春は、ファッションはもちろん、インテリアの楽しみもさまざまに広がる季節。

「暮らしのなかに、新しい素敵なものや新しい気持ち、新しい習慣を取り入れてみると、毎日がワクワクしてきます」と、インテリアのプロであるスタイリストの中林友紀さんは言います。

この春からの毎日を心豊かにするヒントにと、中林さんと選んだ「インテリアの名品」のひとつをご紹介します。

部屋に、「自分だけ」のリラックスコーナーをつくる。シカ デザインの籐のラウンジチェア

本を読んだり、ほっと落ち着くひとときを過ごしたり…。家の中の好きな場所を「自分だけのコーナー」にできる大好きな椅子が一脚あれば、心地いい時間が増えるはず。そんな視点で暮らしに加えるなら…と中林さんが教えてくれたのが、デンマークのラタン家具の老舗シカ デザインです。

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フランコ・アルビーニデザインのオットマンも、サイドテーブルとしても使える名品です。ラウンジチェア¥69,000【高さ64×幅80×奥行き80㎝、シート高25㎝】・オットマン¥37,000(アクタス〈シカ デザイン〉)、ポスター「Ivan Chermayeff」フレーム付き¥76,000(ナップフォード・ポスター・マーケット)、ラグ「Antiquarian」¥180,000(オルビテックス)、メタルジャグ/参考商品(ザ・コンランショップ)、インド製の木のスティック各¥12,000(西洋民芸の店 グランピエ) [Precious2020年3月号228ページ]

建築家でもあったヴィゴ・ボーセンが手がけたこのラウンジチェアをはじめ、古き時代の職人の名作を継承するブランドです。ラタンだけを使って手作業でつくられる、なめらかな曲線を描く椅子は、美しく、体を優しく包み込んでくれるよう。

「エレガントなのにカジュアルさがあるチェアは、空間に軽やかさを生んでくれます。春にもいいし、実はファーやクッションを合わせたりすると、冬にも映えるんです」(中林さん)

※掲載した商品は、すべて税抜です。

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PHOTO :
本多康司
EDIT&WRITING :
川村有布子、古里典子(Precious)