緊張感のある仕事の場面でも、ちょっと華やいだプライベートのシーンでも、大人の女性にとってタイトスカートは魅力を格上げする頼りになるアイテム。

ただ、年齢を重ねると、下半身のもたつき感が気になり、敬遠してしまう方が多いのも事実。

確かにカーヴィーなウエスト、フラットな下腹、丸くてキュッと上がったヒップ、そんな理想的なスタイルでタイトスカートをはきこなせたらベストではありますが、それをエクササイズでつくり上げるには遠い道のり……。

「手っ取り早くどうにかしたい!」それが世の女性の本音ですよね。

はくだけでシェイプアップしたかのようにスッキリ!タイトスカート姿を美しくメイクする「ガードル」の威力とは?

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美しいスタイルを演出するには、下着選びが必須!

「そのワガママな願いを叶えてくれるのがガードル」というランジェリーライターの川原好恵さん。ガードルと聞くと「窮屈」とイメージする人が多いようですが、今は伸縮性とサポート力を両立した素材開発が進んでいるため、はき心地も締めつけ感が軽減されて快適。

たしかにショーツに比べたらある程度のシェイプ感はありますが、それがいい意味で意識づけになって姿勢が良くなりスタイルアップするということも。何より、はくだけで気になるお腹やヒップのもたつきが改善できるのであれば、試す価値「大」です。

醜いヒップラインを撃退するために選ぶべきは、太ももまである「ロングガードル」!

ガードルには脚の付け根までのショートタイプと太ももまであるロングタイプがありますが、タイトスカートに合わせるならロングタイプを選ぶのが必須。いずれも下半身全体をスッキリ見せるだけでなく、スカートに下着のラインが出る心配もなくなります。そんなロングガードルのなかから、特に気になる部位別に川原さんにセレクトしていただきました。

■1:たるんだ太ももが気になるなら、丈が長めのロングガードルを

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ロングガードル¥6,500/フロラーレ バイ トリンプ(トリンプ・インターナショナル・ジャパン)

「運動不足で内腿のたるみが気になる」そんな方は、膝上に近い長さでしっかり太もも部部分をカバーするロングガードルをセレクト。フロントはパワーネットが裏打ちされているから下腹もしっかりコントロール。ウエスト部分はゴムを使わず、生地を折り返してあるので圧迫感を感じにくく、食い込みも気になりません。

■2:ウエストラインの段差が気になるなら、ハイウエストガードルを

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ハミデンヌ おなかキレイパンツ¥4,200/ウイング(ワコール)

“ハミ肉が出ない”ことを目指しているから、商品名は「ハミデンヌ」。ハイウエスになっているため、ショーツの上にお肉がのって、ウエストラインに段差がつきやすい方におすすめです。

ウエストまわりに“ハミデンヌテープ”が配され、ウエストのハミ肉をしっかりホールドし、めくれにくい設計に。夏に嬉しい吸汗速乾素材を使用しています。※クロッチ部分は綿混素材なので、これ1枚ではいてもOKです!

■3:ヒップラインが気になるなら、丸みのあるお尻をつくるガードルを

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桃ソフトガードル¥4,000/ブラデリスニューヨーク(ゴールドフラッグ)

プリンとした丸みと高さのあるヒップなら、タイトスカートをはいたときの後ろ姿がさらに魅力的に。このガードルは腰まわりや太ももに流れているお肉をググッとかき集めるという優れモノ。

お肉を集めたヒップ部分はやわらかく伸縮性のある素材のため、丸く形を整えます。ヒップが上がり、太ももの境目がしっかりできることで、脚長効果も期待できます。


ガードルで下半身がスッキリすれば、タイトスカートだけでなくペンシルパンツやボディーにフィットしたニットワンピースなども自信をもって着られそう。夏のお洒落の幅を広げるためにも、ガードルを活用してはいかがですか?

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この記事の執筆者
文化服装学院卒業後、流通業界で販売促進、広報、店舗開発を約10年経験した後、フリーランスとして独立。下着通販カタログの商品企画などを経て、現在はランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ウェブサイトなどで執筆・編集を行なう。モットーは「ラグジュアリーからプチプラまで」。国内外の展示会・店舗を幅広く取材する。
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PHOTO :
Getty Images(Image)
WRITING :
川原好恵
EDIT :
石原あや乃