涼やかに見えて、きちんと装う、真夏の黒の着こなしレッスン
真夏のブラックは重くて暑苦しい! そんなマイナスイメージを払拭するために3つの着こなしアプローチを考えました。これさえマスターすれば、知的でクールな「涼感ブラック」は思いのまま。
「涼感ブラック」3つのアプローチ
■1:「肌見せ」で極める洗練されたこなれ感
ノースリーブトップスで潔く、健康的に黒を装う
真夏のオンスタイルでの「肌見せ」は、ノースリーブトップスをおすすめします。選びの基準は、ジャケットなしでも十分に存在感のあるトップスであること。そして、合わせるボトムは、マキシスカートやワイドパンツなどで黒の分量を多めにしましょう。どこか「肌見せ」したら、ほかは黒で隠す、このさじ加減が重要です。
肌×ブラックのモード感が、堅い仕事服に旬のゆとりを授けて
ノースリーブのミラノリブニットは、背中側の中央に深いスリットが入った風通しのよいデザイン。マキシ丈のラップ風スカートにもスリットが入り、見え隠れする素足が程よい抜け感を演出します。
問い合わせ先
- ブラミンク TEL:03-5774-9899
- GALERIE VIE 丸の内店 TEL:03-5224-8677
- ラリック銀座店 TEL:03-6228-5206
- JIMMY CHOO TEL:0120-013-700
縦ラインを強調するノースリーブ× 細身のラップスカート
ノースリーブの直線的なライン、ラップスカートのタイトなシルエット、さらにハイウエストでのタックイン…、と黒を重く見せない工夫が満載。
問い合わせ先
- Vince 表参道店 TEL:03-6804-1224
- ebure TEL:03-5412-1871
- ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店 TEL:03-6263-9953
- コロネット/ニナ リッチ TEL:03-5216-6518
■2:「透け感」で表現する繊細な女らしさ
シフォンやレースなど透けた黒からわずかに感じさせる素肌は、夏にふさわしい清涼感やセクシーさだけでなく、黒は強い、怖い…というイメージも払拭してくれます。だからこそ、オンスタイルに活用するときは、アクセサリーは控えめに。辛口の女らしさを狙いましょう。
レースの女らしさと黒シャツのキレのよさ。その絶妙なマッチングを楽しみたい
複雑な幾何学模様を組み合わせたワザあり! のレースシャツ。ベーシックなシャツカラーをベースにしつつも、前立てとカフスにたっぷりと施されたフリルデザインが、グッチならではのラグジュアリーな世界感を表現しています。全身を黒に、「ダブルG」のロゴベルトで小粋に着こなしましょう。
問い合わせ先
重くなりがちな黒に極薄の質感が涼感を与える
[上]チュールレースが描くロマンティックなブラックが印象的
チュールレースに繊細なフラワーモチーフをちりばめた、華やかなブラウス。ネックラインから胸元にかけて施したラッフルとくるみボタンがクラシカルな魅力を演出します。
問い合わせ先
- IZA TEL:0120-135-015
[中]ニットとケープが一体化したエレガントな一枚
身ごろはハイゲージニット、その上にケープのようなシルクシフォンを重ねた優雅なトップス。部分的に透ける肌と流れるようなラインが着映えを約束します。
問い合わせ先
- ラルフ ローレン TEL:0120-3274-20
[下]縦ストライプがモダンな表情を与えるプルオーバー
極薄のシフォン生地に、ストライプ状に細いコードを並べたプルオーバートップス。ドロップショルダーのゆとりあるシルエットも今年らしい。
問い合わせ先
■3:「小物合わせ」で叶う、あか抜けた知性
辛口のコントラストで仕上げれば、いつもの黒も脱・無難!
「辛口な黒」の着こなしを極めるには色を排除し、オールブラックに徹底することが鍵。ただし、暑苦しい、それでは重い! と感じたなら、服ではなく小物で清涼感をプラスしましょう。例えば白のバッグやジュエリー…黒とのコントラストが効いて、着こなし全体がシャープな印象に。
清涼ブラックを背景に、ピュアな白のジュエリーがより端正な魅力を発揮!
ベースになる黒は、大胆なVカットが魅力のオールインワン。手元にホワイトセラミックのジュエリーを集中させて、上品な白を強調。黒とのコントラストを楽しみましょう。
問い合わせ先
- マックスマーラ ジャパン TEL:03-5467-3700
- ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス TEL:0800-555-1001
- シャネル(カスタマーケア) TEL:0120-525-519
重量感のある黒ワイドもピュアな靴とバッグでメリハリを計算!
服はあくまでも黒で統一し、小物で少量の白を効かせる、が成功の秘訣。ブラウスはドロップショルダーのゆったりしたデザイン。ハイウエストのパンツにタックインして、メリハリあるフォルムをつくりましょう。
問い合わせ先
- ebure TEL:03-5412-1871
- ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク TEL:0120-488-712
- アノア TEL:03-3408-6690
- セルジオ ロッシ カスタマーサービス TEL:0570-016600
※掲載した商品はすべて税抜です。
- PHOTO :
- 浅井佳代子(人物)、佐藤 彩(静物)
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- RYOJI IMAIZUMI(SIGNO/ヘア)、川原文洋(UM/ヘア&メイク)
- MODEL :
- 安宅葉奈
- EDIT&WRITING :
- 竹市莉子(HATSU)、喜多容子(Precious)