そろそろバレンタインに向けて、スイーツ売り場がにぎわい出すころ。
そんな中、明治が15歳から74歳の男女2,000人にアンケートを実施。2020年のバレンタインがどのような傾向になるのか、昨年末に行われた「チョコレート2019」にて発表されました。
令和初めてのバレンタインは「お礼はチョコで」がキーワードとなりそうです。
2019年はルビーチョコレートが話題に
ダーク、ミルク、ホワイトチョコレートに続く第4のチョコレートとして2019年に登場したのが、ルビーチョコレートでした。
バリーカレボー社が開発したオリジナルチョコレートで、ベリーのように甘くフルーティーな味わいが楽しめます。ピンクという色味が「ラブ」ともマッチし、一躍話題となりました。
また、多くのメーカーがチョコレートの茶色にカラーをほどこす取り組みを始めたのも特徴的。これはチョコレートでの“インスタ映え”を意識したものと言えるでしょう。
アンケート調査からわかった!2020年バレンタインの新傾向3選
■1:義理ではなく感謝を伝える「サンクスチョコ」が主流に
「義理チョコ」を贈る相手として多いのが父親や兄弟などの家族だったり、職場関係の人です。しかし、年中行事だから、というよりは、日頃の感謝を伝えるためのものとしてプレゼントしている人が増えています。
「義理チョコ」と言うとガッカリされてしまうかもしれませんが、感謝の気持ちのギフトであるということを一緒に伝えられるといいですね。
■2:チョコレートの予算が少しだけアップ!
自分へのご褒美チョコの予算は横ばい。恋人や女友達、父親へのチョコは減額傾向ですが、配偶者や職場関係へのチョコの予算はアップしています。全体で見てみると、2019年よりも200円が予算はアップしているのだそう。
職場関係にいたっては、2019年のほぼ2倍の予算になっています。これは職場で男女問わず多くの人に渡すことも理由のひとつ。ひとりひとりに対してはささやかなものでも、たくさんの人に配れば予算も増えます。今や義理チョコが、職場の人間関係を円滑にする大きな役割を担っているのかもしれません。
■3:相手のニーズに合わせたチョコをチョイス
近年、カカオポリフェノールにはさまざまな健康、美容効果が期待・注目されるようになっています。
そのため、自分へのご褒美や女性の友人には美肌によさそうなチョコを、夫や父親へは糖質の吸収がゆるやかなチョコ(低GI食品)を……というふうに、相手の健康や美容を考えたチョコレートを選ぶ傾向に。これも相手のことを思いやった愛情のひとつなのかもしれませんね。
10代では、父親への手づくりチョコレートを贈るのが主流になると予測されています。手づくりは重い、と取られる場合がありますが、娘からの手づくりなら父親にとって嬉しくないはずがありません。渡す側としても安心して親孝行ができます。
また、2020年のバレンタインデーは金曜日ということもあり、10代・20代はおうちでゆるくチョコレートパーティーをする意向が高くなっています。消費税8%据え置きによる中食傾向も理由のひとつとなりそうです。
バレンタインまでもう間もなく。
2020年は、本命に愛を伝えるのはもちろんのこと、お世話になった人たちに、感謝の気持ちを伝えるバレンタインチョコレートも贈ってみてはいかがでしょうか?
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ふくだりょうこ