる料理は、どのように演出されているのでしょうか。まず、大人婚そのものの状況についてT&G担当者は次のように話します。

「最近の大人婚は、年齢が上がると参列者も結婚式に行き慣れてくるうえに、予算に余裕がある方が相対的に多くなります。よくある派手な演出は少なくなるものの、新郎新婦席をふたつ用意するなどのゲストを驚かせる演出や、料理やケーキなどの細部に凝った演出をされる方が増えてくるようです」

早速、具体的な大人婚のトレンドをみていきましょう!

■1:料理の「おもてなし」は式が始まる前から

ウェルカムフードで「おもてなし」。

「ゲストを会場にお迎えしたら、まずはウェルカムフードやお酒をご用意して、待ち時間も楽しめるおもてなしをするのがトレンドになっています。写真映えもしますし、ゲストも料理を囲みながらワイワイ楽しめます。ゲスト同士でも、懐かしい方々との再会といったドラマもあります。会話も弾み、式や披露宴までの気持ちも高まります」 

豊富なウェルカムフードの数々。
新郎新婦も楽しめます。

■2:ウェディングケーキは細部にこだわり! 

バラの装飾ケーキ

「最近では、海外のウェディングサイトを参考にしてウェディングケーキにこだわりをもつ方が増えています。大人な雰囲気のゴージャスなケーキや、今までにないケーキをご用意される方が多い印象です。例えば、バラの花で装飾されたケーキや、お花柄や幾何学模様がプリントされたケーキ、金箔でコーティングしたケーキ、フルーツやポップコーンがこぼれ落ちるケーキなどが実際にございました」

フルーツがこぼれ落ちるウェディングケーキ
幾何学模様のウェディングケーキ

■3:「メインテーブル席」と「ソファ席」のふたつを用意 

メインテーブル席

「これまでは、新郎新婦が座るのはメインテーブルの椅子というのが主流でしたが、ソファ席を別途、用意・披露する演出をされる方が増えてきました。なかには、メインテーブルなしでソファ席のみというカップルの方もいらっしゃいます。

例えば、お色直しの間に、ゲストに見えない披露宴会場内のコンサバトリーというスペースに、スタッフがソファや装飾を用意し、お色直し後の入場タイミングでカーテンを開け、そこに新郎新婦が座っているのをゲストに披露する、という演出がよくされています。ゲストは、まさかそこに座るとは思っていないため、ちょっとしたサプライズに。また、新郎新婦から遠い席に座っていた人は、近いところで見ることができるため、写真撮影のバリエーションが広がるというメリットもあります。

時間ごとに新郎新婦の“見せ方”を変え、ゲストに驚きを与えて楽しませる工夫は、まさにゲストへのおもてなしのひとつと言えます」

ソファ席

昨今の大人婚のトレンドは、ゲスト参列経験から学んだ「料理」を中心とした“楽しませる”ことを重要視する「おもてなし」がメインに据えられているようです。今後、大人婚のウェディングのゲストとして参列するのも楽しみになりますね。

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この記事の執筆者
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WRITING :
石原亜香利
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