1919年に、ゲランの三代目調香師であるジャック・ゲランによって誕生した「ミツコ」。日本人女性をイメージして創られたその香りは、神秘性に潜む思慮深さと情熱を備えた二面性が魅力です。
誕生から100年を経た2019年、日本の金箔と書があしらわれた100周年記念スペシャルボトルが登場。時を経ても変わらないその存在感と美しさで、私たちを惹きつけます。
金箔と書でジャポニズムのルーツに回帰。アートピースのような「ミツコ」100周年記念ボトルが登場
「ミツコ」の香りのインスピレーションとなったのは、1909年に発表されたクロード・ファレールによる小説『ラ・バタイユ』(戦闘)。日露戦争の折に、日本の海軍総督の若妻であるヨリサカ公爵夫人ミツコが、ある英国の士官に恋をするという話。ミステリスな美しさを兼ね備えつつ、人妻でありながら「禁じられた恋」に生きる情熱的な生き様に、多くの人が魅了されたと言います。
ジャック・ゲランが、この小説に感銘を受けて生み出したのが、神秘的でありながらも情熱的なカリスマ性のある香り「ミツコ」。当時は、プッチーニのオペラ「マダム バタフライ(蝶々夫人)」が人気を博したり、浮世絵がブームになったり、芸術の分野でもジャポニズムが大きな影響を与えた時代。そんな潮流も、人気の後押しになったようです。
その香りは、『ラ・バタイユ』のヒロインであるミツコのように「光」と「影」を宿し、「光」をベルガモット、アイリス、ライラック、ピーチ、「影」をアンバーグリス、モス、パチュリ、ローズ、ベチバーが表現。これらの香りを完璧なバランスでクリエーションし、唯一無二の香りが誕生しました。
中でも、その個性を決定づけたのがピーチ。今やフレグランスで幅広く使われているピーチを世界で初めて取り入れたのがゲランであることから、発表当時は奇想天外な発想と賞賛されたそうです。
金沢の「箔一」によって金箔が美しく施され、書家・中塚翠涛(なかつかすいとう)氏による梅が描かれたボトルに
香りの誕生から100年を記念して発表された「ミツコ 100周年 アニバーサリー エディション」は、エキゾチックなジャポニズムのルーツに回帰し、日本のアートとクラフトマンシップを融合。
ボトルには金沢の「箔一」によって金箔が美しくあしらわれ、その上に書家「中塚翠涛(なかつかすいとう)」による梅が描かれています。白い花と紅い花が1本の木に同時に咲く、現実には存在しない梅。白梅はミツコの「日本人女性としての奥ゆかしさ」、紅梅は「恋に生きる情熱的な人間性」を意味し、その二面性が現れています。
ゲランによる高級クラブ「銀座 クラブ みつこ」が期間限定オープン!
2019年11月15日(金)の100周年記念限定ボトル発売を祝し、GINZA SIX2階のSIXIÈME GINZA(シジェーム ギンザ)プロモーションエリアに期間限定で「銀座 クラブ みつこ」がオープン。
「ミツコ 100周年 アニバーサリーエディション」がいち早く購入できるほか、世界に一つだけのラグジュアリーな限定ボトル(168万円)も登場。他にも、フレグランスボトルをパーソナライズできるサービスや、ここでしか手に入らない製品・購入特典など多様かつ特別な体験をご用意。記念ボトルにあしらわれている金箔にインスピレーションを得た、ゴージャスかつシックな空間で、スペシャルなショッピングを楽しめます。
イベント限定のボトルやスペシャルな特典が魅力
【イベント詳細】
ゲラン「銀座 クラブ みつこ」
場所:SIXIÈME GINZA(シジェーム ギンザ)プロモーションエリア(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX2F)
日程:2019年11月6日(水)~19日(火)
期間限定営業時間:10:30~20:30
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代々受け継がれる伝統技術によって施された金箔と、現代を代表する書家によって梅が描かれた限定ボトルは、もはやアートピース。100年間愛され続けるその香りを楽しみながら、今に通じるミツコの魅力に想いをめぐらせてみませんか?
※商品の価格はすべて税抜です。
問い合わせ先
- ゲラン TEL:0120-140-677
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 川原好恵