2005年12月に東京・日本橋に開業したマンダリン オリエンタル 東京。老舗ホテルならではの超一流のサービスとラグジュアリーな雰囲気に、常宿にしている、あるいは「いつかは泊まりたいホテルリスト」に入れている人も多いのではないでしょうか?

そのマンダリン オリエンタル 東京が2019年、ゲストルーム全179室の改装を発表しました!

「森と水」の成長と成熟をテーマにすべてのゲストルームを改装

世界21か国に事業を展開するマンダリン オリエンタル ホテル グループは、ホテルづくりの根底に「センス・オブ・プレイス=その土地の歴史や伝統、文化を取り入れる」という理念を掲げています。

マンダリン オリエンタル 東京は、美しい日本の自然を日本橋をキーワードに表現することにし、創業時のコンセプトを「森と水」に設定。日本橋が呉服と縁の深い土地であることから、職人や工芸家の技術を用いたオリジナルファブリックで日本の美しい自然を表現しました。

今回の改装では、デザインコンセプトの「森と水」が成長・成熟して春を迎え、より一層の日本らしさと共に瑞々しく成長を続けるホテルの歴史をテーマに。例えば、部屋の随所にゴールド、オレンジ、ダークパープルといった色を使い、果実が実り落ち葉が重なって深みを増すといった自然界の成長シーンを表現しました。

今回は、人気の「マンダリン グランド ルーム」と憧れの「プレジデンシャル スイート」に絞って、部屋の中をご紹介していきます。

より明るく優しい空間に!「マンダリン グランド ルーム」

日本らしさを表現したコンテンポラリーなデザインで人気の「マンダリン グランド ルーム」。バンブー素材の床に合わせたダークパープルを貴調とした高級感のあるお部屋です。ベンチソファなどで曲線を取り入れ、従来の直線ラインを生かしながら、より優しいイメージへと変化させました。

「以前よりも全体のカラートーンが明るくなり、瑞々しい雰囲気になったと思います。また、お部屋でのお食事など、くつろぎの時間をよりお楽しみいただきたいと考え、スクエアだったデスクはラウンドのガラス製のテーブルをご用意しました」と、広報担当者はいいます。

駿河の職人による竹ひごの技術を用いたオリジナル照明や、桐生の打ち掛けを手がける職人のしだれ桜を刺しゅうしたヘッドボード、墨の滲みや筆使いを描いたカーペットなど、日本の物づくりの心がやわらかな灯りの空間に表現されています。

ターンダウンの際には、オリジナルブレンドのエッセンシャルオイルが。枕は好みに合わせて13種類からセレクトできます。
ターンダウンの際には、オリジナルブレンドのエッセンシャルオイルが。枕は好みに合わせて13種類からセレクトできます。
解放感あふれるスペースに、まるでスパのようなバスルームを備えています。
解放感あふれるスペースに、まるでスパのようなバスルームを備えています。

公園の散策をイメージしたラグジュアリー空間!「プレジデンシャル スイート」

自然光が降り注ぐ大きなガラス窓から眺望を楽しめる「プレジデンシャル スイート」は、1ルームのみのスペシャルな空間。ガーデンと盆栽をインスピレーションに、まるで公園を歩いているような心地よさを彷彿とさせる、軽やかで明るい部屋になっています。

「より快適に寛いでいただきたいと、大きなリビングテーブルがひとつだったリビングルームに、複数のテーブルを配置し、バーキャビネットとライブラリールームも設けました。また、ベッドルームは木々の間から空を見上げたような天井になっているのも特徴です。『この部屋で朝起きたときに、まるで東京の公園にいるかのような気分を味わってほしい』という思いが反映されています」(広報担当者)

ダイニングの太陽をイメージした天井照明や、蝶や鳥やボタニカルなアイテムを飾った棚など、とにかくお茶目な仕掛けが多いスペシャルな空間です!

250平方メートルの広さに、グリーンやナチュラルな色を基調とした明るい空間が広がります。
250平方メートルの広さに、グリーンやナチュラルな色を基調とした明るい空間が広がります。
大木の間から差し込む日の光が印象的な壁の、ダイニング。
大木の間から差し込む日の光が印象的な壁の、ダイニング。

今回は、全室リニューアルしたマンダリン オリエンタル 東京の魅力をお届けしました。心地良い光が差し込む「非日常空間」で、リフレッシュステイを体験してみるのはいかがでしょうか?

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この記事の執筆者
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WRITING :
高橋京子
EDIT :
石原あや乃