髪が細くなるとうねりやすく、ボリュームが出にくくなります。そんな髪悩みに応えてくれるのが、sui店長でヘアデザイナーの坂口勝俊さん。
「髪をドライヤーで乾かすとき、根元を立ち上げるのがポイント。そのとき、温風をあてたら、必ず髪を冷ましてください。このひと手間で、立ち上がりのキープ力に差が出ます」(坂口さん)
また、うねりは「伸ばす」のではなく「カール」で目立たなくさせること。「真っ直ぐに伸ばしても、汗などの湿気ですぐうねってしまうなら、うねりを利用して目立たなくする方がスタイリング時間の短縮にもなります」(坂口さん)
時間をかけずに美しくなれるスタイリング術を教わります。
【お悩み】うねってペタンコになる髪をエアリー感のあるふんわりヘアに見せたい!
ミディアム代表:川久保春香さん(38歳/エステティシャン)のお悩みを解決するには…
■髪型:前上がりのレイヤースタイルで毛先とトップにふんわり感を演出
川久保さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★
- ボリューム(少→多)★
- 髪の太さ (細→太)★
- うるおい (乾→潤)★
- 白髪の量 (多→少)★★★
髪の1本1本が細いので、いっそうボリュームが少なく見えてしまう川久保さんの髪。「全体的にふんわりさせるには、毛先に厚みを残した前下がりのレイヤースタイルがおすすめです。極端な前上がりにすると古くさくなるので、骨格のバランスをみながら、緩やかな前上がりにしてください」(坂口さん)
■スタイリング:トップは根元を立たせ、毛先はすべて外巻きに1カール
「トップは根元を立たせるようにドライヤーをあてたら、すぐ手を離さず、そのまま2~3秒、熱が冷めるまで待ちます。このひと手間で立ち上がり力がキープされます。サイドはカールアイロンでレイヤーの入った上段も下段も毛先をすべて外巻きにすると、全体がふんわりとしたエアリー感のあるスタイルになります」(坂口さん)
■1:トップの髪を垂直につまみあげ、ドライヤーの熱風をあてる
■2:ドライヤーを外したら、2~3秒間そのままキープして熱を冷ます
■3:こめかみの上あたりも同様に根元を立ち上げながらドライヤーをあてる
■4:レイヤーを入れた段ごとに、毛先をカールアイロンで1カール外巻きに
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ■ドライヤーの熱風を根元に当てたら、必ず冷ます
- ■前上がりのスタイルは、上げすぎないようにバランスが重要
- ■肩にかかる毛先だけでなく、レイヤーの段ごとに動きをつけて軽やかさを出す
「髪が細くなるとクセがつきやすい反面、すぐに落ちやすいのが難点。ドライヤーは熱風を当てたら冷ます、これを繰り返してスタイリング力をキープさせてください」(坂口さん)
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定休日:火曜
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- WRITING :
- 中島祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑