年齢を重ねても自信を持ち続ける秘訣は「自分の魅力を生かすこと、自分らしさで勝負すること」

年齢を重ねるにつれて、何かと自分の見た目のことで気になることがひとつ、ふたつと増えていく…。それは誰もが直面することですが、それで自信を失う人、失わない人がいます。できれば後者のような精神状態でいたいものですよね。年齢を重ねても、容姿やファッションなどの見た目に自信をもち続ける秘訣はあるのでしょうか?

この問いに対しての答えを、元国際線キャビンアテンダントで、現在はイメージコンサルタントとして活躍する森村アキさんにお話いただきました。

森村さんに、ずばり、容姿に自信をもつためのコツを一言で表現するなら? と尋ねたところ、「自分の魅力を生かすこと。自分らしさで勝負すること」との答えが。一体、どうすればいいのでしょうか? 詳しくうかがっていきましょう!

40代でおしゃれ迷子に。克服したきっかけは?

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周りがキラキラして見える…

森村さんは出産後、40代になり、「おしゃれ迷子」になってしまったといいます。おしゃれ迷子とは? そしてそれはどのように克服したのでしょうか。

その体験談から、ひとりの女性として自分とどう向き合ったのか、ヒントにしてみましょう。

出産後、変わり果てた自分の姿に呆然…!

「4年間の育児休業を取得し、娘と息子のふたりの子を出産しました。子どもたちとの生活はとても幸せで、自分よりも大切にしたい存在ができた、という幸せを感じていました。

それと同時に、CAとして働いている同僚や友人に会うたびに、そのときの私は生活感あふれ、キラキラおしゃれをしたり、流行りを追っかけたりしていなかったせいか、周りが羨ましく見え、自分だけが取り残されたような、そんな風に感じるようにもなりました。

そんなある日、街を歩いているとき、ショーウインドーに映った自分にとてもショックを受けました。そこにいたのは、かつての夢を叶え、CAになり、おしゃれを楽しんでいた自分とは程遠い、変わり果てた自分の姿でした」

どうやったら自分らしく輝ける…?ネットで検索しても疲れてしまうばかりの日々

「私の人生はこんなもんじゃない。このまま終わりたくない。もう一度以前のように、ひとりの女性として輝きたい。変わりたい。

その日から、どうやったら自分らしく輝けるんだろう。変われるんだろう。素敵になれるんだろうと考えはじめました。例えば、洋服を素敵にするにはどうしたらよいのかと雑誌を見て、素敵な人を真似たり、流行を取り入れたり、インターネットで『キレイになりたい』『自分磨き』などの検索ワードで長時間検索したり、SNSでキラキラしている人のブログを読み漁ったり、いろいろなことをしました。

でも結果、疲れてしまうだけで、何も変わりませんでした」

機転となったのは、イメージコンサルティングとの出会い!

「そんなころ出会ったのが、イメージコンサルティングでした。これにより、自分のすでにあるよさ、魅力、似合うものを知ることで、『自分を魅力的に魅せる魅せ方』を知ることができました。

この考え方を取り入れて、自分の見た目を変えた結果、マインドも変わり、それが自信になり、いろいろなことに前向きに取り組めるようになったのです。そして人生を変えてくれたイメージコンサルタントになりたいという目標も見つかり、人生が180度変わりました」

年齢を重ねても自信を持ち続ける3つのポイント

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大事なのは自分軸で生きること

森村さんのマインドを変えたのは、自分を見つめ直し、自分の魅力を知ったこと。たったそれだけでそれほど大きく変わるのなら、やらない理由はありません。年齢を重ねても、自分に自信をもち続けるポイントを3つ教えていただきました。

■1:本当になりたい自分を見極めて、自分軸で生きる

「周りの人が素敵に見える、若い人が羨ましい、あの人のように目が大きくなりたい…。そんな風に感じることはありませんか? それは、他人軸、つまり、他人から見て『幸せに見える私』で生きているからなんです。他人軸で生きていると、すでにあるものではなく、ないものばかりに目がいくので、自信を失ってしまいがち。

さらに現代の女性は、結婚、出産、育児などライフステージの変化や年齢の変化で、自分の足りないところばかりを見つめ、自信を失い続けてしまいがちなんです。

大切なのは、他人と比べるのではなく、自分と向き合うこと。そうすることで心から好き、楽しい、幸せと感じることができ、本当になりたい自分に出会うことができます。

自分の幸せを決めるのは、ほかの誰かではなく、あなたです。見た目、価値観、ライフスタイル、人生などのなりたい理想像を明確にもって、自分軸で生きることで、年齢を重ねても自信をもち、イキイキと輝く自分になってください」

■2:自分の魅力を知り、魅せ方を知る

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自分を客観的に見て

「若いころに素敵に見える人やキレイな人は、顔立ちの美しさが際立ち、もともと美しい人がキレイに見えることが多かったりします。

しかし、年齢を重ねても素敵に見える人は、実は、もともとキレイな人や、生まれながら美人な人ではないんです。それは、自分を魅力的に魅せる魅せ方を知っている人。そして、それに向かって努力している人なんです。

自分の魅せ方とは、自分のすでにもっている魅力で相手の心を魅了する方法。『自分のことなんだから、私が一番よく知ってるわ』と思う人も多いかもしれませんが、意外にも、自分のことをわかっていない人が多いんです。

例えば、自分にはどんな特徴があるか? そして、それがどんな印象を相手に与えているか? あなたは、きちんと理論立てて説明することができるでしょうか? むずかしいですよね。

自分を魅力的に魅せる方法を知るには、自分のことを客観的に知り、自分の魅力を知ることが大切です。自分の魅力を知ることで、自分の魅力を生かすにはどうしたらよいかが分かります。あなたもぜひ自分の魅せ方を知って、年を重なるほど、魅力的になる女性を目指してください」

■3:立ち居振る舞いをエレガントに

「似合うファッションをした素敵な女性がいても、立ち居振る舞いが残念で、興ざめしてしまった。一方で、姿勢や立ち居振る舞いが美しく、素敵な女性に思わず目を留めてしまった。そんな経験はありませんか?

国際線CA歴15年の私が、多くの魅力的な同僚や先輩方、VIPを見てきたなかで感じたこと。それは、エレガントであることでした。日々研究するなかで、実はちょっとした意識で、誰もが素敵でエレガントな振る舞いはつくれることを学びました。

年齢を重ねた女性に目指していただきたいのは、ただキレイな女性ではなく、印象に残るキレイな女性です。エレガントな立ち居振舞を身につけることで、外見の美しさだけでなく、内面から滲み出る美しさ、品性、信頼なども相手に伝えることができます。

若さや、かわいさだけで許されていた時代とは違い、年齢を重ねた女性にとって、印象に残る洗練された大人の魅力を持つことは大切です。エレガントな立ち居振舞を身につけ、いくつになっても輝く女性を目指したいですね」

女性がやりたいことに「蓋をしない社会」を生きていきましょう

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年齢を重ねることが心底楽しい世の中に

森村さんは、日本では欧米と比べて、女性の生き方に関する考え方が異なると指摘します。

「日本はまだまだ欧米と比べると、女性は年齢を重ねることやママになることに対して、ネガティブなイメージがある気がします。私も実際にふたりのこどもたちを出産し、40代になったことで『こうすべき』という考えが先行して、『自分のやりたいことや可能性』に蓋をしていた時期がありました。

そうではなくて、女性がもっと年齢を重ねたり、ママになったりすることが楽しくなるような、そんな社会になって欲しい。年を重ねても、ライフステージが変わってもやりたいことをもち、自分らしくイキイキと輝く女性が日本中にあふれ、それが当たり前の世の中になって欲しいと思います」

自分の若いころに郷愁を寄せ、若い女性と比べては失望する…。それは、もはや時代遅れの女性がすることかもしれません。「自分の魅力を活かす」「自分らしさで勝負する」ことは、何歳からでも始められる自分を高めるワークといえそうです。

森村アキさん
イメージコンサルタント
(もりむら あき)国際線CAとして15年、世界中を飛び回りCA流ホスピタリティーと振る舞いを学ぶ。結婚、2度の出産、40代になったのを機におしゃれ迷子に。似合うものがわからないだけでなく、自分に自信がもてなくなる。その後、イメージコンサルタントに出会い、再び人生を楽しめるように。この感動をたくさんの方に伝えたいと思い、「見た目が変わればマインドが変わり人生が変わる」をコンセプトに、2019年イメージコンサルティングサロンElegance Codeをオープン。https://elegance-code.com/
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
石原亜香利
EDIT :
安念美和子、榊原淳
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