まだまだ続くパンブームの中、パンに合うドリンクがぞくぞく開発されています。
その代表といえるのが、カネカ食品の「パン好きのカフェオレ」、ひかり味噌の「Good Choice! トーストが美味しいMisoスープ」、キッコーマン飲料の「デルモンテ PANTO(パント)」の3つ。
それぞれ、どんなパンに合うことが想定されているのか、パンに合うとはどういうことなのか、詳しくインタビューしてみました!
パン生活をより楽しく!やみつきになる「パンに合うドリンク」3選
■1:パン好きのカフェオレ
まずはカネカ食品の担当者の方に、「パン好きのカフェオレ」についてお聞きしました。
●どんなパンに合うことが想定されている?
「さまざまなパンと合うカフェオレですが、実は、パン好きの消費者にカフェオレと一緒に食べたいパンをお聞きすると、クロワッサンがNo.1に上がってきます。
そのため、特にバター感の強いクロワッサンのおいしさを、最大限に引き立てられるように、食べ合わせを想定しています。そのほか、パンの愛好家(マニア)の方々からは、チョコ系のパンと合う、とのご意見も頂いており、甘いフレーバーのパンともよく合います」
●パンにどのように合うの?
「パン好きの消費者にインタビューなどを行ったところ、本当はもっと、パンの味わいを楽しみたいのに、市販のカフェオレのコーヒー感が強すぎたり、甘味が強すぎてパンの味が消されてしまったり、といった潜在的な未充足ニーズがあることが分かりました。
そのため『パン好きのカフェオレ』は、パンと一緒に召し上がっていただくときに、口の中でパンのおいしさが最大限に引き立つよう、ミルクの濃厚感はそのままに、スッキリとした後味のカフェオレに仕上がっています」
●こだわったポイント
1.北海道産生乳を、日本最高クラスの94%使用。
2.原料は生乳、コーヒー、砂糖の3つだけ。
3.ベルギーのピュアナチュール社の製法による、すっきりとした後味を実現。
●パンがやみつきになりそう?
「間違いなくやみつきになっていただけると思います! 商品を扱っていただいているベーカリーさんでは売り切れが続出しており、大変好評です」
■2:Good Choice!トーストが美味しいMisoスープ
続いて、ひかり味噌の担当者に「Good Choice! トーストが美味しい味噌スープ」について伺いました。
●どんなトーストに合うことを想定されている?
「パッケージにも写真が掲載されておりますが、トーストにバターを落としたものを想定しています」
●こだわったポイント
「当社は味噌メーカーで、即席の味噌汁も複数種類を製造しています。通常の即席味噌汁は、だしなどで味を整えた味噌に、わかめなどの具材を合わせてつくりますが、この商品は、さらに“スープ粉末”を加えて、トーストに合うよう、“洋風の新しい味噌汁”という発想でつくりました」
●パンがやみつきになりそう?
「普段は和食のお供である味噌汁ですが、これまでにないパンの新しい相棒としてチャレンジいただき、おいしいパン食に少しでも寄与できましたら幸いです」
■3:デルモンテ PANTO(パント)
続いて、キッコーマン飲料の担当者に、デルモンテ PANTOシリーズ「デルモンテ PANTO ガスパチョ」と「デルモンテ PANTO 豆乳ヴィシソワーズ」について伺いました。
●どんなパンに合うことが想定されている?
「どちらの味もバゲットやクロワッサン、塩パンなど、シンプルな味わいのパンとの相性は抜群ですが、もちろん、惣菜パンにも合います。ガスパチョは、トマトの爽やかな酸味があり、カツサンドやウインナーロールなど味が濃い目の惣菜パンに合わせるとさっぱりとお召しあがりいただけます。
豆乳ヴィシソワーズは、豆乳の優しい味わいが特徴で、チーズやミルクを使用したパンとのハーモニーが楽しめます」
●パンに合うドリンクとは、どういうもの?
「味の相性がよく、味わいが足し算ではなく、かけ算になること。そして、何より、ごはんと味噌汁のような、情緒的にも不可欠であるような存在になりたいという想いがあります。おいしいパンを食べるときは、気分が上がるもの。そんな気分にもそっと寄り添えるのが、パンに合う飲み物だと思います」
●こだわったポイント
「パンが好きな方は、バゲットやフランスパン、クロワッサンのようなシンプルで、パン本来のおいしさを味わいたいはず。ただ、そうすると、食事の彩りや食材の種類、栄養が不足しがち。特に外出時は、もう1品用意するのも面倒ですよね。そんなとき、パンに合う飲料で、手軽に不足しがちな野菜を、スープという形で摂っていただければと思っています。パン生活をおしゃれに楽しみつつ、野菜も摂れちゃう、そんなシーンを想定しつつ、おしゃれなパッケージと“野菜が摂れておいしい”というスペックにこだわりました」
●パンがやみつきになりそう?
「はい、パン生活がより楽しくなると思います。パンに合う味わいを追求しつつ、今後もラインアップを増やし、バラエティーを楽しんでもらえるよう商品開発を続けてまいります」
「パンに合う」とひと口にいっても、どれも深いこだわりがあり、さまざまな形でパンとの相性が考えられたものでしたね。パン好きな方は、ぜひさまざまなパンとドリンクの組み合わせを試してみてはいかがでしょうか?
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利