2018年、述べ1,142,731名の来場者を記録した、パリ・ブーローニュの森にある「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」。現在、イギリスの実業家、そしてアートのパトロンでもあるサミュエル・コートールドのコレクションを2019年6月17日(月)まで展示しています。そして、そのコートールド・ギャラリーコレクションと並行して、フォンダシオンのコレクションの中から新たに選ばれた作品を「絵画の視点」と題して、2019年8月26日(月)までの期間、展示中です。
「コートールド・コレクション:印象派への視点」【2019年6月17日まで】
「コートールド・コレクション:印象派への視点」展は、主にコートールド・ギャラリーに収蔵されている作品をはじめ、数々の国際的なパブリックおよびプライベートのコレクションから、60点の絵画とグラフィック作品を含む110点の作品が集まっています。
19世紀末から20世紀初頭のフランス絵画の名作を、1955年にオランジュリー美術館にて行われた初の展覧会以来64年ぶりに観ることができ、そのなかには、マネの『フォリー=べルジェールのバー』、セザンヌの『カード遊びをする人々』、ファン・ゴッホの『包帯をしてパイプをくわえた自画像』、ゴーギャンの『ネヴァモア(横たわるタヒチの女)』なども含まれています。
本展は、コートールド家の歴史、家業、そしてコレクションや夫妻が行ってきた慈善活動を回顧する資料と映像によって締めくくられているそうです。貴重な作品と共に、彼のコレクションへの情熱もみることができます。
「フォンダシオン ルイ・ヴィトン / ザ・コレクション 絵画への視点 新たなセレクション」【2019年8月26日まで】
同時開催として行われる「フォンダシオン ルイ・ヴィトン / ザ・コレクション 絵画への視点 新たなセレクション」では、フォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションから、1960年代から現代までの23人の世界的アーティストによる、75作品を展示。
絵画をテーマとし、具象画や抽象画、表現豊かな作品から、対象との距離を置いた作品まで、さまざまな角度からアプローチします。
これらふたつの展覧会を同時に開催することで、「歴史的観点に立ち現在のクリエイションの発展に深く寄与する」というフォンダシオン ルイ・ヴィトン。19世紀から現代までのコレクションと共に、贅沢な時間を過ごせる機会をお見逃しなく。
展覧会概要
- 「コートールド・ギャラリーコレクション、印象派への視点」
期間/2019年2月20日~2019年6月17日 - 「フォンダシオン ルイ・ヴィトン/ザ・コレクション:絵画への視点 新たなセレクション」
期間/2019年2月20日~2019年8月26日
住所/8, avenue du Mahatma Gandhi, Bois de Boulogne, 75116 Paris
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部