「代官山 蔦屋書店」で見つけた、「丁寧な暮らし」という呪縛を解く本

「代官山 蔦屋書店」の「丁寧な暮らし」という呪縛を解く本コーナー

ライフスタイルを提案する書店の先駆けで、大人の文化発信基地でもある「代官山 蔦屋書店」。「3年ほど前から、土井善晴さんの『一汁一菜』がロングセラーですが、その辺からレシピ本に変化が出てきたように思います」と料理コンシェルジュの戸木田さん。

「少し前はつくりおきして楽をしようという提案が流行りましたが、つくりおくこと自体しんどかったりして…。丁寧な暮らしにも疲れ始めていて、その反動か、無理せずきちんとおいしいレシピ本が売れています。

食材ひとつだけとか、調味料は塩とオリーブオイルだけとか、スープで丸ごと栄養をとるとか。働く人にとって、毎日自炊は厳しいけれど安心できる食事はとりたいから、こういう本に手が伸びるのだと思います」

だれにアピールするでもない日々の食事こそ、「ラクに幸せ」を見直したい。

■1:「正直、疲れている」と嘆く、働く女性の救世主となる「一汁一菜」
『何も作りたくない日は ご飯と汁だけあればいい』

『何も作りたくない日は ご飯と汁だけあればいい』著=ワタナベマキ KADOKAWA ¥1,380(税抜)

忙しくて時間がないときでも、ご飯と汁ものの組み合わせがあれば十分。そう思わせてくれるレシピは、どれも15分以内でつくれるものばかり。何品もおかずをつくる必要はなかったのか…と、気持ちがラクになる。

■2: 素材の力に頼った簡単スープの底力に驚く! 
『スープ・レッスン』

『スープ・レッスン』著=有賀 薫 プレジデント社 ¥1,300

2011年より、毎日スープをつくり続けている「スープ作家」の著者が、究極のベーシックスープを伝授。「旬 の野菜に勝る栄養はない!」と思える、素材の力をふんだんに引き出すスープはひと皿で満足度大。

■3:淡々と、粛々と日々のご飯をつくる幸せに気づける一冊
『面倒くさい日も、おいしく食べたい! 仕事のあとのパパッとごはん』

『面倒くさい日も、おいしく食べたい! 仕事のあとのパパッとごはん』著=一田憲子 SBクリエイティブ ¥1,380(税抜)

「余計なことをしないおいしさ」「おいしい組み合わせを知る」「困った日は豚肉巻き巻き」。暮らしまわりを中心に記事を執筆・編集する著者が提案するのは、毎日忙しく働く世代にこそ響く、心とおなかにしみ渡る日々のご飯の話。

代官山 蔦屋書店

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※本記事は2019年5月7日時点での情報です。

PHOTO :
よねくらりょう
EDIT :
本庄真穂
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