春は、ファッションはもちろん、インテリアの楽しみもさまざまに広がる季節。

「暮らしのなかに、新しい素敵なものや新しい気持ち、新しい習慣を取り入れてみると、毎日がワクワクしてきます」と、インテリアのプロであるスタイリストの中林友紀さんは言います。

日々の暮らしを心地よく、楽しく、美しく彩るアイテムたち。経てば自分だけの特等席で本を読んだり、気持ちいい日差しを感じながらベランダでゆっくりお茶を飲んだり…と、新たな幸せの時間を紡ぐきっかけになるインテリアをひとつ、手に入れてみて、と。

この春からの毎日を心豊かにするヒントにと、中林さんと選んだ「インテリアの名品」をご紹介します。

ブラックフレームが、モダンさと新しい気分を添える、エスニクラフトのサイドボード

シンプルで優しく、心地いい。そんな木の自然な風合いが漂う家具が好き、という人は多いでしょう。そこに「この春、取り入れてみたいのが、ブラックフレームの家具」と、中林さん。

なかでも注目は、ベルギー生まれのエスニクラフトのサイドボード。ブラックメタルとウッドを黒くペイントした側面が、上質なオーク材をスタイリッシュに印象づけます。

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無垢材の質感を生かしたシンプルで美しい家具で知られる、エスニクラフト。このサイドボードは奥行き45cmとスリム。サイドボード¥420,000【幅180×奥行き45×高さ80cm】(ザ・コンランショップ〈エスニクラフト〉)、サイドボードの上、左から/テーブルランプ「BLOSSI」¥110,000(リンインクープ〈NUURA〉)、ストーンウェアのショートベース¥15,000(ジェネラルファニシングスアンドコー〈TINA MARIE〉)、ゾウのオブジェ¥3,500(西洋民芸の店 グランピエ)、アートワーク「STRUCTURE」フレーム付き¥60,000(ナップフォード・ポスター・マーケット)、オーバル形¥8,000・フラワーベース「Primula」大¥10,000(イルムス日本橋〈ホルムガード〉)、パキスタンのかご¥3,000(西洋民芸の店 グランピエ) [Precious2020年3月号224-225ページ]

「インテリアに黒を取り入れると、冷たい印象になるかも…と心配する人もいるけれど、そんなことはありません。こんな黒の使い方なら、クールすぎず、部屋をモダンに洗練してくれます」。

さらには「上部が黒になっていて、小物がオブジェのように映えるのも魅力」。小さなギャラリーをもつように、季節ごとに「飾る楽しさ」もあるのです。

※掲載した商品は、すべて税抜です。

問い合わせ先

ザ・コンランショップ

TEL:0120-04-1660

PHOTO :
本多康司
STYLIST :
中林友紀