【第1問】ワイングラスを持つときは、ボウル部分ではなくステム(脚の部分)を持つべきである。
「YES」と答えたあなた、△です。
これはステムを持たないのがNG、と思っている方も多いと思います。
その理由は、ワイングラスの持ち方に関しては、「ワインに手の温度が伝わらないよう、ステムを持つべきである」という考え方が、日本では浸透しているため、のようです。
しかし、欧米ではボウルを持つほうが一般的なようです。
「ワインに手の温度が伝わらないよう、ステムを持つ」のは、プロのソムリエがテイスティングを行う時の持ち方であり、
一般的にワインを楽しむときには、不安定なステムよりもボウルを持つ方が良い、というのが欧米での考え方のようです。
また、高級なワイングラスの中には、ステムにカットや金箔などの装飾を施したものがあり、そのタイプのグラスを供された場合は、装飾を手で隠さずに楽しむため、ボウル部分を持ったほうが良いでしょう。
グラスに装飾がない場合は、ステムを持っても、ボウルを持っても、不正解にはなりません。
あいまいですが、日本人だけのお席ではステムを。
欧米の方と同席の場合はボウルを…と、持ち方を変化させ、場の雰囲気に合わせるとよいかもしれませんね。
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱