テレビや雑誌に出てくる、ありあまる富も仕事での成功も手に入れている人たちが羨ましいと感じたことはありませんか? そのような一歩抜きん出ている人は、メンタルに大きなダメージを受けたときのリカバリーも大きく違うそうです。

お金持ちたちの思考習慣に詳しい投資コンサルタント・米国公認会計士の午堂登紀雄さんは、「成功者やお金持ちたちは、失敗して大損害を出したり人から裏切られたり騙されたりすることは、むしろ一般的な人たちよりも多いです」と話します。

それは一体、どんなものなのか。気になりませんか? 多くのお金持ちや成功者が無意識にやっているメンタル習慣は、取り入れれば精神的に強くなり、さらに自分を一流の人間に押し上げてくれるはず!

そこで、午堂さんに教えていただいた「お金持ちの心を整えるときにやっている癖」をご紹介します。考え方はすぐに変えられないものですが、変わらないと、一生今のステイタス止まりです。少しずつ取り入れて、ひとつ上の世界にステップアップしていきましょう。

お金持ちや成功者が「無意識にやっている」心の整え方習慣6選

■1: 迷惑をかけたらその倍償う

迷惑を気にしていたら挑戦なんてできない?

何かを失敗したとき、多くの人は「いろんな人に迷惑をかけちゃった」と落ち込みますよね。しかし、成功者やお金持ちは、「迷惑はかけてなんぼ」と開き直るのだとか。

「成功者やお金持ちの人で『人に迷惑をかけてはいけない』を信条にしている人は、極めて少ないです。それは『周囲との摩擦なくしてイノベーションはない』と考えるからです。

もっとわかりやすく言えば、チャレンジ精神にとって『迷惑をかけないようにしよう』という発想は邪魔なのです。迷惑をかけてでもことを成し遂げる。もし本当に迷惑をかけたのなら、最終的に成果にまでつなげて、そこで倍にして償えばいいと考えれば、失敗などで落ち込まなくなるでしょう」(午堂さん)

「迷惑をかけたらその倍、償う」という心意気で何ごとにも挑戦する。そんなメンタルタフネスな人間になってみたいものですね。

■2:善悪すべての事柄から学び取ろうとする

「騙されただけでは終わらせない」の心意気で

詐欺まがいのことをされれば、誰もが「許せない!」と怒りますよね。では、成功者やお金持ちはどうなのでしょう。なんと、犯罪からも何かを得ようとするとのこと。

「もちろん怒りもしますし、訴訟してでも損は取り戻します。ただ、それだけでは終わらせません。詐欺からでも学ぼうとするのです。

『なぜこんな話に乗る人がいるのか』『その背景には人間のどんな欲望や感情が動いているのか』など、詐欺にはビジネスにヒントがあったりもするわけですよね。それを詐欺ではない形に修正して、まともなビジネスとしてそのヒントを活かせばいいと、彼らは考えるのです」(午堂さん)

「ピンチはチャンス」という言葉もありますが、善悪すべての事柄から学びとろうとする姿勢が負の感情に支配されない秘訣のようです。

■3:自分の手柄に固執せずチームで成果を出すことを重視する

自分の手柄を手放しもっと大きな実を収穫しましょう

自分が頑張った仕事なのに、高評価を受けたのは上司や他の同僚だった、なんてことありますよね。そんなとき、成功者やお金持ちはどう捉えるのでしょう。

「彼らは自分の手柄なんてすぐに捨ててしまいます。それは成果こそが重要であり、そのためのチームワークを常に優先して考えるからです。誰がそれを成し遂げたかは、どうでもいいことなのです。

ただ、これはある意味で経営者目線ですので、営業マンにとっては自分の成績にすることも大切です。でも不思議と、チームワークを考えられる人は、結果・成績も伴うようになっています。ですから手柄に固執するより、チームで成果を出すことにやりがいを感じてみるといいでしょう」(午堂さん)

自分が頑張ったことは、きっと誰かが見ていてそのうち評価してくれるもの。それより、みんなの成果で結果を残せばみんなが幸せになれる、と考えるのがよさそうです。

■4:相手を変えようとする前に自分を変える

くれぐれも自分を正当化しないように!

何か失敗した際や人間関係がうまくいかないとき、「誰かのせい」にしてしまうことがよくあります。

「何か起こったとき、多くの人が他人のせいや会社、社会などのせいにして自分を正当化しようとします。他人が自分の思う通りになると勘違いしているのです。成功者やお金持ちは、問題にぶつかると『では、自分はどうするべきか』をまず考えます。

相手を変えようとするよりも、自分が柔軟になって対処する方が、問題解決が早いことを知っているからです。ですから人間関係のトラブルなどでも、相手を変えようとせずに、まずは自分が変わる、ということを実践してみてはいかがでしょうか」(午堂さん)

自分が思いきって変わってみると、相手の態度も変わった、なんてことを誰もが体験しているはず。どうすれば解決できるのか、自分に何ができるのかを考えた方がストレスにならず、スピーディーに物事が進みますよね。

■5:孤独であることを楽しもうとする

友人は少数精鋭がベスト!?

人とうまくやれなかったり、友達を増やそうとして失敗したりしたとき、悩みますよね。そんなとき、孤独感にさいなまれたり、いちいち落ち込んだりする必要はないそうです。

「成功者やお金持ちの人たちも孤独ですが、彼らはそれをとても楽しんでいます。もちろん、本当に切磋琢磨できる相手が現れれば、心を開きます。

それ以外の価値観の違う人たちと無意味に付き合っても、時間と労力の無駄になるので、孤独でいる方が自分の成長になると考えるのです。友人は数がものをいうわけでありません。切磋琢磨できる人がひとりでもいればそれでいい、そんな風に考えてみるといいでしょう」(午堂さん)

ひとりでいることが多くても、それが誰にもとらわれなくて済む素晴らしいことだと考えればとても楽になりますよね。気ままに自由を楽しむことは新しい挑戦もしやすいため、視野が広がりやすいです。孤独は成長の秘訣と考えていきましょう。

■6:無神経との悪口や陰口はホメ言葉と受け取る

炎上しても信念は曲げない

「あの人って本当に無神経よね」なんて陰口をたたかれたら、誰でも傷ついてしまいますよね。しかし成功者やお金持ちはホメ言葉と受け取るのだとか。

「よく、某実業家のツイッター発言が炎上、なんてニュースがありますよね。実際に社長同士の飲み会などに行くと、炎上は勲章みたいな雰囲気がありますね。

どういうことかというと、やはり自分の軸をしっかりと持つということなんです。その軸を持つためには、傲慢に思われたり、無神経に思われてもしょうがないと考えるわけです。

自分の考えがあってやっていることには、自信を持っていいということです。いい子になろうとせず、自分の信念からの主張は炎上しようとも曲げない、ということですね」(午堂さん)

周囲からどう思われようと、自分が正しいと思ったことは主張して、行動する。この信念を取り入れれば、精神力は確実に上がりますね。

このような意識が、成功と富を手にする秘訣! 些細なことで落ち込みやすい人は、上記を参考にして考え方を少しずつ変えてみてはいかがでしょうか? 心の整え方ひとつで、一歩抜きん出た人間になれるはずですよ。

午堂登紀雄さん
投資コンサルタント・米国公認会計士
(ごどう ときお)米国公認会計士。東京都内の会計事務所、コンビニエンスストアのミニストップ本部を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして勤務。2006年、不動産仲介を手掛けるプレミアム・インベストメント&パートナーズを設立。2008年、ビジネスパーソンを対象に、「話す」声をつくるためのボイストレーニングスクール「ビジヴォ」を秋葉原に開校。2015年にエデュビジョンとして法人化。不動産コンサルティングや教育関連事業などを手掛けつつ、個人投資家、ビジネス書作家、講演家としても活動している。
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この記事の執筆者
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WRITING :
町田 光
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