昔からあらゆるブランドのデザインソース……皮肉っぽく言うとネタ元になってきた、1930〜40年代の英国製ミリタリーウエア。

大英帝国華やかなりし頃に開発されたそれらは、他国製に比べるとコストのかけ方が桁外れ。生地といいディテールといい圧倒的にこだわり抜いているから、格好いいのはあたりまえなのだ。

しかし、せっかくそんな素敵な遺産があるのに、現代の英国ブランドときたら、コピーされるのを漫然と眺めているだけ。ずっと歯がゆく思っていたのだけれど、ようやく「グレンフェル」が気づいたようだ。

その最新作となるエアフォースコートは、生地はもちろん複雑な縫製の仕様、贅を尽くした副資材や裏地にいたるまで、本物中の本物! もともと英国軍にコートを納入していたメーカーだけはある。本家が本気を出したら、敵う者はどこにもいないのだ。

アウターで差がつく、ビジネススタイル

コート¥200,000(ビームス F 新宿〈グレンフェル〉)スーツ¥285,000〈スティレ ラティーノ〉・チーフ¥9,000〈ルイジ ボレッリ〉/以上ビームスF 新宿シャツ¥47,000(ヴァルカナイズ・ロンドン〈ターンブル&アッサー〉)タイ¥12,000(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館〈ユナイテッドアローズ〉) ベルト¥5,000(八木通商〈シャンボール セリエ〉) 傘¥29,000(ヴァルカナイズ・ロンドン〈フォックス・アンブレラ〉) 靴¥190,000(ザ ソブリンハウス〈リヴォルタ〉)

グレンフェルの『HELVELLYN』のライニングをベグ アンド コーのウール地で別注した「ビームス」限定の一着。本体は、撥水性に優れた高密度のコットンギャバジン、フード裏には、シープシェアリング(羊の刈り毛)を採用。色は、オリーブのみの展開だ。※2016年秋号掲載時の情報です。

※価格はすべて税抜です。

この記事の執筆者
TEXT :
山下英介 MEN'S Preciousファッションディレクター
BY :
MEN’S Precious2016年秋号 紳士の心を昂ぶらせる「英国名品」のすべてより
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
クレジット :
撮影/戸田嘉昭・唐澤光也・小池紀行(パイルドライバー/静物) スタイリスト/武内雅英(code) 文/山下英介