ローズゴールドとは、ゴールドの色味に、赤いバラを思わせるような、赤の要素がほのかに感じられるゴールドの通称。高級腕時計のケースには、ステンレススチールのほかに、シルバーやプラチナ、前出のゴールドなどの貴金属が使われる、特にゴールドは、ピンクやイエローがかったもの、ローズゴールドなど、さまざまな表情から選べるから、華やかさや落ち着いた印象まで演出仕分けることが可能だ。
そのようなゴールドの輝きには、どの種類にも、吸い込まれてしまうような抗いがたい魅力がある。とはいえ、大人の男として華美になりすぎるのはいただけない。輝きをほどよく抑えたローズゴールドで、さりげなく自己主張。シャツのそで口から、ちらりと覗くぐらいがツヤっぽい。
クラシカルな雰囲気漂うコンプリケーションモデル
ブランパン『ヴィルレ ウィークリー インジケーター
ラージデイト 8デイズ』
美しく湾曲したブルースチールのサーベント針が指し示す外周の1~53の数字は、週番号を表す。さらにラージデイトと曜日表示も搭載するコンプリケ ーションモデル。クラシカルなデザインと落ち着いた色味のケースが絶妙な組み合わせ。飽きずに長く使うことができる一本といえるだろう。
落ち着いたゴールドが醸す超複雑時計の風格
IWC『ダ・ヴィンチ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ』
フライバッククロノグラフにトゥールビヨン、さらにはレトログラード式の日付表示。この3つの複雑機構をひとつの時計にまとめるため、IWCはパーツからすべてを見直したという。ケースやインデックスに用いられた落ち着いたゴールドが本格派の風格を感じさせる。コンプリケーションを支える68時間のパワーリザーブも心強い。
ゴールド×ブラウンでイタリア風伊達男を気どる
ブルガリ『オクト ローマ』
円と八角形を組み合わせた個性的なケースデザインでありながら、絶妙のバランスで決して悪目立ちすることはない。そんな『オクト』の魅力を楽しむなら、控えめなゴールドに光沢のあるブラウンのダイヤルを組み合わせたこちらのモデルを。
いかがだろう、洗練されたデザインと、ローズゴールドの組み合わせはスタイルを選ぶことなく、大人の色気を引き出してくれる。時計の魅力をさらに引き立てるイタリア風伊達男のコーディネートも参考にしていただきたい。
※価格はすべて税抜きです。※価格はすべて2017年夏号掲載時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious 2017年夏号スイスの2大時計フェアから厳選した男の手元を飾るべき「名品時計」の結論より
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- クレジット :
- 撮影/武田正彦(静物)、唐澤光也(静物/パイルドライバー)、川田有二(人物)スタイリスト/大西陽一(RESPECT) ヘア&メーク/星 隆士(SIGNO) モデル/Trayko 構成/川上康介、岡村佳代