ご自身のワードローブにある白い服の数を数えたことがありますか? 「白」は決しておしゃれ上級者のモノではありません。少量のアクセントにしてもよし、大胆にオールホワイトでもよし。白の着こなしの可能性は無限大! 特に黒との「メリハリ配色」なら、白ならではの清潔感が際立ちます。白の分量を変えて検証してみました。
■1:「白80%」オールホワイトの装いは黒小物でピリリと引き締めて
スカートのウエストにあしらった太いリボンベルトが、メリハリシルエットをつくる白のセットアップ。ハリのあるコットン地だから、甘くなりすぎず、程よくカジュアルなのが今年流。そこに、ノーブルな黒×ゴールドのバッグと靴を配し、ピリリと効かせることで、大人にふさわしいモノトーンの着こなしが完成です。黒小物でキレよく辛口にキメれば、夏の日差しに映えます。
■2:「白50%」白を全身にちりばめて立体的なモノトーン配色に
ヒップが隠れるロング丈の黒ニットに、しなやかな白のワイドパンツを合わせた今年らしい装い。さらに、白×黒ストライプのスカーフや白小物を加えていくと、着こなし全体に奥行きが生まれ上級センスを演出できるので、初夏らしいエレガンスが香り立ちます。
■3:「白30%」トップスにだけ白を投入し顔映え効果を狙って
上半身に白を合わせれば、肌色が輝くレフ板効果で美人オーラに包まれます。ランダムに並ぶゴールドボタンがアクセントになった黒いラップスカート。直線的なシルエットながら、タイトスカートとはひと味違う、小粋さが漂います。鎖骨の見える絶妙な襟開きの白トップスをインして、上半身をコンパクトにまとめると、着やせして見えるだけでなく、ハイライト効果で顔周りの印象もぐっと華やかになります。スカートの色味とリンクする黒いストラップサンダルを投入し、統一感を図りつつキレのある足元に。
■4:「白10%」少量加えた白が着こなしに軽やかな抜け感を生んで
定番のモノトーン配色を、今年らしく輝かせるなら、スポーティなアイテムを選択するとよいでしょう。ほんのり光沢のある黒のMA-1風ブルゾンは、フレアスカートのように揺れるシルクパンツを合わせ、女らしい華やかさを。夏に重たく見えがちな黒の着こなしも、インナーに白ニットを合わせれば、すっきりと涼しげな印象のまま鮮やかにトーンアップしますね。
以上、白の印象を最大限に生かせる「メリハリ配色」を分量別に4パターン紹介しました。今度ファッションに白を取り入れるとき、白×黒の絶妙なバランスをいろいろと試してみてはいかがでしょうか?
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※掲載した商品の価格は、すべて税抜きです。
※この情報はPrecious2017年7月号(6月7日発売)を再構成したものです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious7月号』小学館、2017年
- PHOTO :
- 竹内裕二
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- 福沢京子
- MODEL :
- RINA
- EDIT&WRITING :
- 小林 綾、遠藤智子(Precious)