心新たに、晴れやかに、幸多き年迎え

すがすがしい空気に満ち、ゆったりと時が流れる新たな年の始まり。晴れがましい気持ちを着物に込めて、高揚感で輝く一日を過ごして。ふだんから和の装いを愛する杏さんがどこか懐かしい元旦の物語を背景に、瑞々しく着物をまといます。

「心躍る新たな年の幕開け。未知なる経験を通して縁をつないでいけたら」(杏さん)

お正月_1,着物_1
すみずみまで拭き清められた自宅に、なじみの顔が集まるお正月。鎌倉時代より織り続けられている博多織の着物をまとい、清らかに、凛と。深みのある墨黒の博多紬に紅色がアクセントになった献上柄の帯をキュッと締めて。着物¥150,000/反物価格・帯/名古屋帯¥78,000/反物価格・帯揚げ¥15,000・三分紐¥5,800・T.O.Dの帯留め¥7,500(OKANO GINZA SIX店)、半襟¥10,000(円居〈れん〉)、たすき/私物

「私にとって、和の装いは特別な装いではなく、ちょっとしたお出かけから、ときに撮影の現場に着ていくことも。シックな色だけでなく、鮮やかな色や柄も臆することなくまとえるのも着物の魅力です。

お正月はのんびり休むというよりも、おせちづくりをはじめ、家族のために働くことがここ最近の過ごし方。漆の重箱におせちを詰めて、晴れやかな日を祝います。

2020年は国内外を問わず、いろいろな場所を訪れて刺激を受け、経験値を上げていけたら…。そんな想いを抱きながら、新たな年を迎えるのが楽しみです」

大切な人を招き心が弾む、新たな年の始まりを祝って

お正月_2,家具_1
火鉢¥21,300(アンティーク山本商店)

清らかな陽のあたる縁側でお餅が焼き上がるのを待つ。火鉢を囲んで食べるお正月のお餅はいつも以上に美味に感じられるから不思議。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

問い合わせ先

PHOTO :
熊澤 透
STYLIST :
秋月洋子(着物)、chizu(プロップ)
HAIR MAKE :
西村浩一(angle/ヘア)、島田真理子(UM/メイク)
MODEL :
EDIT&WRITING :
川口夏希、古里典子(Precious)