コートやジャケット、はおりものやストールなどの出番が増え、おしゃれをする楽しみを満喫することができるシーズン、秋。今回は2019年秋にピッタリな大人の秋服ファッションを、雑誌『Precious』のコーディネートから集めました。平日も休日も、秋のおしゃれを楽しむ参考にしていただければ幸いです。
【目次】
【2019年】レディース秋服おしゃれファッションコーデ
【1】イエローコート×白ニット×白パンツ
![ウールカシミアのコート・ニット・パンツ(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/3/8/720mw/img_38218f52016cc1e0204071f290b3c189204382.jpg)
程よい袖ぐりのドルマンスリーブから生まれる、まろやかなシルエットのラップコートに、白のワイドパンツを合わせた装い。女らしいタイトスカートから流行のワイドパンツまで、合わせるボトムを選ばないのも、マックスマーラのコートが長く愛される理由のひとつ。無造作にまとっても、きちんと感のあるピークドラペルのテーラードカラーに気品が宿ります。上下とも洗練のオフホワイトでまとめて、イエローの幸福オーラを堪能したい。
【2】グレーコート×グレーニット×カーキパンツ
![コート・ニット・パンツ(ebure)、イヤリング(アルテミス・ジョイエリ)バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/a/720mw/img_7a760778374450f05f19bba478229978136009.jpg)
主役となるエブールのコートは、希少価値の高いスーリーアルパカとウールをブレンドした、シャギー生地を使用。長い毛足を綺麗に刈り込み、絶妙な艶を帯びた上品なシルバーグレーに。フロントの重なりを最小限にとどめ、ネックラインがすっきり見えるように、こだわった仕立てです。
このコートの美しい質感を引き立たせるため、合わせるは「カーキ」という、ミニマルな色使いで。ヴァレクストラのバッグとジャンヴィト ロッシのヒール靴、ワイドパンツの3アイテムでカーキをリンクさせた、落ち着きがありつつ旬を感じさせるコーディネートです。
【3】ペールグリーンコート×黒ニット×黒スカート
![コート(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉、ニット (リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、スカート (MOGA)、ピアス(ドゥロワー 六本木店〈グーセンス パリ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/720mw/img_67c22c6a3767045784a02f24d93cbcdf140313.jpg)
冬の新ニュアンスカラーとして注目のスモーキーなペールグリーンが、ダークトーン一辺倒に陥りがちな冬の着こなしに新鮮味を運んでくれます。ジップディテールがスポーティなムードを醸し出すコクーンコートに、旬のプリーツスカートとロングブーツを合わせれば、バランスのいい着こなしに。
【4】ライトベージュコート×白ブラウス×ピンクパンツ
![コート(エスケーパーズ〈シーズンズ オテル パティキュリエ〉)、ブラウス(wb)、パンツ(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、ネックレス(日本橋三越本店 本館3階ミグジュアリー〈ドナテラ・ペリーニ〉)、ショール(MOGA)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/唐澤光也(RED POINT) BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/d/720mw/img_8d40554e1eae19f75e3b6dd7e74c64db172552.jpg)
ウール混のダブルフェース生地を使ったリラックスシルエットのトレンチコートに、パンツや小物でニュアンスピンクをなじませ、フェミニンな雰囲気にまとめたパンツスタイル。胸元には、ドナテラ・ペリーニのカラーストーンネックレスを。どうしても固く見えがちなトレンチコートを、優しく見せるテクニックです。
【5】ライトブルーコート×黒ニット×黒スカート
![コート・スカート(マディソンブルー)ニット(ストラスブルゴ〈クルチアーニ〉)、リング(RHC ロンハーマン〈サンズサンズ〉)、手袋(ドゥロワー 六本木店〈デンツ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/5/720mw/img_c50ca274a09982c3c646d6c45343115b128585.jpg)
職人の技が息づく接結二層ウールメルトン生地のケープは、旬のショートブーツとも好バランス。黒のタートルネックニット×ひざ下丈スカート×タイツという、オードリー・ヘップバーンを感じさせるミニマルなワントーンに、淡いブルーのケープとバッグが映えて、このうえなく品よく見せられます。
【6】グリーンジャケット×ブラウンニット×グリーンパンツ
![ジャケット(ブラミンク)、ニット(yoshie inaba)、パンツ(ザ シークレットクロゼット二子玉川〈シクラス〉)、ピアス(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、スプラングのスヌード・フェリアンのバッグ(ドゥロワー 六本木店) 撮影/CHITO BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/2/1/720mw/img_21894e7fe3592f6765a89dccb545bb88193959.jpg)
カーキグリーンのジャケット×ブラウンがかったカーキのニット×オリーブグリーンのファースヌード×黒に近いディープグリーンのパンツ&斜めがけバッグで構成された、グリーンベースのワントーンコーディネート。素材や発色によって微妙に異なるさまざまなグリーンを重ねて、深い森のようなワントーンが完成。
【7】ライトグレーコート×キャメルニット×キャメルスカート
![ブーツ・カシミアスカート・ニット・手に持ったコート・イヤリング・バッグ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉) タイツ『ベルーティン70(ZIBELLINO)』(ステッラ〈ピエールマントゥー〉) 撮影/来家祐介(aosora) BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/9/c/720mw/img_9cb72f4c4987937ad1889d35afe24e0f137418.jpg)
淡グレーのコートの中をキャメルのワントーンでまとめ、華やぎをもたらすマーメイドスカートを合わせたレディなコーディネート。モダンでエレガントな黒のショートブーツは、華やぎスカートの引き締め役に。
【8】ベージュコート×白Tシャツ×黒パンツ
![トレンチコート(マッキントッシュ青山店)、Tシャツ(アノア〈トレ・バラッビ〉)、バッグ(ジャンニ キアリーニ 銀座店〈ジャンニ キアリーニ〉)、靴(エリオポール代官山〈ペリーコ〉)、その他/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/4/c/720mw/img_4c53315fc8bd453268cfd6927d20e773210461.jpg)
革巻きバックルや水牛ボタン、そで裏やすそに配したシームテープ…黒を効かせたトレンチコートのディテールに合わせて、パンツや小物も黒で統一した、マスキュリンな装い。白Tシャツを合わせ、澄んだ抜け感も意識したスタイリングです。
【9】ライトブルーコート×グレーニット×白スカート
![コート・ニット・スカート(ebure)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、バッグ(ジャンニ キアリーニ 銀座店) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/3/4/720mw/img_345b0feb4acd3d2f757591442dd6b6a9214853.jpg)
カシミヤ100%のラグジュアリーなリバー素材で、長く愛用できるようにムダをそぎ落としたebureのコートに、端正なタートルニットとロングスカートを合わせた、清潔感漂うコーディネート。
シンプルを極めながらも、肩を落とした優しげなショルダーラインや、細見え効果を狙った、やや前振りのコクーンシルエットなど、旬も意識したコートのデザインが際立ちます。
【10】白コート×白ワンピース
![コート・ワンピース(アオイ〈ポールカ〉) ピアス(アルテミス・ジョイエリ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/1/720mw/img_f1a5a3d7cdc48a6cbb212da087bb1f7f255840.jpg)
ふっくらとボリュームのあるホワイト糸をベースにシルバーラメが煌きらめきを添えるブークレツイードのコートとワンピースのセットアップ。パリのマダムのように、どんなシーンでも堂々とふるまえる、レディの風格が漂います。ワンピースは、ショートスリーブに、ストンとしたひざ丈のボックスシルエット。ロングブーツと合わせて、旬の着こなしを楽しみたい。
【11】ライトグレーコート×白ニット×グレーパンツ
![コート・ブラウス・パンツ・ネックレス(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、帽子・靴/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/720mw/img_042f130cab798740639eb5b663dc4cbc162958.jpg)
辛口のチェスターコートを大人の女性が選ぶなら、ふんわりと体を包むソフトな質感と優しい色調を選びたい。素材は贅沢なピュアカシミヤ。ダブル合わせのボタンは、目立たないスナップ式になっていて、はおってもよし、フロントを留めてもよし。背中はボールチェーン(ルーチェ)付きの幅広のベルトがアクセントとなり、後ろ姿もかっこいい! グレージュのワイドパンツで、全体を淡色トーンでまとめたら、白のタートルブラウスをインナーにし、襟元をすっきり見せて着ると、抜け感のある着こなしが叶います。
【12】ボルドーニット×グレースカート
![ニット (J&M デヴィッドソン 青山店)、スカート (showroom SESSION〈サヤカ デイヴィス〉)、バッグ (ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/5/3/720mw/img_53de5fe0a2046a33a18da9297a797d6e255034.jpg)
オンタイムに欠かせない、ベーシックなハイゲージニット。ジャケットを脱いで一枚で着るときなど、退屈に見えないようドレープをたっぷり寄せたスカーフを主役にしたい。ボルドーのニットは色合わせしやすいので、スカーフが映える秋色の装いに。
【13】カーキジャケット×白Tシャツ×黒スカート
![ジャケット (アマン〈アンスクリア〉)、Tシャツ (ebure)、スカート (マディソンブルー)、サングラス (アイヴァン PR〈アイヴァン〉)、ピアス・バングル (アトリエ ニノン)、バッグ (ドゥロワー 六本木店〈J&M デヴィッドソン〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/4/3/720mw/img_43c75a08ec0cf88aa4d0fd1ea9e22778277788.jpg)
90cm角の上質なシルク素材、大人仕様のシルクバンダナを白Tシャツに「コンパクト巻き」したスタイリング。このテクニックさえあれば、白Tシャツ×カジュアルアウターもリッチに見せられます。
【14】ピンクカーディガン×ネイビーパンツ
![ピアス・バングル (エルメスジャポン)、カーディガン (ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、デニムパンツ (ゲストリスト〈レッドカード〉)、バッグ (ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/a/720mw/img_fae2225009558ed9fd165fa260c0077b253501.jpg)
ピンクのニットカーディガンにデニムを合わせ、バッグをクロスボディにした華やかなパンツスタイルです。
カーディガンやニットのV開き対策は、悩みの種。Tシャツでは心もとないし、ボウブラウスだとエレガントすぎる。ニットに色のトーンを合わせたスカーフを胸元にコンパクトにあしらって、上質カジュアルに。
【15】キャメルコート×キャメルワンピース
![コート・ワンピース・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)ピアス・リング(ポアレ ジャポン) 撮影/土屋文護(TRON) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/2/c/720mw/img_2c1d97b5aa8e034ae56ea00bfb129444210741.jpg)
ロロ・ピアーナ.のカシミヤのダブルフェースのロング丈コート。選び抜かれた極上のカシミヤを用い、縁どりは艶めくシルクサテン。流れるようなストレートシルエットを控えめなドロップショルダーが際立て、まとうだけで優雅なたたずまいにしてくれます。この冬は、美しいキャメルベージュを生かし、ワントーンにまとめて着こなすのが素敵。
【16】黒コート×黒ニット×ネイビーパンツ
![コート・カシミアニット・デニムパンツ・ベロアのブーツ(エルメスジャポン) 撮影/下村一喜 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/720mw/img_617eb0b7a41df1c79728706dce150645199331.jpg)
ボートネックの黒ニットに、ベーシックな黒のリバーシブルシェアリングコートを合わせた、デニムカジュアル。写真のように表革面を表に着ればシャープな表情に。起毛面を表にすれば、こなれ感のあるラグジュアリーアウターに。
【17】ベージュカーディガン×ダークブラウンニット×黒レザースカート
![スカート(三喜商事〈ストラネス〉)、カーディガン(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ニット(三喜商事〈ストラネス〉)、ペンダント・バングル・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/720mw/img_3a8045c94eca9b888fc739c8b9ed94a0134543.jpg)
ソフトな羊革のレザータイトスカートに、マットなフラノ生地のロングブーツを合わせた、レザーの質感MIXが楽しめるコーディネートです。ダークブラウンでシャープにまとめたインナーに、グレージュのロングカーディガンが自然体のこなれ感を与えて。
【18】白ニット×キャメルスカート
![スカート(コロネット〈エアロン〉)、ニット(アマン〈アンスクリア〉)、チョーカー・ブレスレット・リング(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(Theory luxe) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/720mw/img_61637780e0019dffa0d5d711ee02883e131627.jpg)
コットンリブの深Vニットにロングのプリーツスカートを合わせ、ショートブーツを合わせたいい女ベーシックコーディネート。主役は部分的にプリーツを入れたボリュームあるスカート。こっくりとしたマスタードイエローはどんな色とも相性抜群です。靴とロングスカートの隙間が、靴と同系色の透け感のあるタイツやストッキングでつなぐとうまくいきます。
【19】ネイビージャケット×黒ニット×黒パンツ
![ジャケット・ニット・パンツ・ベルト・バッグ・靴(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、メガネ(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ポワレのピアス・バングル・オーレリー ビデルマンのバングル(ポアレ ジャポン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/c/720mw/img_7c94c434edc7c0cc1057dc3b91cdb551287380.jpg)
ゴールドボタンが象徴的な、正統派のネイビージャケットに、細身のパンツを合わせ、大胆なバックルベルトと足首見せで抜け感を出したスタイリング。主役のジャケットは、仕立てのよさが伝わってくるウールフラノのダブルブレスト。ジャケットの金ボタンとリンクするゴールドジュエリーをちりばめて、華やかさをアップさせて着るのがコツです。
【20】パープルジャケット×グレーTシャツ×黒スカート
![ジャケット(チェルキ〈ステファノ〉)、スカート(ebure)、Tシャツ(コロネット〈アバティ〉)、サングラス(アイヴァン PR)、ピアス・丸チャームネックレス・ネックレス・リング(ステディ スタディ〈トム ウッド〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/8/720mw/img_c86fb4c42c3cd3586abf0ee3eb24081e126150.jpg)
バランスよく見せる長め丈のボルドー色ジャケットと、コンサバにならない、上質な黒のレーススカートを組み合わせたスタイリング。甘さのあるレーススカートは、長め丈のテーラードジャケットできりっと着るのが新鮮。ボルドーと黒という色合わせも、新しい気分を引き出してくれます。
【2019年】30代・40代におすすめの秋服おしゃれファッションコーデ
【1】キャメルカーディガン×キャメルニット×キャメルパンツ
![カーディガン・ニット・パンツ(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店)、ピアス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/CHITO BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/720mw/img_45caf3586d3013e0ecc59f3f04be894d323851.jpg)
カシミヤのリッチ感を見事に表現するのが、今シーズンの旬カラー=キャラメルベージュ。黒やネイビーなどとのメリハリ配色もいいけれど、ほかの色をいっさい加えず、キャラメルで一体化すれば、さらにラグジュアリーなムードで満たされます。仕上げはモダンなシルバージュエリーをきりっと加えること。甘さがあっても、これで老けない!ぼやけない!ミラノマダム流のテクニックです。
【2】グレーコート×グレーニット×グレーパンツ
![ジャケット・ニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス・リング(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/CHITO BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/7/720mw/img_f7755c23a3c965e21d9c2db840c72d51296995.jpg)
都会のビルを連想させる知的でクールな霜降りグレーのセットアップは、触れてみるとソフトで温かいウールカシミヤのジャージー素材。一見、3点とも同じ生地のセットアップに見えるけれど、ジャケットとパンツは縮絨(しゅくじゅう)をかけてしっかり、インのニットはふんわり…と着心地を重視した異なる仕上がりに。今年らしいオーバーサイズを、ゆったり余裕で着こなしたい。
【3】グレーシャツ×グレースカート
![シャツ・スカート(ジルサンダージャパン.ジル サンダー+.)、ピアス・バングル(ウノアエレ ジャパン)、靴/私物 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/d/720mw/img_6df4fe83f252918b79cbc7951483d40f181545.jpg)
ジル サンダー+の美学が詰まったシャツとプリーツスカートを合わせた、シンプルを極めた着こなし。日本製の上質なウールフランネル素材をセットアップにすることで、上品でありながら、モードが香るベーシックが完成します。
【4】黒ジャケット×黒ニット×グレーパンツ
![ブーツ・サングラス・バッグ(トッズ・ジャパン) ジャケット(トラデュイール) ニット(三喜商事〈ストラネス〉)、パンツ(サン・フレール〈ドロシー シューマッハ〉) ピアス・バングル・リング(ホアキン・ベラオ) 撮影/来家祐介(aosora) BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/9/720mw/img_c9e6bd274e2f3d3eeda4336a3ddd2e8e152834.jpg)
光沢のあるレザーで、黒でも異なる質感を重ねた上半身と、グレーパンツという装いに、ベルト使いがポイントでトラッドなムードが漂う、ボルドーのブーツを合わせた最旬コーデ。ブーツの色を黒から変えるだけで、9分丈ワイドパンツの着こなしが、今の気分にブラッシュアップ。このブーツなら、ヒョウ柄バッグなど茶系のバッグが合わせやすいのも利点。
【5】黒ライダースジャケット×白ニット×柄スカート
![ブーツ『テンプ』(JIMMYCHOO)、スカート(オットデザイン〈ルーム エイト ブラック〉)、ジャケット(チンクワンタ)、ニット(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、ピアス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(エリオポール代官山〈ザンケッティ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/2/e/720mw/img_2ea47281bf1027f20e01fbabe167aa4d235669.jpg)
美脚効果の高いロングブーツを、ミディ丈のタイトスカートでバランスアップさせたコーディネートです。INのニットはシンプルに、ティファニーの大胆デザインのジュエリーで華やかさを盛り上げた、ライダース×タイトスカートの組み合わせ。アーモンドトウのひざ下丈ブーツは、合わせる服を選ばない万能アイテム。黒のサイドテープがアクセントになった、ツイードスカートに合わせて、ハンサムな女性像を目指して。
【6】ベージュコート×黒ワンピース
![トレンチコート(マッキントッシュ青山店)、ワンピース(VINCE表参道店)、ネックレス(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/0/a/720mw/img_0a95e4d140859aba57b052b43b1497de148246.jpg)
ハリのあるゴム引きコットン「マッキントッシュ・クロス」仕立ての細身トレンチは、前を開けて着ても端正な雰囲気。歩くたびにのぞくレオパード柄が、シンプルエレガントなワンピースを表情豊かに彩って。
【7】ライトグレーカーディガン×グレーワンピース
![カーディガン・ワンピース(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、帽子・靴/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/5/b/720mw/img_5b32d33ebbf1328dba5f71c9e2cef939190303.jpg)
フワフワとした羊のファーで襟元をたっぷりと覆ったボリュームあるカーディガンは、体にフィットするミディ丈のニットワンピース&ブーツと合わせ、全体をワントーンの縦長シルエットにまとめて。いつものコートが重い、と感じた日は、ロングカーディガンでフェミニンなカジュアルを。
【8】ネイビーシャツ×ネイビースカート
![靴(トッズ・ジャパン)、シャツ(ADORE)、スカート(サン・フレール〈エルマンノ エルマンノ シェルヴィーノ〉)、ピアス・ネックレス・リング(ブランイリス エストネーション六本木ヒルズ店)、バッグ(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/5/720mw/img_a5c4069110c7915b91100177d784bcbc234054.jpg)
ロング丈のプリーツスカートや小ぶりのショルダーバッグ、袖がバルーン状になったコンパクトトップスなど、シンプルながらどれも旬なデザインソースが取り入れられた着こなしにチャンキーヒールのパンプスを合わせた、王道のエレガンス・コーデ最新版がこちら。
トッズのチャンキーヒールパンプスは、キャサリン妃も愛用する人気モデル。スエード素材の深みのあるボトルグリーンが季節感を演出。ネイビーとのダークトーン配色が、フェミニンな着こなしをきりりと引き締めて。
【9】グレーコート×スカーフ
![カシミアのコート・ピアス・シルクのスカーフ・グローブ(エルメスジャポン) 撮影/下村一喜 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/0/720mw/img_b0b2e3d1e6cba597f2c027306b7de3cd290008.jpg)
ネイビーのスカーフを首元に巻いた、青系×グレーという相性のいい色合わせのスタイリング。
驚くほど軽くしなやかで、むだを省いたデザインのコートは、上質シンプルを極めたダブルフェースカシミヤのよさが堪能できる一着。縫い目を極力目立たせない繊細な手仕事は、エルメスならではのマジックのよう。グレーでまとえば上品な女らしさも際立って。
【10】パープルニット×グレースカート
![ニット(ドゥロワー六本木店〈ドゥロワー〉)、スカート(YOKO CHAN)、眼鏡(アイヴァン PR)、バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(モワナメゾン GINZA SIX)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/4/720mw/img_a4a8d60c22c46d74dafe9b404d67e246153034.jpg)
なめらかなメルトンウールが美しいAラインシルエットを描くスカートを主役に、パープルの薄手タートルネックニットを合わせた、小粋なコーディネート。旬色パープルのカシミヤシルクニットに、意外性のあるライトグリーンのバッグを合わせて鮮度アップ。
【11】カーキブラウス×グレースカート
![シャツ(マディソンブルー)、スカート(ブラミンク〈ブラミンク〉)、ピアス・ネックレス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、ストール(リーミルズ エージェンシー〈ジョンストンズ〉)、バッグ(ユナイテッドアローズ 銀座店〈スーザン サツマリー〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/b/720mw/img_7b338e885e391d050ae20a7b311520a6172630.jpg)
なめらかなウールのシャツとクラシカルなプリーツスカートで好感度の高い、上品なトラッドを楽しんで。バッグとロングブーツは艶のある端正な小物でそろえて、シックに。
【12】ベージュコート×ネイビーブラウス×ブラウンスカート
![コート(バーバリー・ジャパン)、ブラウス(三喜商事〈バンフォード〉)、スカート(キートン)、ベルトバッグ(バーバリー・ジャパン)、時計(パテック フィリップ ジャパン)、ブーツ(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/1/a/720mw/img_1a8a890468c2343e9a0735759065496d193777.jpg)
シックな辛口配色、ベルトバッグや型押しロングブーツの迫力で、シルクブラウスとひざ下丈スカートの着こなしをキレよく。
主役のひざ下丈トレンチコートは、バーバリーの歴史的なトレンチのディテールを踏襲しつつ、肩にきちんと収まるセットインスリーブで、すっきりとした印象に。
【13】キャメルジレ×白ブラウス×キャメルスカート
![スカート・ジレ・ブラウス・ベルト・バッグ(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス・リング(ブルガリ ジャパン)、ブーツ(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/720mw/img_87e27054b6d74ecf863eac919955aa4d236785.jpg)
極上のカシミヤをメランジ調に編み上げたミラノリブのスカートに、同素材のジレを合わせた、白~キャメルのグラデーション・カジュアル。
スカートはボディラインを拾いにくい、しっかりとした質感なので、体にフィットするストレートシルエットでも安心。キャメルのロングブーツやバッグ、ベルトでレザーのナチュラルな質感が楽しめ、やわらかな雰囲気を演出できます。
【14】黒ブルゾン×黒ニット×グレーツイードスカート
![スカート(アマン〈アンスクリア〉)、ブルゾン(トラデュイール)、ニット(三喜商事〈ストラネス〉)、ペンダント(MOGA)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/3/720mw/img_c3680a96663d3d7346107346342bf3f6168908.jpg)
ロングのふんわりスカートにショートブーツを合わせた、フェミニンなコーディネート。主役のスカートは両サイドに深いタックの入ったボリュームあるAラインを選択。表面に凹凸のあるモノトーンツイードに、すそのフリンジが可憐な雰囲気を演出しています。このスカートのボリュームシルエットを生かすなら、トップスはコンパクトが条件。ショート丈のレザーブルゾンで、かっこよくてかわいい女を目指して!
【15】黒ブラウス×ベージュスカート
![スカート・ブラウス(ブラミンク)、ベルト(ユグランス〈ヴァネッサブリューノ〉)、リング(ラリック ジャパン)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/5/720mw/img_f50ff0aaf0abe496793beaf487c95c8f291186.jpg)
この2着があればいい女に見せられる「ボウタイ×端正プリーツスカート」の組み合わせ。トップスから小物まで、すべて黒で統一。このカラーリングが、カーキがかったふんわりスカートのベージュを、シックに大人っぽく引き立てます。足元はブーティ風のブーツで繊細に。
【16】グリーンニット×グリーンスカート
![ブーツ『メリッサ』(ジャンヴィト ロッシ ジャパン)、ウールのニット・スカート(ストラスブルゴ〈パルトウ〉)、バングル(ポアレジャパン〈オーレリ ビデルマン〉)、ミリタリーグリーンのバッグ(ヴァレクストラ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/4/1/720mw/img_41823b1eee62e89fc46d5f51eca8ba39216085.jpg)
爽やかなグリーンのワントーンコーディネートに、洗練されたキャメルのロングブーツが今どきの存在感を与える着こなし。ミディ丈のスカートが増えた今、中途半端に脚がのぞくミドルブーツより、ロングブーツを合わせるほうがエレガントです。
【17】黒ブラウス×レッドパンツ
![ブラウス・パンツ(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、ネックレス(ラリック ジャパン)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジャンヴィト ロッシジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious9月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/720mw/img_6edebf6e259f93c8ee36f22fa1ba2e0e128110.jpg)
ほんのりと肌が透ける軽やかブラックブラウスと、遠目にも着映えるハイウエストパンツ。鮮やかな朱色のパンツは、着こなしに変化と大人のムードを加えてくれる、この秋重宝するアイテムです。しなやかなシルクの黒ブラウスとなら、強くなりすぎず、辛口なエレガンスが生まれます。
【18】ピンクブラウス×ライトグレーパンツ
![ブラウス・パンツ(ebure)、ピアス・ネックレス(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/e/0/720mw/img_e0a3d92e17b5c1a0ba80b161a1d68c77153890.jpg)
艶のあるワイドパンツとブラウスという、理想的な組み合わせ。こんな鮮やか色のブラウスも派手に見せず、あくまで上品でチャーミングな印象に仕上げるのも、グレーの実力。バッグで色をリフレインしたなら、靴は黒で引き締めるバランスが大人流です。
【19】ブラウントップス×グレーパンツ
![トップス(ブラミンク)、パンツ(Theory luxe)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈モンブラン〉)、ピアス・バングル(ポメラートブティック 銀座店)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴/オーダー価格(J.M.WESTON 青山店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious9月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/2/720mw/img_625d817bbd4f3879aa478853df21c6b3241661.jpg)
今季注目のこっくりとしたブラウンは、濃いめグレーと好相性。コットンシルクでやわらかな雰囲気が宿るブラウンのトップスで、辛口なグレーのパンツに、理想的なこなれ感を加えて。J.M.WESTONのグレーのローファーは、グレーパンツに合わせるとこんなにもリッチに決まります。
【20】ブラウンニット×イエローパンツ
![パンツ(オールウェイズ〈M・fil〉)、ニット(スローン〈スローン〉)、ネックレス・ブレスレット・リング(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(トリー バーチ ジャパン〈トリー バーチ〉)、靴(アマン〈ペリーコ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/d/720mw/img_7df240be2fe2c472461490d5e0dfcf5275193.jpg)
スローンのシルク素材の艶ありニットに、彩度の高い軽やかなイエローの足首見せパンツという好バランスで、ミラネーゼをイメージしたコーディネート。ビターブラウン×イエローの配色が、大人の女性を活動的でいきいきとした雰囲気に見せてくれます。