もともとクセのある髪は、加齢によって毛が細くなるとクセにうねりが加わって、スタイリングしにくい髪質になるもの。
そんな大人の悩める髪に応えてくれるのが、FIX-UP銀座店のヘア&メイクアップアーティスト、高橋紀衣さん。「広がりとうねりは、内側の髪というよりは表面を抑えればまとまりやすくなります。カールアイロンで巻いてしまえば、ツヤが出るし、うねりもクセも目立たなくなりますよ」
このアイロン技、ぜひマスターして。
【お悩み】すぐにうねって広がる髪を落ち着かせたい!
ミディアム代表:藤本久美子さん(52歳/コンサルタント)のお悩みを解消するには…
■髪型:アウトラインにグラデーションを入れず、あえて切りっぱなしにして動きを出す
藤本さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬) ★★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ (細→太)★★
- うるおい (乾→潤)★★
- 白髪の量 (多→少)★
年齢を重ねるごとに髪が細くなり、うねりが出てきた藤本さんの髪。「もともとのクセにうねりが加わっているので、無理に真っ直ぐに伸ばそうとしても、すぐ元通りになってしまいます。それならば、無理に伸ばさず、うねりやクセを生かした方が簡単。肩にかかる毛先はあえて切りっぱなしにしておくと、動くたびに跳ねるような無造作ヘアになります」(高橋さん)
■スタイリング:毛先は1カール、髪の表面は根元から2カールして動きをつくる
広がりやうねりを無理にのばすのではなく、カールアイロンでうねりもクセも巻き込んでしまうのがポイント。「うねったり広がりやすい髪は、乾燥しているケースがほとんど。仕上げにオイルをなじませてツヤ感を出してください。表面からなじませると、せっかくのウェーブがオイルの重みでのびてしまうので、内側から髪をかき上げるようになじませてください」(高橋さん)
■1:肩にかかる毛先を外巻きに1カール
■2:表面の髪は根元付近から2カール外巻きに
■3:前髪は内巻きに
■4:オイルを髪の内側からなじませる
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- クセやうねりは無理にのばさず、カールで目立たなくする
- 毛先とトップ~中間の巻き方を変えて、無雑作感を出す
- オイルは髪の表面ではなく内側からなじませる
「前髪は薄く短くカットしていますが、クセやうねりが強いとパックリ割れたり毛流れが乱れたりします。『短いし、量が少ないから…』と手抜きは禁物。一番目立つ部分なので、忘れずにカールアイロンで内巻きにしてください」(高橋さん)
問い合わせ先
FIX-UP銀座店
住所/東京都中央区銀座4-2-2 第一弥生ビル6F
TEL:03-6228-7277
営業時間:11:00~20:00 土・日・祝日10:00~19:00
定休日:月曜・火曜(定休日は祝祭日の場合は営業)
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- WRITING :
- 中島祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑