正統であるがゆえに難しいフォーマルの着こなし作法。準備はしていても使う出番がめったにないからこそ、知っておきたいのが、フォーマルジャケットを使ったカジュアルコーディネートだ。ディナーやちょっとしたパーティーなどで通用するフォーマルの着崩しコーディネートを紹介する。
好印象間違いなし!フォーマルジャケットコーディネート
英国老舗テーラー「ギーヴス&ホークス」のディナージャケット
英国のサヴィル・ロウを代表する老舗テーラー「ギーヴス&ホークス」のディナージャケットは、構築的なショルダーラインやイングリッシュドレープなど、クラシカルな要素が満載。実際に羽織ってみれば、その着こなしはモダンにアップデートされていて決して古臭くない。定番であるブラックのベロアは、夜の装いをエレガントに引き立ててくれるのに最もふさわしい一着だ。
ディナージャケットにはデニムが好相性!?
ディナージャケットには、あえて粗っぽく男らしいデニムを合わせるのもあり。色落ちなどのないリジッドデニムであれば、フォーマルアイテムに多用されるネイビーに色合いが非常に近いため、悪目立ちしない。合わせるシューズもベルジャンシューズでリラックス感を持たせるのがポイントだ。
華やかなカラーリングのジャケットもフォーマルなら!
ボルドーカラーのベロアが目を惹く、イタリアブランドのチルコロ 1901のジャケットは、ブランドのアイコンでもあるストレッチ性に優れたストレスフリーな着用感。サテンのワイドピークドラペルも心なしか剣先が丸く柔らかいニュアンスに。パーティーシーンはもちろんのこと、普段使いもできるジャケットだ。
ワントーンで抑えたコーディネートならジャケットが映える!
大胆なカラーリングのジャケットを活かすのであれば、コーディネートはシックがよい。ハイゲージの黒タートルや、黒のスラックスでワントーンに抑え、ストールや小物で差し色を入れてちょっとしたハズしを。実はこのコーディネートには秘密があっって、パンツもジャケットと同様にストレッチが効いていて、さらにモンクストラップのドレスシューズはスニーカーソールのドレススニーカーとなっている。一見するとフォーマルにな着こなしにしか見えないが、実はイージーなのだ。
あくまでも、フォーマル感は保ちつつ、ちょっとハズすのが着こなしのポイント。ドレスコードがきちんと決められた場所ではマナー違反であるが、ドレスコートがなく身内の集まりぐらいであれば、これぐらいのハズをしてもいいだろう。
※価格は全て税抜きです。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊