ほかのどんなアイテムより雄弁に、その人のセンスや生き方を映し出す腕時計。
近年はムーブメントにもこだわる女性が世界的に増え、名門マニュファクチュールもフェミニン&リッチな女性用時計に注力しています。そのなかでもひと際存在感を放っているのが、ムーンフェイズやオープンワークによって、機械式時計の魅力をエレガントなデザインへと昇華させている、ゼニス。
その数あるアイテムのなかから、大人の女性の洗練を物語るウォッチを3つ、ご紹介します。
<ITEM1>
贅沢なダイヤモンドセッティングが女心をくすぐるELITE ULTRA THIN LADY MOONPHASE(エリート ウルトラシン レディ ムーンフェイズ)
マニュファクチュール・ゼニスが誇る薄型ムーブメント『エリート』を搭載している時計が、こちら(ムーブメント=時計を動かす動力機構部分のこと。機械式腕時計の場合、手巻きと自動巻きがある)。ムーンフェイズ表示を備えながら8.65㎜というケースの薄さを実現し、女性の華奢な手首にも馴染むエレガントなフォルムに。
マザー・オブ・パールやダイヤモンドの輝きによって、ジュエリーウォッチとしての華やぎも宿した、女性らしいムーンフェイズ。6時位置のムーンフェイズ表示と、9時位置のスモールセコンドの美しいバランスにも、名門マニュファクチュールならではの矜持が漂います。
着こなしの洗練度を高める、ローズゴールドの魔法
艶やかなローズゴールドのケースと、チョコブラウンのダイヤル&ストラップは、冬のリッチカジュアルに華やぎを添えてくれます。
詩的なムーンフェイズと、華やかなダイヤモンドセッティング――知性と美を兼ね備えた、女性のための機械式時計
<ITEM2>
絶妙なサイズ感が魅力のELITE LADY MOONPHASE(エリート レディ ムーンフェイズ)
2016年に新たにコレクションに加わった、ケース径36㎜の『エリート レディ ムーンフェイズ』。
文字盤にマザー・オブ・パールを用い、「女性らしさ」と「粋」を、絶妙なバランスで表現するこのサイズ感は、機械式レディスウォッチのトレンドを牽引する“ゼニス”ならではのもの! 内包しているムーブメントは、もちろん薄型ムーブメントの名品『エリート』。9.1㎜という薄いケースが、極上の装着感をかなえてくれます。
シンプルを格上げする、本格機械式時計のオーラ
ムーブメントの内側からも漂うオーラが、シンプルなニットにラグジュアリーなインパクトを添えてくれます。
華奢すぎないサイズ感のケースに、マザー・オブ・パール文字盤が美しく映えて
<ITEM3>
女性的なきらめきと、男性的なクロノグラフが融合したEL PRIMERO CHRONOMASTER LADY(エル・プリメロ クロノマスター レディ)
前出の『エリート』とともに、“ゼニス”の二大名品ムーブメントとして、時計愛好家から憧憬を集め続けている『エル・プリメロ』を搭載。高い技術力によって精度を極めた、クロノグラフムーブメントの動きを堪能できる文字盤の小窓は、マニファクチュールのプライドをデザインに昇華させた、唯一無二のアイコンです。
ムーブメントの一部という、本来男性的なディテールを、マザー・オブ・パールの文字盤やダイヤモンドベゼルと優しく調和させ、まるでジュエリーのような華やかさに! 個性が際立ちながらも上品な雰囲気へと仕上げる…そんなデザイン力も、名門マニュファクチュールの強み。
至高のグラマラスウォッチで、ベーシックアイテムを刺激
ローズゴールド、しかもこのグラマラスなボリューム感だからこそ、あふれ出すリッチインパクトが、着こなしに程よい意外性を与えてくれます。
ムーブメントの美しさを主役に据えた大胆なデザインが、ドラマティックに時を刻む
時計の真価を希求する、女性の美貌の機械式ウォッチ
ムーブメントにまでこだわってこそ、真のエレガンス――時計に対する意識が高い女性たちの間では、もうそれは当たり前の共通認識となった昨今。ムーブメントの部品ひとつから、自社内で一貫製造している稀有なマニュファクチュールとして、“ゼニス”は世界中のラグジュアリーを愛する人々から、熱い視線を集め続けています。
1865年、スイスの時計産業の聖地であるル・ロックルで創業。以来150年以上もの間、ウォッチメイキングひと筋に、その歴史を真摯に紡ぎ続けてきました。『エリート』、『エル・プリメロ』のように、ムーブメントそのものの名前が世界に知られ、憧憬を集め続けているのは“ゼニス”だけと言い切っていいでしょう。
そのふたつの名品ムーブメントを、フェミニンでリッチなディテールでエレガントに開花させた、女性のための機械式時計。大人の女性が妥協なく選ぶ運命の一本、そのひとつの結論がここにあります。
※価格はすべて税抜きです。
問い合わせ先
- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト
- クレジット :
- 撮影/石倉和夫(人物)、唐澤光也(静物/パイルドライバー) スタイリスト/髙橋リタ ヘア&メーク/野田智子 モデル/立野リカ(Precious専属) 構成/岡村佳代、安村 徹(Precious)