世界中が注目するファッショニスタ、オリビア・パレルモからスタイルアップの「コツ」を学ぶ本企画。シリーズ14回目では、オートクチュールのコレクション会場でキャッチした、オリビアのドレスアップスタイルを特集します。今回は、独自に生み出す「黄金比率」を分析し、スタイルアップのコツを読み解きます。いつでも美スタイルを保っている、その「秘訣」はどこに!?
■1:甘さを引き立てる巧妙な辛口テクニック
Giambattista Valli(ジャンバティスタバリ)の会場では、天使のような総レースのワンピースで現れたオリビア。少女のピュアさを感じさせるフリルやリボンのあしらいを大人っぽく仕立てたのは、足元にセットしたGivenchy(ジバンシィ)のシューズの存在でした。メンズライクなシルエットが絶妙なセンスを発揮。甘辛バランスで魅せる上級者テクニックは、ここぞという時のためにマークしてみては。
■2:上品をモードに格上げる絶妙な「透け」
育ちのよさが際立つ上品なDior(ディオール)のラッフルジャケットをモードに昇華させたのは、ハリ感のあるボリュームスカートでした。ピッチの太いプリーツとほのかに透ける素材感が、重厚感の中にも軽やかさを演出しています。さらには、ピンク色のサングラスが、コーデ全体をモダンに味つけています。
■3:ハートマークでスタイルアップ
Schiaparelli(スキャパレリ)の会場では、オリビアらしい大人の遊び心を大放出。コミカルなデザインも、ファッショニスタの腕にかかればモードに昇格! 全体のトーンを白でシンプルにまとめたことで、目線がハートに集中し、スタイルアップ効果も狙えます。ジミー チュウのフラットシューズも控えめなデザイン。
なんとも麗しいオリビア・パレルモのドレスアップスタイルの数々、いかがでしたか? 彼女がいつでも美しいのは、自分に似合うシルエットを熟知していることにあります。まずは自分に似合うシルエットを分析して、自分だけの黄金比率を見つけてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 石原あや乃