グローバルに活躍するキャリア女性のお財布の中身を拝見!
令和で初のお正月を迎え、夏には東京五輪を控える2020年。めまぐるしい時代の変容と、祝福のムードに満ちた年だからこそ、お財布も新調して気分も機運もリフレッシュしたいと考えている方も多いでしょう。
そんな中、2020年1月7日(火)発売のラグジュアリーマガジン『Precious』2月号では、「プレシャスキャリアの『サクセス財布』2020」特集を展開中。今年買うべきベストウォレットを、7つのカテゴリーに分けてご紹介しています。
そこで、Precious.jpでは『Precious』2月号と連動し、キャリア女性たちがいったいどのようなお財布をどのように使っているのか、各方面で活躍する方々を取材しました。
「Stafflink Limited」共同創業者兼ディレクター・阿部好見さんのお財布事情に4つのポイントで迫ります
今回、お話を伺ったのは、流行のミニウォレットに早くから着目され、愛用されてきた「Stafflink Limited」共同創業者兼ディレクターの阿部好見さん。
外資系金融会社で活躍された後、国際的な人材派遣会社「Stafflink Limited」を創業し、レディメイド衣料品(RMG)関連事業も手がける阿部さんならではのグローバルな視点の中に、これから日本にもやってくるキャッシュレス社会における財布選びのヒントがたくさん詰まっていました。
■1:誰よりも早くキャッシュレス&ミニウォレットにたどり着いていた阿部さんは、シャネルのコインパースを使用
すでに数年前からミニウォレットを使用されていたという阿部さんは、
「世界的にキャッシュレス化の流れがきていると感じていたことと、私自身、身の回りの物を身軽にしたかったので、ミニウォレットを使い始めました。その頃は、周囲でミニウォレットを使っている人があまりおらず、種類もまだ少なかったです」と語ります。
このシャネルのミニウォレットの中には、
・クレジットカード×2枚
・銀行のキャッシュカード
・運転免許証
・健康保険証
の、合計5枚のみが入っているそう。
支払はほとんど現金を使わず、クレジットカードかスマホアプリで済ませているそうです。
■2:外資系金融会社時代のお財布は、日本のお札がギリギリ入るサイズのもの
「仕事も生活もコンパクト化を求めた結果、ミニウォレットにたどり着きました」
ミニウォレットを使い始めた頃、阿部さんは外資系金融会社にお勤めでした。こちらが当時のお財布です。
「営業職だったので飲食店などで支払をすることがあり、現金しか使えないお店もあったので、必ず現金を持ち歩いていました。3つ折り財布も考えたのですが、お札を曲げるとよくないという言い伝えを何かで聞いて、"日本のお札がギリギリ入るサイズ"の長財布を使っていました。
同僚からは、それに何が入るの?と不思議な目で見られていました(笑)」と、振り返ります。
「その当時の私の持ち物といったら、このミニ長財布、会社支給のブラックベリー、個人用スマホ、資料や新聞を読むためのiPad、以上。でした。」と阿部さん。お財布だけなく、持ち物すべてをスリム化されていたようです。
次の時代のライフスタイルを見つけるには?
情報感度が高そうな外資系金融業界の方々よりも先に、新しい時代のライフスタイルを実践されていたということで、筆者である私は、「次の時代の感覚はどうすればキャッチできると思いますか?何か意識されていることはありますか」と、伺ってみました。
「キャッシュレス化が進んでいるフィンテック以外の分野でもそうですが、これまでの伝統的な考え方や働き方、Webの世界とリアルな世界の共存といった"もの"自体の在り方など、あらゆる分野で破壊的イノベーションが起こっていると思います。
そうした中で、多様性に富んだ国籍や感覚に触れながら育ってきたStafflink Limitedの創業メンバーたちとともに、ビジネスでもプライベートでも、積極的かつ柔軟に新しい価値観を取り入れています。そういったスタンスが大切だと思っています」と、ご返答いただきました。
■3:小銭用のコインケースはエルメス
阿部さんは、小銭が必要なシーンに備えて、コインケースもお持ちです。ミニウォレットと出会う前は、デザインが気に入り、ずっとエルメスの長財布を使用されていたそうで、最後はクロコダイルに至るまで、様々な素材のものを使われていたんだとか。このコインケースもデザインに一目惚れだったそう。
海外へ出張や旅行の多い阿部さん。アメリカやフランスなど、世界各国にいきつけのショップがあり、日頃からそれらを回られているそう。そのとき、ときめきを感じた逸品を買う、というのが阿部さんのお買い物のスタイル。
■4:「お金が舞い込む」という縁起物!京都の舞妓さんの花名刺
財布から出ているお札は、「花名刺」と言われるもので、舞妓さんの名刺に当たるものです。お金が舞い込む縁起物とされ、京都通がこぞって集めているんだとか。
以前、阿部さんが外国の方との会食で京都に訪れた際、お座敷で二次会が開催され、舞妓さんとお名刺交換をされたそう。それ以来、お財布に欠かさずに入れているとのこと。
世界を舞台に活躍され、その体験から流行の一歩先をとらえて動く、モノ選び。日本でもキャッシュレス化の波を感じる昨今、阿部さんのお財布の流儀を取り入れてみれば、いよいよやってきた2020年代のスタイルをしっかりと掴むことができるかも知れません。
- TEXT :
- Precious.jp編集部