名店ひしめく恵比寿は、そば店も個性派ぞろい! あの名店の料理長が手掛ける新感覚の蕎麦懐石や、老舗の精神を受け継ぐミシュラン掲載店など、ワインや日本酒とともに堪能したいこだわりのそば店を、プレステージなレストランの予約を得意とする『一休.comレストラン』にて口コミ高評価のお店と、料理人の顔が見えるグルメ・レストランサイト『ヒトサラ』でシェフがオススメするお店の中から4軒、厳選しました。
休日のランチに、日本酒とお蕎麦でまったりしたい夜に是非、参考にされてください。
【目次】
ランチが人気|恵比寿のそば店
【1】蕎麦懐石 義
あの「賛否両論」で料理長を務めた齋藤義展氏が、満を持して独立・オープンさせた蕎麦店が恵比寿にあるのを、ご存知でしょうか?
店の名は「蕎麦懐石 義」。蕎麦屋のイメージからはちょっと意外な、ガラス張りのスタイリッシュなビルの地下に、自然光差し込む、明るくモダンな空間が広がります。
ニューヨークの三ツ星和食店「雅 」で修業したことから、齋藤シェフの経歴はスタート。その後、地元埼玉の蕎麦割烹で本格日本料理を学び、料理長に就任。さらに「賛否両論」の笠原将弘氏のもとで4年間修業したのち、料理長に抜擢されています。
そんなシェフが展開する蕎麦懐石は、ニューヨークテイストと賛否イズムを継承した、彼独自のものとなっています。
すべては蕎麦をおいしく食べるため。〆に向かって盛り上がる、趣向を凝らした新感覚の蕎麦コースを、リーズナブルな価格で堪能を。
おすすめのランチプランは、「【ランチおまかせコース】揚げ物,新蕎麦,5種から選べる水菓子など蕎麦懐石 義が贈る全6品 3,780円」。ある日の一例として、先付「蕎麦豆腐、はまぐりのせフルーツトマト」、揚げ物「桜ますおかき揚げ、ホタテふきのとう衣揚げ」、お椀「海老と空豆新丈、菜の花のお椀」、向付「本日の三種 にんにく塩こぶ」、おしのぎ「手打ち蕎麦 二種の蕎麦つゆといろいろ薬味」。さらに食後の水菓子も絶品で、「蕎麦コーヒーアイス」や「わらび餅」、「大葉シャーベット」などの中から、好みのものをチョイスすることができます。
問い合わせ先
- 蕎麦懐石 義
- 営業時間/12:00~14:00、18:00~24:00 日/12:00~14:00、16:30~22:30
予算/ランチ 4,000円~4,999円 、 ディナー 6,000円~7,999円
席数/19席(個室1室)、カウンター7席 テーブル2名掛(1席)テーブル4名掛(1席)個室6名掛(1席)
喫煙可否/全面禁煙
TEL/03-6303-1105
住所/東京都目黒区三田2-3-20 peerless B1F
【2】坂
恵比寿駅より徒歩7分「坂」は、一風変わった和食とフレンチのレストラン。と言っても、創作和食でも懐石風フレンチでもありません。和食のコースをベースに、メインとデザートにフレンチの一皿が提供されるのです。
お店のデザインは土壁や木目が基調の和風で、慎ましい隠れ家のような雰囲気も。広めに取られた木のカウンター席は、友人やパートナーと肩を並べ楽しむ、しっとり優雅なひとときにぴったりです。
シェフが大切にしているのは、日本の四季。旬の食材を使用するのはもちろん、季節毎に器まで入れ替え、ひとつのコースの中で、和、フレンチと緩急をつけ展開し、独自の世界を見せてくれます。
物語のフィナーレを飾るのが、シェフが手打ちする十割蕎麦。そしてフレンチのデザートが続き、コースを締めくくります。
ここでしか味わえない、「和食とフレンチ」の融合。ちょっと意外かもしれませんが、是非ワインとともに楽しんでみて。
おすすめのランチプランは「~四季折々の食材を使用したお昼の贅沢コース~ 前菜、造り、メイン、デザートなど全7品 6,000円」。内容の一例として、日替わりの先付、前菜「秋刀魚の燻製オイルマリネと焼き茄子 オレンジソース」、鮮魚二種盛り、椀「松茸 帆立しんじょう 銀杏」、メイン「イベリコ豚のソテー 胡麻風味ソース」、食事「手打ち十割蕎麦」、デザート「わらび餅 生姜風味のアングレーズ ほうじ茶のアイス」。
問い合わせ先
- 坂
- 営業時間/11:30~15:00、18:00~24:00
定休日/日曜日(事前の御予約で営業致します)
席数/17席
喫煙可否/全面禁煙
住所/東京都渋谷区恵比寿2-8-13 1F
恵比寿のおすすめそば店
【1】翁
白く美しい更科蕎麦。発祥は江戸時代、麻布に創業した蕎麦屋が、蕎麦の実の芯だけを使った麺を扱ったことから…とされています。そしてその直系8代目の女将が、昔の店を再現したいとの思いで開いたのが、恵比寿駅より徒歩3分、「翁」です。
ビルの階段を地下へと下りると、風格ある木戸が目の前に現れます。街の賑わいを遠ざけるようなその扉を開けると、木の床や土壁がどこか懐かしい風情を醸す、和モダンの空間が迎えてくれます。
カウンター席には、巧みな包丁さばきを眺めながら、ひとり食事を楽しむ女性客の姿も。また個室も、テーブルタイプと掘りごたつ式の2種が用意されており、さまざまな場面で和みの時間を演出してくれます。
かつての店舗には左右に2つの入口があり、左の木戸は蕎麦だけの客、右は座敷で酒と肴を楽しむ旦那衆用だったそう。「昔ながらの右木戸の蕎麦屋を再現したい」…そんな女将の思いを形にしたのがこのお店です。「右木戸」で提供されていたスタイルを受け継ぎ、一品一品手間暇をかけた蕎麦懐石を展開。その繊細な料理は、ミシュランも認めるところとなっています。
たとえば、白子煮、生湯葉、ホタテ煮、カキ煮、イカ醤油漬け、海老煮の6品を一皿に集めた「前菜盛り合わせ」。味付けのベースとなるのは、長年継ぎ足してきた蕎麦の返し。素材ごとに火入れを施し、漬けにも普通の醤油ではなく、蕎麦つゆをアレンジしたものを使うなど、丁寧な仕事が光ります。
そしてなんと言っても、〆の「更科蕎麦」。真っ白な美しい見た目はもとより、打ちたてならではの爽やかな風味が、コースの終わりに得も言われぬ余韻を残してくれます。
問い合わせ先
- 翁
- 営業時間/18:00~22:30(L.O.)
定休日/日・祝日
予算/ディナー 25,000円
席数/30人
喫煙可否/分煙
TEL/03-3477-2648
住所/東京都渋谷区恵比寿西1-3-10 ファイブアネックスB1F
【2】蔭山樓 恵比寿店
最後に、日本の蕎麦とは異なりますが、オリジナルの「鶏白湯塩そば」が人気の店を1軒ご紹介。
「蔭山樓 恵比寿店」は、フカヒレ料理がメインのレストラン。フカヒレと言えば中国料理をイメージしますが、エントランスには特に中華とは銘打たれていません。敢えて名をつけるなら「蔭山料理」。そんなオリジナリティあふれる、こだわりの料理を楽しむことができるお店です。
店内は、白や黒、茶色など落ち着いたトーンを基調に、スタイリッシュなイメージにまとめられています。随所に取り入れた木の風合いが、程よくカジュアルなムードを演出。肩の力を抜いて、自慢の逸品を堪能しましょう。
オーナーシェフ・蔭山健一氏は、京王プラザホテル等の有名中華を経験しており、フカヒレと麺を扱う料理をとりわけ得意としています。同店を代表するメニューと言えばやはり「フカヒレの姿煮込み」ですが、もうひとつの名物が「鶏白湯塩そば」。フカヒレを煮込む際、スープとして使用する白湯に麺を入れたメニューですが、普通は丸鶏や豚骨で白湯を取るところを、同店では手羽先を使っている点が特徴的。手羽先で取る白湯はコラーゲンたっぷりで、濃厚な旨みを楽しめます。
今やフカヒレと並ぶ人気メニューとなった「鶏白湯塩そば」を、是非一度ご賞味あれ。
おすすめのプランは、ディナーコース「【一休限定価格】蔭山樓おすすめコース こだわりのフカヒレ姿煮や当店名物の鶏白湯そばなど充実の全7品 5,184円」。「フカヒレの姿煮込み」や名物「こだわり麺の鶏白湯塩そば」など、同店のエッセンスをリーズナブルに堪能することができます。
問い合わせ先
- 蔭山樓 恵比寿店
- 営業時間/11:30~15:00、18:00~22:00 日/11:30~15:00、17:30~22:00
定休日/年末年始
予算/ランチ 3,000円~3,999円 、 ディナー 6,000円~7,999円
席数/26席
喫煙可否/全面禁煙
住所/東京都渋谷区恵比寿3-2-2
※本記事で紹介したプランの価格はすべて税込です。
※本記事は2019年4月26日(金)時点での情報をもとに作成しています。
- TEXT :
- Precious.jp編集部