ご自身のワードローブにある白い服の数を数えたことがありますか? 「白」は決しておしゃれ上級者のモノではありません。少量のアクセントにしてもよし、大胆にオールホワイトでもよし。白の着こなしの可能性は無限大! 特に黒との「メリハリ配色」なら、白ならではの清潔感が際立ちます。白の分量を変えて検証してみました。

■1:「白80%」オールホワイトの装いは黒小物でピリリと引き締めて

トップス¥75,000・スカート¥118,000(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉) ブレスレット[太]¥340,000(アルテミス・ジョイエリ) [細]¥1,500,000(ケイテン) バッグ¥240,000(ロベルタ ディ カメリーノ) 靴¥89,000(セルジオ ロッシ)
トップス¥75,000・スカート¥118,000(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉) ブレスレット[太]¥340,000(アルテミス・ジョイエリ) [細]¥1,500,000(ケイテン) バッグ¥240,000(ロベルタ ディ カメリーノ) 靴¥89,000(セルジオ ロッシ)

スカートのウエストにあしらった太いリボンベルトが、メリハリシルエットをつくる白のセットアップ。ハリのあるコットン地だから、甘くなりすぎず、程よくカジュアルなのが今年流。そこに、ノーブルな黒×ゴールドのバッグと靴を配し、ピリリと効かせることで、大人にふさわしいモノトーンの着こなしが完成です。黒小物でキレよく辛口にキメれば、夏の日差しに映えます。

■2:「白50%」白を全身にちりばめて立体的なモノトーン配色に

チュニック¥55,000・パンツ¥62,000(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) イヤリング¥82,000(アルテミス・ジョイエリ) スカーフ¥18,500(マッキントッシュ青山店) ブレスレット/〝マテリア デザイン〟[5連]¥10,000・〝ツゥリグエッタ〟[1連]¥15,000(プレインピープル丸の内) バッグ¥249,000・靴¥115,000(JIMMY CHOO)
チュニック¥55,000・パンツ¥62,000(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉) イヤリング¥82,000(アルテミス・ジョイエリ) スカーフ¥18,500(マッキントッシュ青山店) ブレスレット/〝マテリア デザイン〟[5連]¥10,000・〝ツゥリグエッタ〟[1連]¥15,000(プレインピープル丸の内) バッグ¥249,000・靴¥115,000(JIMMY CHOO)

ヒップが隠れるロング丈の黒ニットに、しなやかな白のワイドパンツを合わせた今年らしい装い。さらに、白×黒ストライプのスカーフや白小物を加えていくと、着こなし全体に奥行きが生まれ上級センスを演出できるので、初夏らしいエレガンスが香り立ちます。

■3:「白30%」トップスにだけ白を投入し顔映え効果を狙って

ブラウス¥48,000・スカート¥48,000(ユニット&ゲスト〈Tibi〉) バッグ¥199,000(トッズ・ジャパン) 靴¥98,000(JIMMY CHOO)
ブラウス¥48,000・スカート¥48,000(ユニット&ゲスト〈Tibi〉) バッグ¥199,000(トッズ・ジャパン) 靴¥98,000(JIMMY CHOO)

上半身に白を合わせれば、肌色が輝くレフ板効果で美人オーラに包まれます。ランダムに並ぶゴールドボタンがアクセントになった黒いラップスカート。直線的なシルエットながら、タイトスカートとはひと味違う、小粋さが漂います。鎖骨の見える絶妙な襟開きの白トップスをインして、上半身をコンパクトにまとめると、着やせして見えるだけでなく、ハイライト効果で顔周りの印象もぐっと華やかになります。スカートの色味とリンクする黒いストラップサンダルを投入し、統一感を図りつつキレのある足元に。

■4:「白10%」少量加えた白が着こなしに軽やかな抜け感を生んで

〝マックスマーラ〟のブルゾン¥146,000・パンツ¥64,000・バッグ¥196,000・〝スポーツマックス〟のニット¥53,000(マックスマーラ ジャパン) ブレスレット手首側から/[2連]¥225,000・[1連]¥740,00(0 TASAK〈I M/G TASAKI 〉) 靴¥63,000(JIMMY CHOO)
〝マックスマーラ〟のブルゾン¥146,000・パンツ¥64,000・バッグ¥196,000・〝スポーツマックス〟のニット¥53,000(マックスマーラ ジャパン) ブレスレット手首側から/[2連]¥225,000・[1連]¥740,00(0 TASAK〈I M/G TASAKI 〉) 靴¥63,000(JIMMY CHOO)

定番のモノトーン配色を、今年らしく輝かせるなら、スポーティなアイテムを選択するとよいでしょう。ほんのり光沢のある黒のMA-1風ブルゾンは、フレアスカートのように揺れるシルクパンツを合わせ、女らしい華やかさを。夏に重たく見えがちな黒の着こなしも、インナーに白ニットを合わせれば、すっきりと涼しげな印象のまま鮮やかにトーンアップしますね。

以上、白の印象を最大限に生かせる「メリハリ配色」を分量別に4パターン紹介しました。今度ファッションに白を取り入れるとき、白×黒の絶妙なバランスをいろいろと試してみてはいかがでしょうか?

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※掲載した商品の価格は、すべて税抜きです。
※この情報はPrecious2017年7月号(6月7日発売)を再構成したものです。

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
『Precious7月号』小学館、2017年
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
竹内裕二
STYLIST :
大西真理子
HAIR MAKE :
福沢京子
MODEL :
RINA
EDIT&WRITING :
小林 綾、遠藤智子(Precious)