着るだけで美しくなる「理想のワードローブ」vol.4

着こなしがシンプルになるこれからの季節、ますます重要になるのが、選び取るアイテムひとつひとつが放つ“存在感”です。

ベーシックの真髄を深く理解する知的な美意識とおしゃれの冒険を品よく楽しむバランス感覚を備えた大人の女性のワードローブに本当に必要なものは?

その答えは、上質素材とつくりのよさにこだわりながら、旬の洗練へのアプローチも忘れないブランドが矜持をもって発信する「名品」にありました! 選びの視点、優秀ポイント、活躍例をまとめた「理想のワードローブ」をご紹介します。

色も柄もフレッシュに更新し続ける魅惑の「一枚」、エルメスの進化系スカーフ「カレ」

メゾンのルーツを象徴するサングル(乗馬用のバンド)を描いた2種類を組み合わせて、「1枚の図案」にアレンジ。左側は1985年に発表された図柄。ブルーを基調にした爽やかな配色が、スポーティーな雰囲気。右側の図柄は2017年に登場した「ジグザグのサングル」。ベージュ濃淡とピンクが優美な印象。カレ『ドゥブル・サングル』¥52,000【サイズ:90×90cm】[シルクツイル](エルメスジャポン)

「カレ」とは、1937年にエルメスが発表した90×90cmのシルクスカーフ。首に巻いたり、ヘアアレンジに使ったり、ベルトにしたり……。楽しく自由な使い方ができるベーシック名品の代表です。

ただし、長く愛される理由はそれだけではないのです。手描きの原画をもとに、約75,000種類のオリジナルカラーから選び取られた配色で表現された図柄は、それぞれにタイトルとストーリーがつけられた「絵画」のようなもの。

ときには、そのなかのひとつが斬新なアレンジで再登場するオマージュ的なデザインも、ファンを惹きつけて止まない理由です。

そうした「カレ」の楽しい進化を物語る一枚『ドゥブル・サングル』は、メゾンのルーツ=乗馬の世界を、異なる年にふたりのアーティストが描いた2種類の図柄を一枚絵にしたもの。かつてファンを驚かせた、2枚の図柄を縫い合わせたデザインの進化版です!

長く触れているからこそわかる奥深い魅力。それこそが、人生を豊かにするエルメスの名品のあり方なのです。

  • ベージュを主役に ベージュを見せるように細くたたみ、アスコットタイ風に襟元を埋めてスタイリッシュに。レザーシャツ¥920,000・スカート/参考商品(エルメスジャポン)
  • 配色を生かして 対角線で細長くたたみ、片端を長く遊ばせるように結んで表情豊かに。スカーフ/すべて左と同じ。ニット¥159,000・スカート/参考商品(エルメスジャポン)
  • ブルーを主役に 三角形に2回折り、ブルーを見せつつ首に回してから端を輪に通して結び、バンダナ風に。シャツ¥150,000・パンツ¥150,000/参考色(エルメスジャポン)

斬新な展開が楽しい「カレ」は図案だけでなく新しい形も話題!

トライアングル ジェアン『カドリージュ・バヤデー ル』¥86,000【サイズ:188×94cm】(エルメスジャポン)

さまざまに使える理想的な大きさとして考案された90cm角の「カレ」は、形自体が名作であり、アイコニックな意匠です。エルメスは、それをアレンジする発想でさまざまなサイズや形状で「カレ」の世界を広げています。

三角形の「トライアングル ジェアン」も、新しいファミリー。140cm角の「カレ ジェアン」を斜めにカットすることで、肩にかけるだけでサマになり、大判だけれど軽やか! 装いのイメージを高めるフレッシュな演出力に魅せられます。

※掲載した商品はすべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
川田有二(人物)、戸田嘉昭・小池紀行・池田 敦(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
白井艶美
HAIR MAKE :
井手堅司(UM/ヘア)、川原文洋(UM/メイク)
MODEL :
安宅葉菜
COOPERATION :
PROPS NOW
EDIT&WRITING :
岡本治子、喜多容子(Precious)