国内外の若手シェフが腕を試す「サンペレグリノ ヤングシェフ」。2015年の開催から多くの有望なシェフを発掘してきた、料理界の登竜門はガストロノミーの世界からも注目を集めている国際大会だ。
2019年9月10日に、2020年6月にミラノで開かれる決勝大会への参加をかけた、アジア地区大会が行われ、最優秀賞「サンペレグリノ ヤングシェフ賞」に、ケビン・ウォン・タ・ムン氏が選ばれた。シンガポールの「メタ レストラン」で、スーシェフを務めている人物だ。
世界一を目指す!アジア代表はシンガポールで働く25歳のシェフ
自らの受賞を祝福するかのようなひと皿
受賞の決め手は、彼のシグネチャーディッシュである「セレブレーション・オブ・ア・ダック(カモのお祝い)」。
審査員で、シンガポールのレストラン「オデット」のオーナーシェフであるジュリアン・ロイヤー氏は 「ひとつひとつのディテールにこだわり、多彩な調理法でアヒルをひと皿で表現し、味も素晴らしかった」とコメント。
ケビン氏は、2020年6月にミラノで開催される決勝大会に出場し、他の世界各地の地区代表11名と競い、技術、創造力、そして誰よりも強くガストロノミーが持つ影響力を信じて創造した一皿で、その才能を証明できた若手料理人ただ一人に“世界一”の称号が与えられる。こらからの活躍に注目だ。
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- 津島千佳 ライター・エディター