Q:旅慣れたキャリア女性5人に「冬の理想のバケーションに、どんなアイテムを持っていきますか?」を聞きました
目的地までスムーズに移動し、ステイ先ではおしゃれを楽しみながら心地よく過ごしたいもの。そこで、旅賢者のキャリアの方々に、次に予定している旅計画とともに、旅支度に欠かせないアイテムをうかがいました。冬旅の参考にしたいアイディア満載!
機内バッグ&スーツケース、現地バッグ&シューズ、ディナードレス、冬旅マストアイテム、現地で訪れたいアドレスをご紹介します。
答え1:「HiRAO INC」代表取締役社長 平尾香世子さんの場合|アイスランド「ブルーラグーン」へ、1週間の旅をするとしたら…
ファッションやインテリアなど、センスが光るブランドを紹介するPR会社を経営。インターナショナルなブランドを取り扱う関係で、海外への渡航も多数。次の冬旅は、アイスランドのオーロラを眺めながら、現地でゆったりと過ごす予定。
■1:機内バッグ&スーツケース
「トランクはリモワ派。最近新調した『クラシックフライト』はミニマルな雰囲気が気に入っています。機内用には、ストールやポーチ、本などを収納できるマルニのトートバッグを愛用中」
■2:現地バッグ&シューズ
「品格のあるデルヴォーのバッグは旅先のどんなシーンにもマッチ。寒さ対策にもなるクレジュリーのニーハイストレッチブーツは、どんなボトムにも合う旅の殿堂入りアイテムです」
■3:ディナードレス
「マキシ丈のドレスは、旅になくてはならない存在です。冬旅でも、ディナータイムは袖有りを選ばず、マルニのドレスをチョイス。上からジャケットやストールをはおります」
■4:冬旅マストアイテム
「サングラスはフィットするものを厳選。韓国で購入した、ジェントルモンスターのサングラスは理想のフォルム。旅には、軽くて、インパクトがあるパールのピアスが活躍」
■5:現地で訪れたいアドレス
「The Retreat at Blue Lagoon Iceland」
「ずっと行きたいと思っていたアイスランドに、新しくできたホテルはスパ施設も兼ね備えた理想形。大自然の恵みに感謝しながら、何もしない贅沢を味わう旅にしたいです」
「The Retreat at Blue Lagoon Iceland」
「Aurora Forecast」
「現地でもうひとつ楽しみにしているのが、オーロラ鑑賞。冬の時期は、比較的オーロラが現れやすいとのこと。ホテルでのんびり過ごしながらオーロラを眺められたら最高です」
答え2:「M(エム)」代表取締役社長 内田メグさんの場合|米ワイオミング州ジャクソンホールへ、2週間の旅をするとしたら…
幼少期と高校時代をアメリカで過ごしたのち、日本でキャリアを重ねて独立。優れた国際感覚を生かし、現在では国内外のハイブランドのPR業を手がける。冬の休暇は、姉の別荘にステイし、人生初のスノーボードに挑戦する計画を。
■1:機内バッグ&スーツケース
「スノーボードブランドとして有名なバートンが手がけるトランクはケースをセパレートにすることも可能。機内バッグは、収納上手なジバンシィの『アンティゴナ』にグリーンファーをつけて」
■2:現地バッグ&シューズ
「ジバンシィの『GV3』バッグはチェーン付きでスタンドシートで楽しむカクテルアワーや立食シーンに重宝。ユナイテッド ヌードのスニーカーは、足元バランスがとりやすいのも魅力」
■3:ディナードレス
「スパンコール刺しゅうが美しいキミノリモリシタのロングスカートは、ベアトップドレスとして楽しむことも。旅先だからこそ、ときに非日常な着こなしで気分を盛り上げたいもの」
■4:冬旅マストアイテム
「心が浮き立つレオパード柄のファーインナーが付いた、キミノリモリシタのフーデッドコートをメインアウターに。カジュアルなルックはもちろん、ドレスの上からはおることも」
■5:現地で訪れたいアドレス
「Persephone Bakery Cafe」
「スノーボーダーの聖地、ジャクソンホールの街に溶け込む、温もりあふれるカフェ。マシュマロのスイーツは、メンフィスで過ごした高校時代を思い出して懐かしい気分に」
「Persephone Bakery Cafe」
「PICNIC」
「朝ご飯が比較的遅い時間まで楽しめるので、ゆったりと過ごす日におすすめです。フレンチトーストやクロワッサン、『MEXI CHOP』という絶品サラダをオーダー」
「PICNIC」
答え3:「The APRIL Inc.」代表取締役 宅間頼子さんの場合|ニューヨークへ、10日間の美術館巡りの旅をするとしたら…
外資系商社やインポートブランドでの経験を経て、日本のものづくりの魅力を発信するPR会社を起業。冬のバケーションは「メトロポリタン美術館」や「グッゲンハイム美術館」を巡り、モダンアートにひたるN.Y.旅を計画中。
■1:機内バッグ&スーツケース
「スーツケースは軽いことを最優先にニュアンスカラーのブリックスを愛用中。機内に持ち込むバッグも、長年活躍している軽くて収納力がある、コットン素材のグッチをお供に」
■2:現地バッグ&シューズ
「愛用しているブランド、ステラ マッカートニーでバッグと靴をそろえて。スニーカーは色違いで白も購入したほど気に入っています。歩きやすさとトレンド感を両立した優秀な一足」
■3:ディナードレス
「ホテル『セントレジス』でのディナーでは、リック・オーエンスのマキシドレスを。ベルトでブラウジングしたり、ニットとレイヤードすることで、変化を楽しめるのもポイントです」
■4:冬旅マストアイテム
「温度調節のために、ストールは何種類か持っていきます。10色ほどそろえているクルチアーニのシルクカシミヤからグリーンをチョイス。極寒のN.Y.の街ではファーストールも活躍」
■5:現地で訪れたいアドレス
「Roman and Williams Guild」
「フラワーショップやカフェを備えた、ライフスタイル提案型の施設。テーブルコーディネートのセンスもよく、ブランチやカフェタイムにふらりと訪れてみたい場所のひとつです」
「Roman and Williams Guild」
「1 Hotel Brooklyn Bridge」
「マンハッタンの眺望が素晴らしい、今話題のホテル。ダイニングを利用したり、人気のルーフトップバーを訪れて、N.Y.の街を一望したいと思っています」
「1 Hotel Brooklyn Bridge」
答え4:「uka」代表・ネイリスト 渡邉季穂さんの場合|マカオ&香港へ、4泊5日の美食の旅をするとしたら…
人気サロン「uka」の代表としても活躍し、多忙な日々を過ごすトップネイリスト。マカオに新たにオープンしたホテル「モーフィアス」や香港の定宿「ジ・アッパー・ハウス」を巡りながら、美食を堪能する冬旅をリストアップ中。
■1:機内バッグ&スーツケース
「アジア旅行にもちょうどいいサイズの、ファブリカペレッテリエ ミラノのキャリーは新調したばかり。冬旅を盛り上げるセリーヌのムートンバッグと色をそろえてシックに」
■2:現地バッグ&シューズ
「セリーヌの『トリオバッグ』は旅の必需品。気になるレストランやカフェ巡りと、つねにフットワーク軽くいられるように、ステラ マッカートニーの白スニーカーも必ず用意して」
■3:ディナードレス
「ドリス・ヴァン・ノッテンらしい、どことなくオリエンタルが香る、凝った素材のワンピースを用意。冷房がきいているマカオや香港のレストランでは、スリーブタイプが重宝します」
■4:冬旅マストアイテム
「移動中のポーチに必ず忍ばせているのがukaのネイルオイルと万能バーム。ふだんから愛用している、ステンレスカッサや、アトリエ・コロンの香水もスタンバイ」
■5:現地で訪れたいアドレス
「Yi」
「ザハ・ハディド氏による未来建築で話題のホテル『モーフィアス』のメインダイニング。中華料理をおまかせスタイルで提供してくれるのですが、予約がとれないほど人気」
「Morpheus Spa」
「ukaの製品も使用されている『モーフィアス』内のスパは、人工雪を敷き詰めた神秘的な空間が魅力。丁寧な施術も素晴らしく、旅の疲れが癒やされます」
「Morpheus Spa」
答え5:モデル 生方ななえさんの場合|アムステルダムへ、1週間のアートに触れる旅をするとしたら…
ラグジュアリーファッション誌『Precious』をはじめ、数々の女性誌やコレクションで活躍する人気モデル。数か月に1度はリフレッシュも兼ねて海外を訪れるほどの旅好き。今回の旅プランは、アートとの出合いをテーマにアムステルダムを訪れること。
■1:機内バッグ&スーツケース
「海外出張でも、プライベート旅でも頼りにしているシャンパンゴールドのリモワ。移動中もきちんとした着こなしを心がけたいので、エルメスの『バーキン』を機内バッグとして愛用」
■2:現地バッグ&シューズ
「旅先のバッグと靴は、色のトーンをそろえて2~3セット用意するのが決まり。ポップなデザインが愛らしいアクリスのチェーンバッグとトッズのフラットシューズを白でリンクさせて」
■3:ディナードレス
「ブルネロ クチネリのジャンプスーツは、快適でありながら、フォーマルな雰囲気が気に入っています。キラリと輝くモニーレやフェザー飾りの華やかなアクセントがジュエリー代わりに」
■4:冬旅マストアイテム
「旅先でも湯船に浸かる時間を大切にしています。バラカのバスソルトは、驚くほどの発汗を促し、デトックス作用も。旅行時には、小分けタイプを用意し、その日の気分で香りを選べるようにします」
■5:現地で訪れたいアドレス
「Rijksmuseum Amsterdam」
「レンブラントやフェルメールなどの作品が充実している『アムステルダム国立美術館』は必ず訪れたい場所としてリストアップ。じっくり時間をかけて美術鑑賞する予定」
「Rijksmuseum Amsterdam」
「Delft Ware」
「オランダで17世紀からつくられている伝統的な陶器『デルフト焼』に興味があります。専門店を巡り、趣味で勉強中のワインを囲む食卓に合う器を見つけたいです」
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以上、旅慣れた大人の女性に伺った、旅の必須アイテム、いかがでしたでしょうか? 2019年はゴールデンウィークやシルバーウィークなど、まとまった休日の多い一年。旅賢者たちの「欠かせないアイテム」、ぜひ参考にされてみてください。
※掲載したアイテムはすべて私物です。各ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
- PHOTO :
- 小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー)
- WRITING :
- 川口夏希
- EDIT :
- 下村葉月、濱谷梢子(Precious)