ファッションジャーナリストの藤岡篤子さんが、現在開催中の2020年AW コレクションの様子をリアルタイムでお届けしている本企画。本日は、パリコレクション3日目の様子を、現地からレポートします!
今日も大忙しのパリコレ DAY3。サンローラン、ロジェ ヴィヴィエ、ディオールへ
ciao、藤岡篤子です。
パリの朝は、なぜだかお天気のご機嫌が良くないです(苦笑)。朝から雨模様ですが、今日は絶対に見逃せない展示会が目白押し。Saint Laurent(サンローラン)、Roger Vivier(ロジェ ヴィヴィエ)、DIor(ディオール)……そして、コレクションもたくさん! 本日は、なかでも印象深かったロジェ ヴィヴィエの展示会をご紹介します。
心踊るロジェ ヴィヴィエの展示会で、世界を代表する美女をキャッチ!
ロジェ ヴィヴィエの展示会は、いつも趣向を凝らしたつくりになっているので「今季はどんな演出なのか?」 と、行く前から興味津々。
会場に行くと、なんとレッドカーペットがエントランスに敷いてあり、ゲストはセレブリティー気分で迎えられました! 今回のテーマはSENSORAMA(センソラマ)。視覚、嗅覚、聴覚といった、五感のすべてで刺激を受けながら、最新コレクションを鑑賞するという仕掛けです。
ピンクのファブリックに覆われた触覚が刺激されるお部屋で、ヴェルサイユ宮殿の高級娼婦に扮した色っぽいキャラクターを見ていたら……
アラビア版『VOGUE』の初代編集長でサウジアラビアのプリンセス、ディーナ妃に遭遇
なんと前回のコレクション会期中に何度も撮影させていただいた、サウジラビアのディーナ妃とばったり!! 素敵なプラネットグリーンのコートにグリーンのバッグとホワイトのスニーカーをあわせたスポーティーモダンな姿でポーズをとってくださいました。相変わらず、感じが良くて美しかったです〜!
世代を超えて愛される世界的ファッションアイコン、イネス・ド・ラ・フレサンジュをキャッチ
視覚を刺激するお部屋に上がろうとしたら、今度はイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)にばったり。ロジェ ヴィヴィエのグローバル・アンバサダーを務める彼女は、普段からロジェ ヴィヴィエを愛用する姿を、たびたびキャッチされています。
本日は、ペンシルストライプのダブルのテーラードジャケットのなかに、ペーズリー風のプリントシャツをイン。そして、ワイドシルエットのデニムを合わせるという、彼女が得意とするスタイルで軽やかに登場。
「素敵なアクセサリーね」と話しかけると、「全部私のブランドよ」とにっこり微笑んでくれました。
確かに、彼女はシグネチャーブランド「イネス・ド・ラ・フレサンジュ(INES DE LA FRESSANGE)」のクリエイティブ・ディレクターも務めていらっしゃいます。
胸元には、太めのチェーンのペンダント2本を重ね付け。そして、腕にはレザーの紐ブレスレットをさりげなく巻くなど、細部までパーフェクト!
もう、いつ見ても本当にエレガントです。こんなにカジュアルなのに、隙がなく、完成度が高く思えるのは、チャーミングな笑顔のせいでしょうか?
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本日は、ロジェ ヴィヴィエの展示会でスナップした世界的ファッションアイコンにフォーカスしました。明日もぜひお楽しみに!
本日は、2020年AW パリコレクションDAY3の様子をお届けしました。藤岡さんのインスタグラム(@fiorinatokyo)でも、パリコレクションの様子が投稿されています。気になる方は、チェックしてみてくださいね。
- TEXT :
- 藤岡篤子さん ファッションジャーナリスト
- WRITING :
- 藤岡篤子
- EDIT :
- 石原あや乃