これからハロウィン、クリスマス、お正月などパーティーシーズンがやってきます。
ホストとしてホームパーティーを主宰するとき、悩ましいのが料理メニューの構成。何をメインにもってきて、何を前菜、サイド、デザートにするか? 参加者の好みやレベル感も考慮しなければなりません。
そこで、そんな悩ましいホームパーティー料理メニュー構成のヒントを、料理のプロに伺ってきました。
教えていただいたのは、フードコーディネーター&野菜ソムリエプロの、楠みどりさん。お料理の写真や喜ばれるポイントのほか、それぞれのお料理づくりのコツもアドバイスしてもらいました。これからホームパーティーをする予定がある方は、必見です!
絶対に喜ばれる!見映えもバッチリな「ホームパーティーメニュー」4選
■1:メインはテーブルが華やぐ「ちらし寿司」がテッパン!
「老若男女問わず喜ばれ、我が家のおもてなしのテッパン料理といえば、ちらし寿司。これがメインにあると、テーブルも華やぎます。
ちらし寿司に限らず、手まり寿司なども喜ばれます。ちらし寿司のご飯に混ぜ込む具材や錦糸卵は、前日から準備しておくと当日がスムーズです。彩りを重視して仕上げてくださいね。
サーモンの手まり寿司は、大人向けにはすし飯に大葉やみょうがなどを混ぜ込んでおくと、そのひと手間におもてなし感が出ます。小さなお子さんや生ものがNGのゲストの場合は、野菜や鮭フレークを使って、小さめの手まり寿司を!」(楠みどりさん)
バリエーションとして「サーモンの手まり寿司」「子供向け手まり寿司」も!
■2:女性受けを狙うなら「季節の野菜のキッシュ」!
「季節の野菜を使ったキッシュは、女性ウケばっちりです。子どもでも食べやすい味で、冷めてもおいしく、温め直しも効くので、重宝しているメニューです。
ほうれん草のキッシュの型は、冷凍パイシートを使うと簡単です。かぼちゃのキッシュの具材は、季節感のあるものがおすすめですが、水分の少ない食材を使うのがコツです」(楠さん)
■3:「ラザニア・グラタン」のアツアツサーブで、食卓は大盛り上がり!
「季節感を出したいのであれば、ラザニアやグラタンなどもおすすめ。ゲストがそろったころを見計らってアツアツをサーブすると、とても喜ばれます。
ラザニアに使うミートソースやホワイトソースは、市販のものを使ってもOK。さつまいもとチキンのグラタンは、小さめのココットなどに人数分用意してサーブしてもいいですね」(楠さん)
■4:デザートはかわいさ重視?リッチでオトナな味わい重視?シーンに応じて選ぶ!
前日からつくっておけて季節のフルーツを添えられる「アイスケーキ」
「デザートは、ベリーを華やかにあしらったアイスケーキや、濃厚でリッチな味わいが大人向けにぴったりのガトーショコラも喜ばれます。ホームパーティーのシーンに応じて選んでみてくださいね。
アイスケーキは、前日からつくっておけるので便利です。季節の果物や冷凍フルーツを、上手に活用してみてください。ガトーショコラには、クリームやアイスを添えてもいいですね」
濃厚な味わいで大人好みの「ガトーショコラ」
ゲストとして参加する際の「必殺手土産」は「瓶入りのパンナコッタ・プリン」!
最後に、楠さんがゲストとしてホームパーティーにお呼ばれしたときに、大絶賛された手づくりの必殺手土産も教えてくれました!
「ゲストで伺う際は、瓶に入れたパンナコッタやプリンを持参すると、とても喜ばれます。パンナコッタはラム酒を効かせた大人な味わい、プリンは濃厚で滑らかな口どけです。
パンナコッタについては、大人向けにラム酒を効かせるのもおすすめ。フルーツソースは何種類か用意してお好みで選んでもらうのもいいですね。カスタードプリンはシンプルな分、牛乳や卵など素材にこだわると、より一層おいしくなります」
パンケーキと一緒にいただく「マロンペースト」も喜ばれます
「季節感のあるものですと、マロンペーストがおすすめです。ゲストとして持参したところ、友人のお母様に『デパ地下の洋菓子店よりもおいしい!』と絶賛していただいたことがあります。ひと口サイズのパンケーキなどを添えるといいですね。ラム酒を効かせるとリッチな味わいになりますよ」
今年のホームパーティーのメニューに迷ったら、これらをヒントに取り入れてみてはいかがでしょうか? 今回ご紹介したメニューはどれも、写真のように見映えもよくすることができるものばかり。テーブルコーディネートの雰囲気も参考にしていただければ幸いです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利
- EDIT :
- 安念美和子、榊原淳