日々の疲れを洗い流し、心身共にリフレッシュできる温泉旅。天然資源である温泉はその土地ごとの個性があり、ただ体が温まるだけでなく、全身の凝りがほぐれるのを感じられたり美肌に近づけたりなど、普段の入浴では得られないさまざまな恩恵をもたらしてくれます。
そうした温泉のポテンシャルをしっかりと実感できる北海道の名宿を、温泉ジャーナリストの植竹深雪さんがピックアップ。今回ご紹介するのは、道東・鶴居村にある「ホテル タイト(HOTEL TAITO)」です。

公式サイト
濃厚なモール泉に感動!希少な植物由来の温泉で心身を浄化を叶える
道東の玄関口・釧路空港から車で約40分の鶴居村。特別天然記念物のタンチョウの生息地として知られる静謐な村に佇む「ホテルタイト(HOTEL TAITO)」は、プロカメラマンの和田正宏さんがオーナーを務め、世界中から写真家や自然愛好家が集います。
野生動物たちの息遣いを感じるこの地で、ゲストが堪能できるもうひとつの自然の恵みが地下1,200メートルから湧く温泉。その魅力について植竹さんはこう話します。
「こちらの温泉は、国内でも希少なモール泉。モール泉とは太占の植物が堆積した地層を通って湧き出す温泉で植物由来の有機物を豊富に含みます」(植竹さん)
「北海道の一部などごく限られた地域でしか入れない貴重なモール泉ですが、なかでも鶴居村は濃厚なところが多いように感じられます。琥珀色の湯に浸かるとモール泉特有の芳醇な香織に包まれるのが至福です。また、肌に細かい泡が付くのも見られ、湯の鮮度のよさも実感できます。泉質は、ナトリウム – 塩化物・炭酸水素塩泉。pH9.1のアルカリ性の湯で、ぬるぬるつるつるとした浴感にも癒されました」(植竹さん)
男女別の大浴場には内湯・露天風呂を完備。毎分400リットル湧出と湯量が豊富で、浴槽は全て源泉かけ流しです。内湯は大きなガラス窓に面した三角形の浴槽が特徴的。窓から差し込む光が湯面を照らし、モール泉の琥珀色の美しさを際立たせます。
一方、岩造りの露天風呂では、鶴居村の凛とした空気と共に季節の移ろいを肌で感じられる空間。冬場は白銀の世界を眺めながらの雪見風呂も格別です。エゾリスがふと姿を現したり、耳を澄ませばタンチョウの鳴き声が聞こえたり、俗世の喧騒から隔絶された非日常空間でじっくり湯浴みすれば、心身が澄み渡っていくのを実感できることでしょう。
ご当地の味覚が目白押し!旬の素材を生かした特撰料理を五感で満喫
温泉でリフレッシュしたあとは、鶴居村の豊かな実りを味わう夕食の時間。木の温もりを感じるレストランで提供されるのは、地元産の食材を主役にした、滋味深い料理の数々です。酪農の村として名高い鶴居村ならではの濃厚な乳製品や、阿寒ポークなど素材そのものの持ち味を大切にする一皿一皿に誠実なホスピタリティが宿ります。
朝食はヘルシーな和定食。鶴居村産の濃厚な牛乳や新鮮な卵、旬の地元野菜を使ったサラダや小鉢料理で爽やかな目覚めを迎えることができます。
以上、「ホテル タイト」をご紹介しました。鶴居村の豊かな自然環境で濃厚なモール泉に浸かり心身のリフレッシュを図りたい人は、次の旅先候補のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?
問い合わせ先
- ホテル タイト
- 住所/ 北海道阿寒郡鶴居村鶴居西1-5-1
客室数/全16室
料金/朝夕2食付き 2名1室1名 ¥13,350~(税込) - TEL:0154-64-3111
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 中田綾美
- EDIT :
- 谷 花生(Precious.jp)

















