正解は…
単純にお客様にお茶をお出しする、などの基本的な行為にとどまると「接客」。
接客の際に、「おもてなししよう」という気持ちを、お客様に感じていただけるような工夫をした対応が「接遇」。
となります。
たとえば、秘書が上司のお客様にお茶をお出しする際、単純に飲み物をセットするだけなら「接客」。
「お暑い中、ありがとうございます。どうぞ召し上がって下さい」と笑顔でおすすめし、お客様がすぐに喉をうるおせるような雰囲気を整えつつお出しできれば「接遇」、というような違いです。
サービス業では特に昨今、この「接遇」が注目されているようです。商材などの「モノ」だけでなく、それを扱う「人材」の魅力によっても、お客様に「またこのお店を利用したい」と感じていただける。そうした環境を設えることに、サービスの真価がある、という考えです。
大人の女性としては、オフィシャルでもプライベートでも、お客様をお招きする際には「設え」を整え、「接遇」の心を持って接したいものですね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱