エチオピアの皇帝専属の時計師から続く、一族の物語

【関連記事:ロンドンの世界最古のダイヤモンドカンパニーに潜入(前編)】

今、バックス&ストラウスは、スイスの名門時計ブランド、フランク・ミュラー社と業務提携しています。つまり、ムーブメントの面においても世界最高峰ということになります。

さて、ここまで聞いてきて、もうひとつの疑問は、「なぜ世界最古のダイヤモドカンパニーが、ジュエリーじゃなくて時計にビジネスの中心を置くのか?」ということです。そこにはカナジャン社長の個人的な思いが深く関わっていました。

実はカナジャンさんのお父様は、時計師でした。しかもエチオピアの皇帝付きの専属時計職人だったのだとか。今も、ロンドンのメイフェア、Grosvenor Street(グロヴナーストリート)にあるバックス&ストラウスのブティックのVIPルームには、カナジャン社長のお父様の写真や、お父様の時計学校時代の賞状が飾ってあります。そこに家族の深い絆があることにも、アンドリュー、感動です!

なんともラグジュアリーでエレガントなバックス&ストラウス社のダイヤモンド・ウォッチ。
なんともラグジュアリーでエレガントなバックス&ストラウス社のダイヤモンド・ウォッチ。
 
 

さてさて、昨今、時計業界は世界的にも活況を呈していて、次々と魅惑的なモデルが発表されます。そんな中にあって、バックス&ストラウス社の時計が、ほかのどのブランドにもない存在感を放っているのは、社長のカナジャンさんのこんなキョーレツなこだわりがあってなのだと、インタビューを終えて感じた次第です。(ちなみにこのインタビューの模様と写真は、弊社の別の雑誌『和樂』10・11月号にて掲載されます)

フランク・ミュラー・ウォッチランドで、その脅威の輝きを堪能しよう!

 
 

追伸

6月、ロンドンで、バックス&ストラウス社社長のカナジャンさんのインタビューをしましたが、7月に東京千代田区一番町の英国大使館で、カナジャンさんに再会しました。バックス&ストラウスが支援する、イングリッシュ・ナショナル・バレエの日本公演に合わせてのバックス&ストラウスのレセプション出席のための来日の折でした。華やかな英国大使公邸でのパーティ。そして眩いばかりのバックス&ストラウスのダイヤモンドウォッチに、夢のような一夜でした。

英国大使公邸の広間で開かれたパーティには、イングリッシュ・ナショナル・バレエのメンバーも加わって、華やかで優雅な雰囲気に。
英国大使公邸の広間で開かれたパーティには、イングリッシュ・ナショナル・バレエのメンバーも加わって、華やかで優雅な雰囲気に。

バックス&ストラウスの腕時計は、提携するフランク・ミュラーのお店、「FRNANCK MULLER WATCHLAND TOKYO」「FRANCK MULLER WATCHLAND OSAKA」「FRANCK MULLER WATCHLAND FUKUOKA」をはじめ、日本橋三越本店、大阪難波高島屋、大阪心斎橋大丸でも見ることができます。

買う買わないは別にして、世にも美しすぎるバックス&ストラウスのダイヤモンドウォッチの空前絶後の輝きを、是非とも実物でご覧になることをお勧めいたします。

さあ、今回も超へたくそな文章におつきあいいただきまして、Sorry! Sorry I am sorry, indeed! でございます。

次回は何についてお書きするか・・・とりあえず、月が出たからさようなら・・・。

 
 
この記事の執筆者
自称大阪生まれ、イギリス育ち(2週間)。広島大学卒(たぶん本当)。元『和樂』公式キャラクター。好きなもの:二上山、北葛城郡、入江泰吉、Soho Squre、Kilkenney、Hay-on-Wye、Mackintosh、雨の日、Precious、Don’t think twice, it’s all right.